#001〜#050  #051〜#100  #101〜#150  #151〜#200 #201〜#250 #251〜#300 #301〜newest



日々コレ好物 〜 Favorite collection of my daily life





#300  あめ ねこ あじさい  〜  Sunday at Home



     Ricky Lee Jones




       





                        






   





                             






               










  









                            








       







            










               









                               









             











                           








    







                    









     







                 







       



                              2011年6月27日






   













#299  花を観る  〜  I have a stuffy nose



     



『楽書展』におじゃましました。

書かれた方が、どんな思いで言葉を選び、どんな思いをそこに込められたか・・・

そんな事を想像しながら楽しく拝見させていただきました。





      



これは 楽書 を主宰されておられる陽子先生の作品。

写真家の方が撮影されたプリントに直接アクリル絵の具で書かれたとの事。

情景の中に言葉が浮遊している様な・・・

そんな不思議な気分に誘われるすばらしい作品でした。





      




そして、こちらは愛猫家の方の作品。

被災した動物たちへのメッセージだそうです。




さて、本日、特に心に留まった作品が一つ。


時代を感じさせる木の額。

ふんわりと優しい質感で、落ち着いた色調の布地。

白い和紙に凛と黒い墨跡。

印象的な 「一」 のかたち。


    万能を一心につなぐ


〜まんのうをいっしんにつなぐ〜 と読み、

世阿弥の伝書花鏡からの言葉との事。

鑑賞を終えて入った近くのラーメン屋で、辛味噌ラーメンをすすりながら携帯で調べてみました。

いろいろ見ていくと、


「無心の位にて、わが心をわれにも隠す、

安心にて、せぬすきの前後をつなぐべし、これ即ち万能を一心にてつなぐ感力なり」


と、あります。

んー言葉としては何となくわかるような気がしますが・・・

無心でいながら、自分の心を自分にも隠し、心を安らかに保つって・・・・

ゾーンにある自己を客観的にコントロール出来る状態という事でしょうか?


「せぬ所が面白き など云う事あり・・・・・

・・・・・あらゆる品々のひまひまに、心を捨てずして、用心を持つ内心也。

この内心の感、外に匂いて面白きなり。」


何もしていないところが面白い・・・

何もしていないけれど内面では何かがされていて、それが外に匂い、

それを嗅ぎ取る能力のある人にはそれが魅力として感じられる。


んー せめて、嗅ぎとれる人になりたい・・・・・

現在、風邪気味で鼻づまりですが。


たくさんの良い作品、よい言葉との出会いに感謝です。

                     2011年5月12日






      






       Keith Jarrett










   「この辺はまだいいけど、ちょっと離れたところは町がヘドロだらけ、

   今まで嗅いだ事のない匂い。海が人間に(ヘドロを)返してよこした。」


   仕事でおじゃました岩手県山田町で地元の方から伺ったお話です。



    http://www.youtube.com/watch?v=kP_JoN-94cI&feature=related







#298  また会えたね  〜  acquaintance


 「いい朝ですね!」  

   





 「頭なでていい?」

   


 「だめ?」  


                          2011年5月25日





   






       元気です







#297  木喰三昧  〜  sign





  虫の書






         











         











         











         











           



                          at Kamakura Kenchoji




                          2011年5月21日






       




        Bill Evans & Toots Thielemans






#296  みどりはじめました  〜  Would you like some mayonnaise?


私が出張で留守の間にお越し下さったお客様が、余震に備えて閉め切っていたお蔵の扉をご覧になり、

「お蔵を通して見える緑が早く復活するといいですね。」

と、おっしゃって下さったとの事。

余震シフトで雑然としていたお蔵を整理しながら、妻がそんな事を教えてくれました。

以前いらしていただいた時、暗がりの奥に見える庭の緑に大変感動されたとの事。

いろんなかたちで当社を味わっていただいているのだと、とてもうれしくなりました。

       

そして本日、

配置もレギュラーに戻り、お蔵もスッキリきれいになりました。

陽気も好くなりましたので、このへんで扉も障子も開け放ち、

今シーズンの緑解禁! と相成りました。


                           2011年5月19日






          




             First of May







#295  関係者?  〜  At Your Own Risk

「にゃにか問題でも?」  


国立西洋美術館搬入口 立ち入り禁止区域にて悠然とお昼寝。




    



                2011年5月18日



                The Rolling Stones









    おしらせ


    岡部先生が主催する楽書講座の皆さんの作品展のお知らせです。




      Sunrise



    楽書展 2011 希望

    ■2011年6月10日(金)〜6月12日(日)

    ■10:00〜17:00(最終日は16:00まで)

    ■山形国際ホテル 4F メセナホール

      http://moon.ap.teacup.com/rakusyo/







#294  仮にそれをXとする  〜  No name


自分の心が感じている心地好さを何とか他者に伝えたい。

でも、

うまく伝える事が出来ない・・・・。

そんなもどかしさを感じた時、


  あぁ〜! こんな気持ち〜 あぁ〜 うまく言えた事がない〜 ない あい あい


RCサクセションが歌う♪トランジスタ・ラジオのこのフレーズが、

春先のポカポカ陽気の高校の屋上のイメージとともに、頭の中で鳴り始めます。


私がただ知らないだけで、

私がうまく表わす事が出来ない感じ方を的確に表す言葉がどこかに存在するのかもしれません。

でも、

感じ方や気持ちを表す言葉の成り立ちは、初めに言葉ありきではなく、

感じ方が最初にあって、それに名前が付いたわけでしょうから、

厳密に言えば、名前の付いていない感じ方は、

白と黒の間に無限の色があるように、

ドとレの間に無限の音があるように、

感じ方の数だけあるのかもしれません。



今日は連休の最終日。

市民会館大ホールで行われたダンス・スペースの 

『DEPARTURE これから』 と題された発表会におじゃましました。

30近いパフォーマンスが、あっという間に終わった感じがしたのは、

振付、ダンス、音楽、照明、構成などが、単なる発表会の域を超え、

エンタテイメントとして成立している事を証明していると思いました。

特に印象的なパフォーマンスとして 「水と光の奇跡」 という作品がありましたが、

その中のワンシーンによって自分に生じた変化に私は戸惑いを覚えました。

それはパフォーマンスの終盤だったでしょうか、

白い衣装を身にまとった8人の少女たちが空を見上げ、その視線の先を次々に指し示しました。

その瞬間、なぜか私に鳥肌が立ったのでした。

その事に単純に名前を与えれば、「感動」 ということなのでしょうが、

何となくそれを感動とは呼びたくないと思いました。

「それでは何?」 と自分に問うてみても適当な言葉が見つかりません。


「今の ザワッ って一体何?」


ザワッ に名前を与えないと落ち着かない私の頭の中に、例のフレーズが彼の声でフェードインしてきました。

  
  あぁ〜! こんな気持ち〜 あぁ〜 うまく言えた事がない〜 ない あい あい


言葉が一番雄弁だなんて、とっても勝手な思い込み。

それにしてもあの時の ザワッ って・・・・

                                2011年5月8日







     





         Was (Not Was)









#293  声  〜  a cappella


連休終盤、お店番。 一人事務所で、人間の声を楽しむ。




ハスキーな声がイイです。途中で飛ぶカモメが楽しい。

 ♪ドン・ヘンリーのボーイズ・オブ・サマー



シンディー・ローパーメドレー

 ♪トゥル―・カラ―ズ  タイム・アフター・タイム




歌詞に合わせた小芝居が楽しい!

 ♪スティーブン・スティルスのラブ・ザ・ワン・ユァ―・ウイズ




ロック を バラク に変えて!

 ♪ポール・サイモンのラブ・ミー・ライク・ア・ロック




いいなぁーこんな感じ!演ってる方も観てる方もホント楽しそう!!

 ♪ポール・サイモンの僕とフリオと校庭で




ボーカルとコーラス、リードギターのトラックを抽出したものでしょうか?

 ♪クイーンのラブ・オブ・マイ・ライフ




ガリレオ ガリレオ! 画面に目が釘付け!!

 ♪クイーンのボヘミアン・ラプソディー




長い電車が走ってく!

 ♪ドゥ―ビ―・ブラザースのロング・トレイン・ランニング



マルチトラック

 ♪雨に唄えば



            2011年5月5日









#292  お店番なのでずっと  〜  all along the web site with some milk tea


連休初日、一人事務所で、ボブ・ディランの名曲をいろんな人の演奏で楽しむ。




安心できる疾走感! 女性ドラマ―がカッコイイ!!

 ♪エリック・クラプトン と レ二―・クラビッツ



砂埃指数の低い疾走感! オルガンが醸し出す緊迫感が心地好い!


 ♪ディブ・メイソン



スムースでスペイシ―な疾走感! ジミヘンを踏襲しつつのイントロがもう・・・!

 ♪フランク・マリノ&マホガニー・ラッシュ



幌馬車の疾走感! 乗った事ないけど・・・

 ♪リッチ―・ヘブンス



むさくるしい疾走感! Play it loud!

 ♪ブルース・スプリングスティーン と 二―ル・ヤング



屋根裏の疾走感! イイ!

 ♪アコースティック・カバー



若草色の疾走感! ベース音が魅力的!

 ♪タートル・アイランド・カルテット



ヒッチハイクな疾走感! 

 ♪マイケル・ヘッジズ



Jokerの疾走感!

 ♪XTC




お洒落イングリッシュマンの疾走感! 目に浮かぶのはユーロな古城。

 ♪ポール・ウェラー



砂埃まみれの疾走感!

 ♪ボブ・ディラン と グレートフル・デッド



Talk is cheap.

 ♪ジミ・ヘンドリックス




                            2011年4月29日









#291  Never enough  〜  I need more lights


なぜか懐中電灯に惹かれます。

新婚旅行でハワイに行った時もホームセンターで2種類ほど求めました。

新妻は 「?????」 だったようです。


先日、ある方から

「地震で停電になった時、何だか知らないけど中学生の娘が自分のバッグから懐中電灯を出してきた。」

というお話を伺い、とても親近感を覚えました。

「おともだちになれそう」

と思いました。


なぜ惹かれるのだろう?

いろいろ思いを巡らせてみると、子供の頃にお祭りで買ってもらった

金属製のペンライトやプラスチック製の小さなライトの事が思い出されました。

更に小学生の頃、毎月楽しみにしていた「科学」の付録の事なども。

電池のプラスとマイナスを線でつなぐと、その中間にある豆電球が灯る。

自分が働きかけた事によって結果が生じるという驚きと感動がそこにあるのかもしれません。


さすがに今は、こたつにもぐり込んで中にいる猫を照らして遊ぶ、などという事はしませんが、

それでもホームセンターなどに行くと、映画「ブルース・ブラザーズ」でエルウッドがレイの店

トースターを手にとって眺めるがごとく、懐中電灯のコーナーでしばしウットリしたりしています。

先日も出張中の空き時間に立ち寄ったホームセンターで、

「停電に備えて、何本あってもいいものだから・・・」

と、自分に言い訳してLEDライトを求めました。

うれしくて部屋を真っ暗にして点けてみたりしていますが、

使わないで済むなら、それに越した事はありません。

                      2011年4月26日





    






                        Debbie Boone







日々是煩悩  〜  What was that?





   








   








   








   








   








   








   








   




                              平成23年春





        Let's Stay Together









#290  Wish  〜  friends






             Youko Okabe







            Somewhere Over the Rainbow      ♪You & Me

                      2011年4月20日









日々是煩悩  〜  a day in Shanghai







                                              平成23年春





           




                      Stand By Me







日々是煩悩  〜  one o eight


「もうダイジョブですよね? 雪降りませんよね?」

と、恐る恐るな感じで庭の梅の花がほころび始め、

山形もようやく正式に 「春」 と認定してよさそうな陽気になりました。



   



いつもなら、淡い日差しと梅の香を、スギの花粉と一緒に胸いっぱい吸い込むところですが、

今年の春はためらわれます。

雪が消えた埃っぽい歩道を湿らす春の雨も、「濡れて参ろう・・」と、素直に身に受ける事に戸惑いを感じます。

春は春でただの春であって欲しいのに・・・・・



最近頻繁に、ある歌のフレーズが頭に浮かびます。

   I shouted out, "Who killed the Kennedys?"

   When after all  It was you and me

「誰がケネディーを・・・・・」

との問いかけに

「結局のところあなたも共犯者」

と、叫ぶ声の主はル・・・・。

     
Sympathy for the Devil


直接的、間接的に恩恵を受けている事に無自覚で、それについて無関心であった事、

故に、何も意見を持とうとしてこなかった事、

何も異論を唱えてこなかった事、は、それだけで既に私も共犯者なのだと反省します。


上記の歌詞の  you and me の Youは本来、聴き手である自分を、

Meは、その聴き手に歌いかける人間を超越した存在を表わしているのだと思います。

が、勝手に解釈すると、you と meのどちらもが、自分の中に内在するものとも思えます。


反省からの私の行動第一歩は、無自覚であった事を深く自覚する事。

のど元を過ぎると熱さを忘れるのは私の得意技ですが、この事ばかりは・・・・・。


あっ また 揺れました。

                            平成23年 春






         右手 矢野顕子








#289  小さな世界  〜  but it's still big


まっすぐに加速しながら滑走路を進むジェット機。

やがてふわりと山形の地から浮き上がり、白い空の彼方に見えなくなりました。

山形空港の展望デッキに登ったのも初めてなら、こんなにちゃんと離陸の様子を見たのも初めて、

飛行機に手を振ったのも初めてだったと思います。


今日、長男が大学生活の第一歩を踏み出しました。

地震の影響で増便となり、かつてない賑わいの山形空港から、大阪伊丹空港を経て、京都の地へ。

当初の予定では、引っ越しと入学式出席を兼ねて、長男と私たち夫婦が車で向かう予定でしたが、

全く予期していなかった震災のため、様々な事を考慮した結果、長男一人、飛行機で赴く事になりました。

巣立ち という言葉に飛んでゆく飛行機はとてもお似合いで、

「なんかカッコイイじゃない」

と思いました。


家を出る前、家族で記念撮影。

大ばあちゃんは、曾孫の腕を取り、腕組みをしてパシャリ!

強引なリードで気持ちを伝える年上女性(95歳)と、

抵抗しないでそれに応える年下男性(18歳)のとてもイイ光景でした。

長男、私たち夫婦で家を出発し、菩提寺にお参り。先祖に報告。

食事を済ませ空港へ。


最近私が京都に行ったばかりだからか、その前にもアパートを決めに3人で行ったからか、

長男も受験等で何回か一人で行っているからか、けっこうドライに見送る事が出来ました。

それでも、今こうしてこれを書いていると

「あ そうか・・ 京都にいるんだ・・・」

と、少しばかり感慨深いものがあります。

母親にとってはなおさらの事かもしれません。


今は、自分が10代の頃に比べたら、普通に携帯電話やメールやTwitterなどでやり取りができるし、

交通の便もどんどん良くなり、世界は狭くなった様な気がします。

長男を見送って、我々が帰宅して間もなく、彼は大阪に到着し、既に京都に向かうバスに乗った

というメールが届きました。

交通の手段が徒歩や自転車だったら・・・

通信の手段が狼煙や飛脚とまでは言わずとも、郵便だったら・・・。

2時間ほどの一連の流れは、どれくらいの時間と労力に置き換えられるのでしょうか?

地震以来、色々なシステムがスムースに稼働しているという事がどれだけ有り難い事なのかを痛感しています。

災害などでひとたびその機能を失うと、世界は途方もなく広いものになるという事も。


一方で、ある歌が教えてくれる、違った視点からの距離感の存在に思いが至ります。

 
It's A Small World

わざわざ文字にして記すとバカバカしい話なのですが、

10代の後半、アメリカを列車で旅した時の事。

私は、トイレに向かおうと通路を歩いていました。

車両の真ん中くらいにさしかかった丁度その時、

私の左側の対面シートに陣取っていた4人のアフリカ系アメリカ人(例えるならジャクソン4)

の内の一人がオナラをかましました。

それは、確信的なものではなく、不本意ながら 思わず出ちゃった という感じのオナラで、

その瞬間彼は、恥ずかしそうに大きく眼を見開き、口を手で塞いだのでした。

他の3人はそれを見てゲラゲラうけていたのですが、私はその様子を目の当たりにし、

「アフリカ系アメリカ人でもオナラをするし、そしてそれを面白がったりもするんだ。」

と、今にして思えば至極当たり前の事に驚きを感じました。

それは、

場所や言葉や気候や歴史や肌の色や人種が違っていても、

映画の中でしか知らない様な自分にとって遠い存在であっても、

ベースの部分では人間皆同じようなものだ。という事を感じた瞬間でもありました。

更に、そう感じた事によって、心理的な距離が縮まり、

知らない土地の景色も目に入るようになったのを記憶しています。


   そこに住まう人々もみんな自分と同じ人間

そう感じる事が出来ると、知らない場所は一瞬にして自分という個に近づいて世界を小さくしてくれます。



でもやっぱり、

   同じ人間でもこんなに違う!

   同じ日本でもこんなに違う!

   似ているだけに微妙な違いが大きな違い!

なんて事もあるわけで、

だからこそ面白い、だからこそ違う場所に身を置く楽しさがあるのだと思います。


井戸の中から仰ぎ見る空の青さや、井戸の深さをより深く知る為に、井戸の外の大海を見聞する。

京都の地で学生生活を送る長男には、しなやかな心で大いに環境の変化を楽しんでもらいたいと願います。

そして私は、京都の地で海を見る自由を得た長男がすごくうらやましいです。

いいなー

                               2011年3月30日




           







               Love The One You're With  Stephen Stills







#288  Carry on  〜  belief


6年前に新店舗が完成した時、お祝いにいただいた蘭の鉢植え。

花咲か名人の祖母の手によって、毎年きれいな花を咲かせています。


今年もたくさんの蕾をつけました。

3月6日、中国出張に出かける前日に撮影した時、蕾は今にも開きそうな様子でした。



     




仕事を終え、帰国前日の3月11日 午後3時 上海。

買い物を済ませ、ホテルに帰ろうと乗った地下鉄の中。

私は、車内の壁に取り付けられたモニターに映し出された文字を何気なく目で追い、そして、

我が目を疑いました。


  〜日本東北宮城県北部地区発生里氏7.9級特大地震〜


意味は理解できても、その意味を具体的なイメージとして想像する事が全く出来ず、戸惑いました。

まさか、遠く離れた上海の地下鉄の中で 「東北宮城県」 という文字を目にするとは・・・。

「東北宮城県というのはつまり、自分が住んでいる山形県の隣の宮城県の事?」

「里氏ってマグニチュードの事?」

「7.9って・・・・・」

そんな感じでした。


ホテルに戻り部屋に入ると、足元にメッセージのメモが。

たどたどしい字で

「ともだちに電話してください  TEL○○○○ー○○○・・・・・」

その番号は中国の工房の責任者のものでした。

今までそんな事はなかったので、そこで初めて事の重大さを認めようと覚悟しました。

2日ほど前にも大きな地震があったというニュースが中国でも流れ、

心配になって家に電話したところ 「全く大丈夫」 との事でしたので、どこかで楽観していたのだと思います。


電話をかける前、とりあえずテレビのスイッチを入れ、状況を把握しようと試みました。

そして、そこに映し出されたNHK−BSの衝撃的な映像に心と身体が固まりました。

私は実際の揺れを体験しておらず、故に、それを体験した私の家族とそれを共有する事は出来ないのですが、

私は私で全く違った体験をしました。

その時点で停電だった山形では、テレビを見る事は叶わず、ラジオで状況を判断していたようですが、

私は異国の地で各地の様子を映像で見ておりました。

1時間ほど前の知らなかった私と、知ってしまった私。

その事は既に起こっているので、知らないか知っているかの違いですが、

知ってしまった事で、心は激しく乱れました。


何度も家に電話しました。

それが通じないというだけで何と無力なのでしょう。

家族の携帯電話にホテルのパソコンからメールを送りました。

待てども返信が来ないのは何と不安な事でしょう。

この日を境に帰宅した現在に至るまで、そんな無力感と不安感を様々な形で体験しています。

新幹線が動かない。

高速道路が使えない。

電力が不足する。

ガソリンが不足する。

目に見えない何かが・・・



そして今日、3月23日、

お姿を蔵に避難した事でガランとしているギャラリーで、蘭の花が咲いているのに気付きました。

まるで、出張に出る前の蕾の頃から今につながる時間の中で、何事も無かったかのように・・・・・。


蕾から開花のあいだに起こった事が夢であったら・・・

知る前の自分に戻れたら・・・

ついそんな事を考えてしまいます。

でも、この花でさえ元の蕾に戻る事は出来ません。

それが、自然の摂理ならば、

来春に新たな蕾をつける事、それも等しく自然の摂理なのだと信じて祈り、

蘭自身に具わった生命力と、そこに注がれる祖母の愛情に思いを馳せます。

                                 2011年3月23日



     





       You & Me  Superfly



  私たち社員、家族、建物 皆無事です。

  たくさんの皆さまから御心配いただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。

  そして、親身になって色々情報を流してくれた友人たち ありがとう 感謝です!







#287  ブログ  〜   Thought




 『不謹慎』とは何か。

 
http://ameblo.jp/ochimasato/page-3.html#main





 インスタントな正義感。

 http://ameblo.jp/ochimasato/page-2.html#main





 価値観の変革はできるのか。

 http://ameblo.jp/ochimasato/page-1.html#main


                      2011年3月21日






         ハロー・ハロー  Superfly









#286  愛と感謝  〜   Hope



卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。(校長先生のメッセージ)

  http://niiza.rikkyo.ac.jp/news/2011/03/8549/



卒業式を中止した立教新座中学校三年生諸君へ。(校長先生のメッセージ)

  http://niiza.rikkyo.ac.jp/news/2011/03/8589/


                           2011年3月18日





          愛と感謝 Superfly







#285  卒 業  〜   Faith


「卒業生 退場」

ブラスバンドが
ありがとうを奏で始め、

各クラスの担任がそれぞれのクラスの生徒たちの前に立つ。

晴れやかな清々しい空気が講堂に漂い、

袴姿の担任の合図で立ち上がる3年1組の40名。

その40名の 「ありがとうございました!」

の大きな声に虚を衝かれる私。

それは、それを受け取った担任の先生も同じだったようで、手の平で口をおさえ嗚咽。

その様子に私もまさかの涙。

7組全ての卒業生が退場するまでそんな眩しい光景が繰り返され、

場内は保護者による鼻をすする音の大合唱。

ふと、誰もいなくなったパイプイスだけが残る卒業生の席に目をやると、

2人の男子生徒だけが、なぜか退場せずに残っている。

「何だろう?」

と、学年主任の先生も少し不安げな様子。

と、2人は保護者席の前に歩み寄り、

2人揃って深々とおじぎをし、

「お父さん お母さん 今までありがとうございました。」

と、精一杯の大きな声であいさつ、

そして退場。

場内鼻すすり大合唱フォルテシモ状態!

予定された調和の中で、不調和によってもたらされた温かい調和に、

気持ちをカタチで表す事の勇気や誠意を感じました。

(2人は生徒会長と応援団長との事。)


今日は長男の高校の卒業式。

「高校の卒業式はパスかな・・」

と思っていた私。

でも、出席して心から良かったと思いました。

良い学校、良い先生、良い仲間に恵まれて本当に良かったと思います。

親としても感謝の気持ちでいっぱいです。


クラスに戻ってからの最後のホームルームでの先生のお話の通り、

学生の間は好き嫌いをせず、自分の幹を太く育てて欲しいと思います。


おめでとう。

                    2011年3月1日





   





         
愛をこめて花束を








皆様の日々コレ 

 女子プロレス 〜 
one of these days
              
東京都 Mizuhara様(文)


    井上京子ディアナ旗揚げPV


女子プロレスと言うと、どうしてもイロモノとして見られてしまう風潮がある。

失礼な言い方だが、少なくとも今の時代、決して世間の称賛を得られるものではない。

それでも女子プロレスの選手たちは一生懸命やっている。

練習はキツイだろうし、殴られたり蹴られたり技を受ければ当然痛い。

なんでそんなことするのかというと、プロレスが好きだからという理由だけである。


人間が頑張る理由は二つあると思う。

一つは頑張った結果、得られる見返りの為、もう一つは好きだからという理由。

前者が少ない女子プロレスラーの頑張りはシンプルで純粋で美しいと思う。


もちろん女子プロレスラーも世間の称賛を得たいという理由でも頑張っているのだが、

それは自分が称賛を得たいのではなく好きなプロレスを世間に広めたいが為である。


価値観が多様化し何をやりたいのかわからなかったり、

能率が優先され何事も要領よくこなすことが地味な努力よりもカッコいいと思われたりする中で、

好きなことを見つけ努力することの大切さを伝える為に女子プロレスラーは今日も頑張っている。

それがまた誰かの頑張りを支えていくんだろうと思う。


母校を訪れた井上京子選手を迎えた小中学生の反応を見て、

大切なことが確かに伝わってるなと嬉しく思い、女子プロレスが好きで良かったと改めて思った。

                                           2011年2月28日




            





  Mizuhara様

先輩に心からのエールを送る後輩たちと、それに涙する先輩の姿・・・

何だかとってもいいシーンで目頭が熱くなりました。


再度の御投稿ありがとうございます。


さて、私は、女子プロに関してはほとんど門外漢なのですが、(でも、気になる選手はコマンドボリショイ!)

動画の中で井上選手の口から発せられる 「本物」 というものがどういうものなのかにはとても興味をそそられます。


一つの事柄を認識し、受け入れ、更にそれを楽しむ(自分の中で流通させる)ためには、

自身の意識のインフラ整備が必要だと思うのですが、

総合格闘技などの台頭で、私の中にあるプロレスへのファンタジーがすっかりしぼんでしまった今、

新たな視点をベースにしたインフラの再構築を行わなければ、今のプロレスの魅力は見えてこないような気がします。

しかし、そこまでの努力を己に課してプロレスを楽しみたいのかと問われれば・・・・・。

でも 「本物」 に打ちのめされてみたい気持ちはあるのです。

なぜなら、

ジャンルに貴賎なし!

私、プロレスの味方 だからです。


ギミックを現実として楽しめたあの頃・・・

テリ―の腕に凶器を突き刺すシークの姿に本気で逆上したり、

「ジョー樋口! ちゃんと取り締まれーっ!」 と、テレビの画面を指さし、叫んでいた中学時代が懐かしいかぎりです。


   もし僕がこのペンを心臓に突き刺し ステージを血まみれにしてみせたら キミたちは満足してくれるのかな?

   知ってるよ たかがロックンロールだってこと でもね たまらなくそれが好きなんだ

                                                          管理人




         
It's only Rock'n'Roll (but I like it)










#284  はるのうみ  〜   one fine day


♪うーみは なーぎぃ〜 なぁ〜ぎ むぅーこぉーお〜は ロ〜シ〜ア

        すーるめ ほぉーせぇ〜 ほーせ も〜ぉお は〜る きぃ〜たぁ〜ぞ♪



  




海ののたり具合はまだ本調子ではないものの、

なんとも穏やかな春の日(と呼びたい気分!)に佐渡へおじゃましました。

夜10時着のフェリーで初めての上陸。

翌日は朝から雲ひとつない快晴!!

午前中で仕事を終え、きれいな海をカメラに納め、バスでフェリーターミナルへ。

頭の中でループする
岬めぐり

このままもう一泊したい気分!!

が、我に返り、船の時間までしばし散策。

と、オヤジテイストな看板に目が釘付け!



    



47歳・オヤジ。 のマナーとして、

「そんな事はアタリメ―!」

と、心の中で御返杯。


魚屋さんの店先に干された美味しそうなイカやカレイに

「今度ね! ゼッタイね!」

と再会を誓い、ポカポカの佐渡をあとに。

                   2011年2月24日






    





         ♪The Eagles








#283  分 人  〜   person


PTAの役員会で、神妙な顔でもっともらしい事を言っている自分と、

友人との飲み会でバカ話に花を咲かせている自分。

どっちが本当の自分かと訊かれたら、一瞬後者(バカの方)かと思います。

が、どちらもそれなりにその場に適した仮面を選んで、

本来の自分をその仮面で隠しているのでは・・とも思います。


「分人 〜 ぶんじん」  
詳しくはこちら → 分人主義

運転中に聴いたNHK FM 
トーキング ウィズ 松尾堂 で初めてこの言葉に出会い、

「全部ほんとうの自分かも?」

と思い、なんだか心が軽くなりました。

別に、自分の中にある様々な自分の差違に悩んでいるわけではないのですが、

本当の顔があるという前提で、その顔に仮面をかぶせているというのは、

なんだか誤魔化している様なイメージがあります。

ところが、

「これも自分 あれも自分 ぜーんぶ自分 だって人間ってそんなもんじゃない!」

と思えれば、自分に素直に向き合えるような気がします。


提唱者の作家平野啓一郎さんは、

「みんなが何となく感じている事に名前を与えただけ」

と語られておられましたが、名前が与えられる事のパワーを実感出来る瞬間でした。


運転しながら、ピカソの絵や、十一面観世音、シマシマ模様の怪人の事が頭に浮かびました。

                                    2011年2月23日





      





       平野啓一郎公式ブログ
(中段以降に分人についての記述)





        Come Together









皆様の日々コレ 

 君という花 〜 
Asian Kung-Fu Generation 
              
東京都 Mizuhara様(文)


   君という花


今、一番気に入っていると言っても過言ではない。


個人的には、70年代頃に英米で作られていたら間違いなくスモークオンザウォーターや移民の歌の様に

後世に名曲として残っただろうと思う…というのは少し過大評価だろうか?


まあ、今の世代のバンドが直接70年代の影響を受けているわけではないにしろ、

先代の名曲があってこそ21世紀の極東でこんな名曲が生まれるんだろう。


しかし、こんな名曲を作れてもセールス面でレッドツェッペリンやディープパープルとは比較にすらならないのは、

日本の今の世代のバンドの幸か不幸かといったところである。


余談だが、マメ山田さんってやっぱスゲーなと改めて思った。

                                         2011年2月19日




       ♪lyric





  Mizuhara様

ご投稿ありがとうございます。

グループ名くらいしか知らなくて・・・

知ったかぶりで 「あっアジカンね!」 な〜んて若いフリしてもバレバレなのですが・・・

耳に残る声、ディスコサウンドか!と思える様な軽快なリフ。いいですね!

「つわりだった それ」 って妊婦さんの歌? ご飯炊ける匂いでウッとかって・・・

と思って歌詞を確かめたら 「つまり ただ それ」でしたね。


あくまでも個人的な感じ方ですが、

最近の曲に接して思うのは、ふとした瞬間に心に浮かぶ、

曖昧でおぼろな気分を表現しようとしている歌が多いなぁ〜ということです。

好きだ 愛してる 未練 郷愁 というハッキリしたキーワードでは括りにくいというか・・・

それだけに、頭で理解しようとすると何だかさっぱりわからない!

荒井由美は 今朝の天気をありきたりな言葉で表現してしまうと、自分の感じているものが

台無しになってしまうので、「言葉にしたくないよ」と歌っていますが、

くるりのばらの花とかはジンジャーエールの味の記憶みたいな事でそれを象徴しているのかと・・。


関係ありませんが、「丘の上から見える街に咲いた君という花」という歌詞は、

中央線の「君の家の方に流れ星が落ちた」という歌詞を連想させます。


とにかく良い作品を教えていただきました。これからゆっくり楽しみます。ありがとうございました。

                                                   管理人









#282  あきらめない  〜   spirit in the dark


新婚旅行先のベトナムから戻られたUさんご夫妻の旅日記(irodoriふたり日記)を拝見し、

15年ほど前、ベトナムに赴いた時の事を思い出しました。


訪れたのは旧サイゴン、
ホーチミン・シティー

旅の目的が仕事だったので、道連れは社長(実父)。

故に、おしゃれな雑貨にも、美味しい生春巻やプリンにもあまり感情を露わにせず、

淡々と仕事をこなし、淡々とフォーをすするという極めて淡白な旅でありました。


あまりに淡白すぎるのもどうかと、最後の夜、一人街に出てみることにしたのでした。

お目当てはシクロという
輪タク

中国の輪タクは、前がドライバー、後ろが乗客のFF方式。

しかし、
シクロは逆で、ドライバーは後ろ、乗客は前のRR方式。

「どんな乗り心地なのだろう?」

そんな、単純な好奇心から、到着以来ずっと気になっていた代物でした。


ところがこのシクロ、今はどうかわかりませんが、当時はどのガイドブックにも

「バイクとグルのひったくり被害続出!危ないから乗らない方がよい。得に夜は要注意!」

と、書いてあったなかなかの曲者。

が、それまで淡白だったからか、その夜のワタシは、

「曲者バッチコイッ!」

と、プチアドベンチャーに踏み入ったのでした。


早速、通りの暗がりにたむろするシクロの群れに近寄り交渉。

「この辺をぐるっと周って欲しい」 との旨を伝えると、「オケ― オケ―」 と快く承諾。

大抵の場合、この「オケ― オケ―」 や 「マイフレンド」 や 「サ―」 という調子のいい返事は、

わが国での 「社長!」 「おにいさん!」 同様、警戒すべきフレーズなわけですが、

「まぁ成り行きで・・」 という感じで初シクロ発進!。


ムワンと甘い夜気を押し開きながら、喧騒の街をゆっくりと進む我がシクロ。

「ん〜 イイ気持ち! ひったくれるものならひったくってみなさい!何にも持ってないんだから!」

と、悦に入っていると、ドライバーが、後方上部から話しかけてくる。


「ミスターは何を探しているの?」


私は、何となくどこに話を持っていこうとしているかを察したものの、


「探す? 何も探してないよ。 ただ街を眺めたいだけだけど」


と答える。

するとしばらくして


「ミスターは何が好きなの?」


と尋ねてくるドライバー


「ン〜 いきなり何が好きなのって訊かれてもなぁ〜 あっ!フォー 美味いねフォー」


そんな私の答えを無視して


「ミスター○○○○は好き?」


とドライバー。


「えっ!○○○○? いらない いらない そんなの!」


予想していた展開を裏切られ、少々狼狽しながら拒否する私。


「ミスター それじゃぁ
○○○○は?」


と、ハートの強いドライビング・セールスマン。


「エッ!! いらない いらない そんなの好きでもないし、興味無いって!」


と私。


「ン〜 ミスターはなかなか通なのかな? じゃぁ○○○は?」


「しつこいなぁ〜 いらないって!!」


○○○は?」


「い―加減にして、そんなのいらないって、お願いだから喋らないで!」


「オケ― オケ― オケ― ミスター 怒らないで・・・ ところで○○○○は?」


「あのね・・ いらないの いらないって言ったらいらないの 解る?」


「オケ― オケ― オケ―  そうかぁ〜 ミスターは○○○○も好きじゃないし、

○○○○もいらないし、○○○○にも興味ないんだぁ〜、つまりミスターが欲しいのはウーマンか?」


その問いかけは、最初に私が警戒していたもの。


「だ・か・ら 何にもいらないって!!  唯一欲しいとしたらキミが黙ってくれる事ッ!」


と、かなり強い口調で伝えると、ようやく沈静・・。

と、思いきや今度は何かにハッ!と気付いた様な感じで、


「Oh!ミスター!!  ミスターが欲しいのはミスターかっ!! もぉ〜っ 初めからそー言ってよぉ〜 

私ミスター紹介するよ! どんなミスターが好き?」


「・・・・・ハァ〜〜〜ッ?!」


無理矢理止めてプンスカ歩いてホテルへ帰りました。

しかし・・・  

見上げた商魂。(感心してる場合か・・)


淡白過ぎたベトナム滞在の、ちょっとだけニュクマム入れ過ぎエピソードでした。

                               2011年2月19日





   




       Joe Jackson







#281  映画 「The Big Chill」  〜  gooseflesh


出張先のホテルで、旅の伴侶のポータブルDVDプレーヤーをテレビにつなぎ、

灯りをおとして開催される上映会。



   



そんな一人ロードショーで、何度も上映されている内の一本。

「再会の時」という邦題がついていますが、ビッグ・チルの方がしっくりきます。

Desert Island Discs 〜無人島に持ってゆく数枚 で、

もしDVDも許されるなら是非加えたい一枚です。


好きなシーンはたくさんあります。

とりわけ、教会から葬列につながるシーンは何度観ても鳥肌が・・・。

                              2011年2月14日




   






      The Big Chill







#280  Blood, Sweat & Tears  〜  Bon Voyage


東北芸術工科大学卒展におじゃましました。

キャンパス全体をミュージアムに見立てた魅力的な展示。



  



費やした時間や思いが凝縮された作品は、どれも希望に溢れていました。

「これ、欲しい!」 と感じる作品もたくさんあり、かなり楽しめました。

一般のお客さんで混雑していたことがその魅力を証明しています。

特に印象に残った作品をカメラに納めさせていただきました。





    
ゾゾロヲ










  










  





    未来へ繋がる五堰










     
猫の張り子照明










          





   
SaHo










    
曲げわっぱを用いた照明の提案










           夢で会いましょう





             




        2011年2月11日







     

            学生気分でいただいた学食のカツカレー。






              
Ya Ya  あの時代を忘れない


       Ustream TREEプライズ受賞者によるトークセッション





#279  He is a CAT  〜  0655


 〜写真と文字によるテレビ番組の再現〜


オープニング 〜 朝が来た(他人さまのお宅、お子さま)



【ナレーション】 

今日の 「おれ、ねこ」 は、山形県山形市在住の じんべえさん です。


   



        音楽スタート!



   ♪おれ、ねこ


   






   おれ、ねこ


   





   ここ、おれのうち


   





   ここ、おれのうち


   





   これ、いつものごはん


   





   これ、スペシャルごはん


   





   それ、大好きおもちゃ


   





   それ、落ち着く寝床


   





   おれ、ねこ


   





   これ、うちのやつ


   





   こいつ、ごはんをくれる


   





   こいつ、遊んでくれる


   





   おれ〜 ねこだからー


   





   こいつの言葉わからないー


   





   おれ〜 ねこだけどー


   





   こいつの気持ちー・・・ なぜかよくわかる〜


   





   おれ、ねこ


   





   おれ、ねこ


   





   おれ、ねこ


   





   おれ、ねこ


   





   ジャン ジャン ジャーン♪


   



次のコーナー 〜 忘れもの撲滅委員会(他人さまのお宅、お子さま)





NHK教育 朝6時55分から始まる 0655 のおれ、ねこコーナー。

毎朝、日本各地のにゃんこが、軽快な音楽にのって紹介される、

飼い主垂涎のひととき! (こんな感じ⇒♪おれ、ねこ

その 『おれ、ねこ』 に応募して半年。

一向に採用される気配もなく、ボツとあきらめていたところ・・・

本日放送されました!

YouTubeにアップしようかと思いましたが、

放送に付、上記、写真と文字で再現してみました。

                         2011年2月9日







    




       Bob Marley






番外 サイモン フェア  〜  there goes Simon


日曜の晩。

一人、日本酒を楽しみながらポール・サイモンで遊ぶ。

ンン〜 オトナじゃ〜ん。



ミセス・ロビンソン

歌詞に登場するジョー・ディマジオに捧げる演奏。

スタジアムの反響を考慮したアレンジ?

しみじみとしたロビンソンもまた良し。



ボクサー

ディランも歌ったボクサー。

ジョーン・バエズとのデュエット。

「こっから知ってる?」 と、からかうサイモン 「ラララ・・・」でおどけるバエズ。

新しく付け加えられた歌詞

After changes upon changes  変化を重ねたあとも

We are more or less the same  結局ぼくらはむかしのまんま

で、大盛り上がり。



ジョンとポール

ハイなジョンと、緊張気味のポール。

ONJの代理はアーティー。

ポールに 「まだ曲書いてる?」 と鎌をかける。(1974年時S&Gはすでに解散済)

「キミたち再結成しないの?」 だの 「リンダ(マッカートニー)はどこ?」 だの 「真面目かよっ!」 だの・・

リバプールの悪ガキやり放題。シニカルなニューヨーカーたじたじ。アートはキレぎみ。



夢の人

ポールとポール。

ナイスな選曲!



ヒア・カムズ・ザ・サン

ジョージ・ハリスンと。

ジョンよりも、ポールよりも、アートの時よりも楽しそうなサイモン。

ハーモニーがとても美しい。



コンドルは飛んでいく

マペットショ―。

♪くしゃみ(sneeze)よりパンケーキのほうがいい・・・♪

sneezeを調べるとコカインの俗称とある。

そんなブラックな替え歌?

ニワトリのコーラスとウシの笛が楽しい。



サイン

すっかりおじいちゃん。

時の流れ・・・。



いとしのセシリア

気持ち良さそう!

散歩中に塀の向こうからこんなのが聞こえてきたら・・・

拍手 拍手 拍手!



僕とフリオと校庭で

政治家のキャンペーンでの演奏。

ギター一本で・・・。



コール・ミー・アル

スイスのマーチングバンド。

乾いた太鼓の音が心地好い。

町内にこんなのが来たら・・・

ず〜っとついて行きます。



コール・ミー・アル

バスケのタイムアウト。

なんとも楽しそうな場内!

おじさんもまぜてほしい!!

「ワン  トゥー  ワン  トゥー  スリー  フォー!」 

からの気合いの入り方スゴイです。

中体連もぜひこんなで!



コール・ミー・アル

おしゃれ!

お家もおしゃれ!



スカボロー・フェア

チャリティーショ―で歌唱指導するサイモン。

ラップを披露。

お笑いを作っているのに・・・なんとも美しいギターの響き。



バッハ

アメリカの歌のモチーフ。

初めて聴きました。



アメリカの歌

この頃のライブを実際に見てみたかった・・。



アメリカ

サイモンとガーファンクル。



酔いました。

ポールが岡村に見える・・・


気分がいいのでここで一曲

♪ワイフ アイ ラヴュー オッ・・・♪  

ん? 

あっ 違う 違う・・・

♪ライフ アイ ラヴュー オ―ル イズ グル〜〜〜ビ〜〜〜♪ 

いゃ〜 おとうさん酔っぱらっちゃったハハハハ・・



たった1合で真っ赤っか!

ンン〜 コドモじゃ〜ん(安上がりな47歳 ウサギ年生まれ)
               
                    2011年2月6日





     








#278  Hearts and Bones   〜  dig it


   わたしたちは、病気になったら、お医者さんへ行って、診察してもらい、

   どんな病気かわかったら、薬をいただいたり、点滴をしてもらったりします。

   時として、わたしたちの心も身体と同じように、具合が悪くなったりするものですね。

   薬師寺の御本尊であられる薬師如来様は、そんな心の病を治して下さるお医者様なのです。

   そして、その両脇に立っておられる日光菩薩様と月光菩薩様は、

   心のお医者様である薬師如来様をサポートする看護師さんとお考えいただくとわかりやすいでしょう。

   では、薬師如来様は我々にどんなお薬を与えて下さるのでしょう。

   例えば一つの例として、蛇と水のお話があります。

   蛇は水を飲み、それを毒に変えます、ところが牛は水を飲み、それを乳に変えます。

   水は水で同じ、何の変りもないのに、毒にもなれば乳にもなるのですね。

   つまり、同じことでも受け取り方、心の持ちようで毒にも薬にもなるという事ですね。




関東方面への出張の最終日に、東京国立博物館で開催中の特別展

「仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護」 におじゃましました。

今回は、どんな特別展なのか全く知らずにおじゃましたからか、

展示の内容や構成が新鮮に感じられ、とても興味深く接する事が出来ました。

また、思いがけず薬師寺僧正様による記念講演を拝聴する機会にも恵まれ、充実のひと時でした。

上記はそのお話の一部を記憶をたどりながら再現したものです。


知っている と、 解っている は、近い様な気がしますが、良く考えればかなり遠いものです。

解っている と、 出来ている も、然り。

知っている と、 出来ている に至ってはもはや・・・・。

                                   2011年2月4日






    



            ♪
Here Comes the Sun








#277  Simply   〜  Irresistible!


学園の中で冷遇されている合唱クラブのお話

   エ〜ッ なんかありきたり。



花形のチアリーディング部との確執。

   ン〜 よくある展開。



救世主の情熱先生現る!

   ゲェ― ベタすぎ・・・



次第に目標を持ち輝き始める部員たち。

   モォ〜 天使にラブソングか・・・



意地悪な先生。

   ヒェ〜 柳生博?



部員同士の軋轢。

   ハイハイ 当然の流れでしょう。



栄光の勝利!

   ジャンプか・・・



子供の付き添いで行ったレンタル屋で、ふと手にしたDVD。

「こんなのにはまってたまるものか・・・」

と、鼻先に毛糸を垂らされた猫の気持ちで鑑賞。


使い古されたフォーマット。

10代の若者と、その親の世代を同時に取り込もうとする小賢しい選曲。

予想通りの展開。

大げさなアフレコ。

どれをとっても鼻につく事ばかり。


でも・・・

まんまと・・・

3話目にて・・・

陥落。

お目目ランラン 毛糸にじゃれじゃれ。

                     2011年1月30日





    






       Somebody to Love    Don't Stop Believin'


       Queen              ♪Journey






#276  Go ahead  〜  make my day!


東京上野の国立博物館へおじゃましました。

そして・・・

初めて見るポスターの貫地谷しほりに激しく嫉妬。



  



ぬぉーーーーっ!  したい したい おじさんも!! ライズィーーーーーーーン!





  



もげーーーーっ! する する おじさんもドゥェーーーーートゥォーーーーーーーッ!





  



ガルルルゥ〜〜〜〜〜ッ  おっ おじさんだって ブッ・・ ブンクァーーーーーーッ!!





で、とりあえず、老猿と一勝負!


  



ウキィーーーーーーッ  オワィクォーーーーーッ!


                               2011年1月28日







  






       二人だけのデート







#275  車中模索  〜  ver47.00?


車を運転している時は、運転という業務に就いているわけですが、

その業務中、とくに一人で運転している時は、頭の中が独特なモードになっているらしく、

色々な事が脳裏に浮かんでは消えてゆきます。

いやな事や心配な事は、意識せずとも勝手に心を支配してゆくのですが、

放っておくと増幅してしまうので、意識的に 「お題を課す」 などという事もあります。


以前、東京に向かう4時間半の間、ジュピターをリピート再生しながら、

〜愛を学ぶために孤独があるなら、意味の無い事など起こりはしない〜

という歌詞についてあれこれ考えを巡らせていた事がありました。

「もし、この歌の内容が、単なる慰めではなく、普遍的な事だとすれば、

あの孤独も、あの孤独も、あの孤独も・・・・・全て愛を学ぶためにあると云うの?

そんな風に考えることは生きている者のエゴではないの?」

「それとも、愛を学ぶのは輪廻を繰り返す魂という設定?」

「はたまた単体の個人ではなく、意識の集合体のようなものが学んでいるというの?」

結局今でも解らないままなのですが、

その時は、ジュピターという「お題」のおかげで、けっこうあっという間に東京に着いた感じがしたものでした。


さて、昨日は今年に入って2度目の月山越え。

最近気になっているキーワード 『更新』 がお題の一人座談会開催。

途中、猛吹雪に見舞われ 「はい じゃぁここは運転に集中して。」 と、

私の中の田原総一朗からコントロールされながらの往復3時間ちょっと。



   



というわけで 『更新』。


コンピューターのソフトは、ネットワークを介して自動的にアップデートされたり、

大幅に改編された新しいバージョンが発表されたりしますが、

自分の中にある様々なシステムも、どこかからダウンロードしてきて、

機械的にインストール出来たら面白いのに・・

更に、自分の中の 「妬み・嫉み」 などの感情を、ファイアーウォ―ルでブロックしたり、

それを感じるソフトをアンインストール出来たらいいのに・・

などと思ったのが 『更新』 について考えるキッカケでした。


私は、新しい電気製品、例えば今では普通に使っているパソコンなどが自分の範疇に入ってきた時、

未知なるモノへの戸惑いから、頭と身体が反応しきれずに、ちょっとした混乱を感じる事があるのですが、

拒絶していたモノも、使い続けていれば次第に馴染んでくるわけで、そうなってしまうと今度は、

その対象について、自分なりの更新がなかなか出来なくなってしまう事に気付きます。

もっと違った使い方や可能性が秘められているのにチャレンジしようとしない。

簡単に言えば 「安住」 という事なのかもしれません。

それと同じように、物事の考え方や、捉え方、対処の仕方なども、

慣れ親しんだバージョンは一番しっくりくるわけで、しっくりくるからこそ、そこに安住してしまい、

つい、他へ目がいかなくなったり、存在は知っていても知ろうとしなかったりという事があります。

バージョンを変えたからといって、必ずしも 「改良」 であるとは限りませんし、

従来のバージョンが、時間の経過とともに、熟成してリファインしているという事もあるかもしれません。

でも、柔軟に新鮮なモノヘ接していく姿勢は必要だと思っています。


そんな事を想いながら運転していると、

ウォークマンがシャッフルで粋な選曲をしてくれました。


     Don't think twice, it's all right


ボブ・ディランの曲。 邦題は 「くよくよするなよ」。 

でも、直訳すれば 「2度考えなくてよし、ダイジョウブ!」


過去に2度、ボブ・ディランのコンサートを体験しましたが、2度とも同じような感想を持ちました。

それは、

「イントロだけじゃ何の曲かわからない」

というものでした。

一般にコンサートでは、一つの曲が終わり、次の曲のイントロが始まると、

「待ってましたぁ!」 といった感じの拍手が起こったりするものですが、

私が体験したボブ先生のコンサートでは、全ての曲において、イントロが始まると、

観客の頭の上に大きな透明の
マークが浮かぶのでした。

Don’t Look Back 〜 振り返らない

を信条とされておられるボブ先生は、過去に自らが創造した楽曲を、

もともとどんな曲だったか全く解らないほど大胆にアレンジして演奏されるのでした。

それゆえに観客は、彼が歌い始めてから、もしくは歌の中盤くらいでようやく

「えっ! これってこの曲だったの?!」

と気づくのでした。

たぶん、一つのツアーの中でも演奏するたびにアレンジが変わるのではないかと思います。

バックのメンバーですら他のメンバーと目配せをしながら手探りで演奏している感のあるスリリングなライブでした。

昨日の自分ですら脱ぎ捨ててしまうといった感じでしょうか。

「でも詞はそのままじゃん!」

と、突っ込みを入れたくなるところですが、「内容が普遍的」 という事にしておきましょう。


70を間近に、今もなお更新し続けるボブ先生。

最近ではキーボードを演奏しながら歌ったりして・・・。

ネヴァーエンディングツアー続行中!!

たぶん、そのツアータイトルには

「できなくなるまでやりますヨ」

という気持ちが込められているのでしょう。


「そんな先生に見習いたいっ!

でも・・・ そこは天下のボブ・ディラン!

なかなか先生の様に大胆にはなれないよねぇ〜。

ん〜 であれば・・・

望む変化を分解して、やりやすいところから少しずつでも更新していこう、

誰かに走らされる前に自ら歩いていこう、そう、あの、キースの歌の様に・・・」


控え目な結論に達したところで家にたどり着きました。

                         2011年1月23日





   



         
Times They are a-Changin










#274  スタミナの流儀  〜  Local manner


秋田市からの帰路、お腹がすいたので運転しながら一人会議。



   



「はい! コンビニで おにぎり お茶 コロッケ などを買って運転しながら食べるのがいいと思います。」


「はい! それは一見、時間と経費の節約のように思えますが、

結局そんなに安くない上に、休憩にもならず、非合理的だと思います。」


「はい! わたしもそう思います。 それに、せっかくR13を走っているのですから、天童まで我慢して

やま竹さんでおそばをいただくというのはどうでしょう?」


「はい! わたしもやま竹さんの鴨南蛮うどんを思うと唾が溢れます。

でも、やま竹さんまではここからおよそ1時間半かかります。

そこまで我慢するのはちょっとキツイと思うし、

到着する頃はちょうど、お店が休憩の時間に入っているはずです。

おまけに今日は土曜日。 売り切れで早めに暖簾を下ろす可能性大です。

期待度200%で 準備中 もしくは 本日売り切れ の看板を見るのは精神衛生上避けるべきです。

更に、ルート上のもっと近いところで設定しないと、時間的に営業しているお店が少なくなり、

結果、何も食べず、休憩もせずに帰宅・・・ ということになるのではないでしょうか?

そして帰宅後、その空腹と疲労で膨らんだイライラ玉が 『冷蔵庫の整理がなってないッ!』 

などという不用意発言によって誤爆してしまい、その爆発によって先方の地雷が連鎖的に爆発、

冷蔵庫の前でホットなバトルが勃発! などという恐ろしい結果を招く可能性もあります。

ですからここは、早めに手を打つ事が家庭生活の面でも得策かと思います。」


「ん〜 ごもっともです。 誤爆はいけません。

さて、他に意見はありませんか?・・

と言うより・・・

実はみなさん、もう腹積もりが決まっているのではないのですか?」


     
〜 しばしお互い目配せ、咳払い 〜


「あのぉー・・・・・」


「はい?」 


「えっとぉー・・」


「ハイハイ」


「つまりー・・」


「うん それですヨ!」


「えっ! やっぱり!?」


「だって・・」


「ねぇ〜・・・」


新庄通るし・・」


アレですよねぇ〜・・」


「まっ アレで決まりでいいんですけどぉ・・・  どっちにします?」


「んー 時間的に 一茶庵 は休憩中の可能性が高い!

最初から 末広 で行きましょう!」


        〜 一同賛成 〜


「ハイ! それじゃぁ満場一致という事で!」



ありがちな出来勝負会議。

向かうは新庄市にある末広という中華そば屋さん。

数年前に友人Kから教えてもらった店で、

鳥モツの煮込みがトッピングしてあるスタミナラーメンが看板商品。




   



以前から常連である一茶庵では注文の際、

何を どのサイズで いくつ 誰が をハッキリと伝えるのが掟。


店に入り、カウンターの中へ 「モツ中(鳥モツ中華) 大 一つ 原田です。」 と、こちらが伝えると、

「モツ 大 一つ 原田さん」 と、独特のイントネーションでおばちゃんが復唱。

こちらには一瞥もくれず大学ノートに注文と名前を記す。

出来あがると、お盆にラーメンを載せたおばちゃんが

「モツ 大 一つ 原田さーん」

と、先ほどとは別の、呼び掛ける感じのイントネーションでアナウンスしながら店内をお練り。

周囲の客は、おばちゃんが進む方向に 原田さん を確認し。

「あれが原田さんなのね、原田さんは大盛りを食べるのね・・」

と、嬉しそうに モツ大 を受け取る原田さんの背後に彼の人生などを少しだけ想像し、

セルフで準備したお冷とレンゲに視線を落としつつ自分の名前が呼ばれる時を待つ。


混雑する人気店ゆえに確立されたシステムなのでしょう。

初めての人が 「あのぉー モツラーメン下さい」 なんて注文したら、

「普通盛り? 名前は?」 と間髪置かずに質問され、

周囲のお客さんからは 「素人」 の烙印を押され、肩身のせまい思いをしなければなりません。


一方、同じような 鳥モツラーメン を提供する末広。

初めての時は知らずに 「モツ中 大 一つ 原田です。」 と一茶庵方式で臨んだのですが、

赤木春江似のおばちゃんは表情一つ変えずに 「スタミナ一つ」 と厨房に伝達。

「なるほど、この店ではスタミナという名前なのですね・・」 

と、周りでもう既にスタミナを味わっておられるプロの皆さんのお叱りを受けないよう謙虚に納得。

しばらくして目の前に現れたスタミナは、自家製麺に醤油のあっさりスープ、

にんにく風味のモツ煮と、刻みネギというシンプルな構成。

「にんにく故にスタミナ? これもまた美味」

と、ファンになり、新庄におじゃました折には立ち寄るお店になりました。

ところがある日、何か物足りないと感じながらスタミナを味わっていたところ、

入ってきたお客さんが 「スタミナメンマ」 というオーダーを春江ちゃんに告げる。

私は心の中で 「そうだったか・・ メンマか・・ じゃぁ次回はそれで・・」

と、食べながら、次に食べる時のオーダーを心の片隅にリザーブ。

半年が経過し、そのスタミナメンマを堪能している最中、今度は

「全部のせ大盛り」

というオーダーが耳に。

そのゴージャスかつグラマラスな響きに魅了された私は、今回晴れて 全部のせ を注文!



   



スタミナメンマ+チャーシューという構成。

「確かに美味いし、楽しいけれど、チャーシューが入る事で焦点が定まらない感じ・・・」

などと思いながら食していたところ、

「スタミナメンマ モツ多め 大盛り」 というオーダーが耳に。

「そーだったか・・・ いろいろ好みに応えてくれるのか・・・」 と、納得しながら全部のせ完食。


外に出ると温まった身体から吐き出される息がとりわけ白く、

その息に顔をくすぐられ車に向かう刹那、ふと頭に浮かぶ実験的オーダー


「全部載せ モツ・メンマ多め 麺抜きで!」


怒られるかなぁ〜

                        2011年1月17日



   




   Glee





#273  走れ!G中バスケット部  〜  illiteracy & education


中学に上がり、部活動でバスケットボールを始めた次男(中2)。

経験の無い私も、遠征に同行したり、試合の応援をするうちに

だんだんとその面白さにはまってきました。


門外漢の私でも簡単なルールはなんとなく知っていました。

でも、チームとしてどんな作戦を遂行しようとしているのか・・とか、

それに対して相手はどんな対抗策を講じてきているのか・・とか、

そんな、試合の流れを読み取る能力は全く持ちあわせておりませんでした。

「これではせっかくの観戦の機会がもったいないのでは・・」 と思い、

事あるごとに、どちて坊やよろしく、経験のある保護者の方に素朴な疑問を投げかけております。

親切に解説していただいているおかげで、少しずつ解ってきて、それに比例して興味も増してきました。


複数の人間が意思疎通を図り、連携をとりながら、ゴールという目的遂行のため、

瞬時の判断と実行を繰り返し、からだ全体でせめぎ合う様をライン際で観戦していると、

中学生同士の試合ながらなかなかの迫力でドキドキします。

もし、何かの間違いで 

「メンバーチェンジ 4番にかわって原田君のお父さん!」

なんて言われてコートに立つはめになったらたぶん、

ヌ―の大移動にまき込まれたインパラ みたいな事になるのではないかと思います。

ですから今後とも、観戦能力の充実と、応援力の増強に努めていきたいと希望しています。

                                     2011年1月10日



         






             Maxine Nightingale









#272  お山  〜  Awe


仕事はじめは月山を越えて酒田へ。


山形市を出発して間もなく、眼前に広がるまばゆいばかりの雪景色。



  



なんと爽やかなスタート!



  




と、思ったのもつかの間。

寒河江にさしかかる頃には細かい雪がサラサラと舞い降り、

さらに峠に入ると、そこはもう別世界。

標高が高くなるほど吹雪は激しさを増し、



  




トンネルを越える毎に世界は白くなり、



  



ついには、風に舞いあげられた新雪で目の前真っ白。


その度に先導も後続も対向車もしばし停車。

風が止むと、雪の壁に記された青いペイントを頼りにノロノロと進む。

側面の表面積が大きい私の車は強風にあおられ飛ばされそうな勢い。




  




畏るべし月山



「この山ぜんぶ雪で覆って下さい」

そんなことはできません。

でも冬には自然とそうなります。


「この山の雪ぜんぶ解かして下さい」

そんなこともできません。

でも夏には自然とそうなります。


年のはじめに小さな自分を再確認。

良い幕開けでした。

                  2011年1月7日





   峠を越えるとそこは庄内。

          青空がまぶしい!!

                生まれ変わったような気分!


  





       Kansas






#271  恵み  〜  Soul Food


ひらひら呑気に漂ってたらイキナリ捕まえられて、

「えっ! 何ですか?」

なーんて思う間もなく寒空の下に吊るされて、

あれよあれよという間に水分抜けちゃって、

自慢のしなやかな身体が石みたいに固くなり、

「ちょっとぉー 何がしたいわけぇー?」

なんて思ってたら、

小さな袋に詰められて知らない町へ。

「はぁ〜 なんか知らないけど、よーやく落ち着けるわー。」

と、思ったのもつかの間、

またしてもお引っ越し。

「モォー いい加減にしてもらえませんっ!」

なんて憤慨してたら、あろう事か今度は水に浸されて・・・

「何なのこれ? 一体何が目的? 身体? お金?

水分抜いたのに、また水に浸すなんて・・・意味わかんないっ!」

などと混乱しながら水中で過ごすこと一昼夜。

「はぁ〜 なんかなつかしい この感じ〜 

カラダガ ダンダン ホグレテ イクワ〜」

と油断していたところ、下の方から温かくなってきて、

うっとりしてたら今度はイイ匂いの透明な液体をまぶされ、

しばらくしたらなんかイイ気持ちになっちゃって・・・

しょっぱくて甘い汁が身体にしみ込んだ頃にはすっかり海の記憶も遠のいて・・・



山形の正月料理からかい煮。

子供の頃は味わい方が解りませんでした。

今は、大好物。


エイ君 残さず美味しくいただきました。 感謝です。

                      2011年1月5日





        






            Rod Stewart








謹んで新春のお喜びを申し上げます


旧年中は当社並びに当HPをご愛顧頂き、誠にありがとうございました。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

皆様にとって良き一年でありますよう心よりお祈り申し上げます。  合掌







      







        平成二十三年一月一日




        仏像彫刻原田社員仏工一同






            静寂







#270  三人寄れば・・  〜  We are all Lucky!


楽書の陽子先生からいただいた 「福 うさぎどし 新春」 の色紙。

大空にでっかい福の字が書かれてあるみたいで、気持ちが大きくなります。


木目込み人形の先生である叔母からいただいた 「福うさぎ」。

好奇心のかたまりの様なつぶらな紅い瞳。見習わせてもらいます!


そして、生花店を営む友人が毎年暮れに届けてくれる 「仏手柑」。

爽やかな香、黄色の清々しさに気持ちが洗われます。


三人寄れば文殊の智慧。

みんな集ってめでたさ10倍です!

                      2010年12月30日





    





        Van Halen







#269  清なる志  〜  Rhapsody


先輩ミュージシャンから 「Boysって曲はやっぱり、ガキどもに書いたの?」 と尋ねられ、

「まぁ〜・・ てきとうに・・」 と、居心地悪そうに答えるツンツン頭のお父さん。


 
忌野清志郎 / Boys


「まぁ〜・・」 の中に色んなモノが詰まっていそうで興味深いシーンです。

勝手に想像すれば、

「否定するのもなんだし、どうとってもらっても構わないし、色々説明すんのもなぁ〜・・・」

って感じでしょうか。

ステージ上での様子からすれば、まるで別人の様な佇まい。

「ぼくはこーゆーのが苦手だから歌ってるんだよ、言葉で説明する代わりに早く歌わせておくれよ!」

そんな叫びさえ聞こえてきそうなほどの居心地悪さっぷり!


正直な人なんだなー とつくづく思います。

と、同時に、自分が産み出したものへの愛情が痛いほど伝わってきます。

言葉という手で作品をすくいあげようとした時、

その言葉ではすくいきれない何かがサラサラと指の間をこぼれ落ちてゆく事の虚しさ。

そんなことをするくらいなら 「まぁ〜・・ てきとうに・・」 と答えるほうが真摯なのかも。


叶いませんが、
ザ・ソングライターズ 忌野清志郎編 見てみたいなぁ〜。

言ってほしいなぁ〜

               「まぁ〜・・ てきとうに・・」

                                   2010年12月28日





         





                 エンジェル









#268  カタルシス  〜  Elements


カーナビを使うようになってからは、道に迷う事も少なくなったので、今はありませんが、

「このまま進むと何があるんだろう・・?」 そんな好奇心から、

迷った道をそのままどこまでも進んでみる というプチアドベンチャーを、以前よく楽しんでおりました。

細い山道をどこまでも進むと、行きつく先には、

廃墟と化したテーマパークや、

見た事もない美味しそうな御馳走が並ぶ屋台が・・

あるはずもなく、

したがって豚になる事もなく、

大抵は行き止まりになって、激しく後悔しながらバックで来た道を戻る、という感じでした。

千尋のお父さんの気持ちはとてもよく解ります。


見た事もない光景や、体験した事のない空気、

それが何だか解らないものには、理屈抜きでワクワクドキドキさせられます。

昨晩おじゃましたダンス公演も正にそんな体験でした。


先ずは、市民会館大ホールのステージを客席側に延長して設置された特設ステージに 

「へー!ここでやるんだ!」と、ワクワク。

公演が始まり、暗がりから現れた蠢く白い塊に 

「え!何? 何が始まるの?」と、ドキドキ。


演者と客席が同じ高さゆえの緊迫感。

微かな指の動き、息遣い、ピアノやチェロの生音、光、影・・・・・

様々な分野のプロフェッショナルたちの感性が紡ぎ出す物語に、オープニングから引きずり込まれた私は、

ステージという非日常の空間で、どれくらいの時間がたったかも解らず、気付いた時にはエンディング。

ただただ拍手を送っていました。

                                      2010年12月27日





         











#267  ひなたぼこ  〜  Family Ties


朝、宿泊先のホテルからコインパーキングへ向かう途中、

ビルの谷間にワンサくん発見!



   



「ネイビーのダウンベストお似合いですね!」

と、挨拶すると、程良い湿り気のまっ黒い鼻をヒクヒクさせて応えてくれました。


飼い主さんの愛が感じられるマット。

リードはブロックでとりあえず固定。

信頼されてるんでしょうね、

家族の一員として。



   



車にたどりつきパーカを脱ぐと、セーターに じんべえ(我が家の飼い猫)の茶色い毛を発見!!

自分と一緒に出張した極細の猫毛を目にし、遠い我が家に思いを馳せる。

キミもすっかり家族の一員だねぇ。

                         2010年12月22日





           






              John Denver








番外 妄想はひとりよがり 〜 HHK


〜勝手に紅白歌合戦〜 



総合司会  小林克也



紅組キャプテン  森山良子

白組キャプテン  ムッシュかまやつ



紅組応援団  かしまし娘

白組応援団  てんぷくトリオ



審査員  福田一郎  湯川れい子 みうらじゅん 安齋肇 山田五郎 いとうせいこう ひこにゃん 清水ミチコ



協力  日本野鳥の会




1.カバーVS本家

近田春夫&ハルヲフォン

山本リンダ



2.恋の・・・対決

フィンガー5

ピンキーとキラーズ



3.アニメ主題歌対決

植木等

モダンチョキチョキズ



4.拓郎対決

ザ・モップス

由紀さおり



5.ありましたねそんな曲対決

一風堂

ビジネス



6.ありましたねそんな曲対決パート2

THE 東南西北

河合夕子




7.はまくら対決

にしきのあきら

高田恭子



8.はまくらリスペクト対決

桑田佳祐

小泉今日子 松任谷由実 アンルイス



9.さざなみ対決

飯田久彦

竹内まりや



10.&対決

YANAGI George & Rainy Wood

カルメン・マキ&Oz



    〜 ハーフタイム 〜



11.ギターリスト対決

つなき&みどり

Char



12.アクション対決

安西マリア

西城秀樹



13.ブラス対決

欧陽菲菲

尾崎紀世彦



14.キャプテン対決

森山良子

ムッシュかまやつ



15.CMソング対決

渡辺真知子

甲斐バンド



16.アコースティック対決

矢野顕子

ハナレグミ



17.松本対決

はっぴいえんど

松田聖子



18.ラップ対決

桜田淳子

吉幾三



19.いまわの VS いまわの

HIS

タイマーズ



20.とり

Leyona

RCサクセション


        2010年12月18日





THE BEACH BOYS







#266  うさぎ  〜  good ear for good year


ちりめん細工の先生 宗片さん から、来年の干支 うさぎ を頂戴しました。

純白のボディーに真っ赤なお目目、頬っぺはほんのりサクラ色。

青色の半纏を身にまとい、ちょこんと立つ姿がなんともめんこい!

ピンと立った耳はアンテナの様で、佳いこといっぱいキャッチできそう!


宗片先生ありがとうございました!!

                           2010年12月12日







   

           楽書の陽子先生の作品といっしょに




             うさぎの唄








#265  白飯へのいざない  〜  mature enough?


外食が続く出張から家に戻ると、あっさりしたものを口にしたくなります。

たとえば、白いご飯にお茶をかけて、漬物でさらさらと。


今日は、久しぶりに家で過ごす土曜日。

剣道の朝稽古から戻り、朝風呂に入り、豪華三点盛で白いご飯を堪能しました。


   酸味が食欲をそそる 晩菊 という漬物

   京都のお客様からいただいた風味抜群の ちりめん山椒

   THE塩じゃけ といった感じの塩辛い焼き鮭のほぐし身



    



最近、以前はあまり心が躍らなかったラインナップに惹かれます。

わさび漬け 塩辛 棒鱈煮 だし などなど・・・


これは・・・

好みがオトナになったという・・・

ことでしょうか・・・。


ものは言いようですが。

                 2010年12月11日





    

             デザートは上山 利久堂 のかりんとう







           Paul Simon








#264  理合  〜  internal organ




      



優美でありながらも、その役目ゆえ近寄りがたいオーラを放つ彦根城天守

内部もさぞかし絢爛豪華、ゴージャスなしつらえなのかとおじゃましてみると・・・

予想に反して極めて質素な佇まい。

(帰ってからWikipediaで 【天守】 についての概略を読んで納得しました。)


凛とした外見とは対照的に、節の目立つ木材が多用された城の胎内は薄暗く、

不思議な居心地の良さを感じました。





      








          








      







          








      








          








          








          









      








      





役目を担いながら歳を重ねた表情豊かな木材との出会いは嬉しい誤算でした。


適した材料が、適した個所で、適した使われ方をしているという点に於いては、

内も外も全く変わりがないと思いました。


お城への興味が歴史への興味の扉を少し開けてくれた体験でした。

                               2010年12月7日





          







          Ann Sally











#263  城猫  〜  Deep in my heart


国宝の前で・・


     








     







     







     







     







     







  







     







     






か・・ かわいいじゃないか・・

                          2010年12月1日





     






            Yuko Hara







#262  秘密のコクミンShow  〜  face it with courage


誰かが何かを好きだと言うには何がしかの理由や、そうなった経緯があって、

他人がその好みにとやかく口を出すべきではない。

と、分かっていても、つい口を出してしまう事があります。

また、言葉にはしないまでも、心の中で、

「えー信じられない!」  などと思ってしまう事も度々。

さらに、

そば VS うどん

いぬ VS ねこ

インドア VS アウトドア

というように、物事を全て対立の図式に単純化してしまうなどという事も。



本棚を見れば、その人となりがわかる。

といった表現がありますが、

ある程度は想像や推測ができても、 『わかる』 と言うのは乱暴な感じがします。

電車の中などで赤の他人から 「わかった」 と勝手に思われたくないから 

カバーというものがあるのかもしれません。

「手に持った本」 というあまりにも少ない情報から、

それが全てと判断されるのは誰でも不本意なのではないかと思います。



「そばを天ぷらといっしょに食べるなど愚の骨頂」

と叫ぶ方にとっての そば は、香と風味を楽しむものなのでしょう。

しかし、世の中には うどんのようなそば + びちゃびちゃの天ぷら 

といった組み合わせが 「たまらなく好きだ!」 という方もおられるわけで、

正に、人の好みは十人十色 千差万別 蓼食う虫も好き好き といったところでしょうか。



他の人が、あるモノを、どんな角度から、どんな風に捉えているかは、なかなか分かりにくい事で、

何がその人にとってハッピーなのかという事を簡単に理解出来ると思うのは思い上がりなのだと自戒します。


・・・・・・・・・・


誰かが何かを嫌いだと言うには何がしかの理由や、そうなった経緯があって、

他人がその思いにとやかく口を出すべきではないのかもしれません。


他の人が、あるモノを、どんな角度から、どんな風に捉えているかは、なかなか分かりにくい事で、

何がその人にとってアンハッピーなのかという事を簡単に理解出来ると思うのは思い上がりなのだと自戒します。


でも・・・


その上で・・・


とてもむずかしい事ですが・・・・


自分の心には偏見が巣くっているいるという事を認識し、

出来るだけ先入観を追い払い、

その人はそれを、なぜ好きなのか、なぜ嫌いなのか、

を、想像してみる。


好きなものを一つ増やすチャンスが、

嫌いなものを一つ減らすチャンスが、

その想像の中に隠されているかもしれないと・・

思っています。


でも・・・


むずかしい・・・。

                     2010年11月25日







         








            SANDII








#261  ゆきにほひ  〜  one fine day


頑張って咲いた花はどれもみなキレイ。





   





そして、






   





頑張りぬいた葉っぱたちもまた美しい。



                      2010年11月22日






         





                 The Rose









#260  シンプル LOVE  〜  heavy metal


直径26センチ 重さ2.2キロ

山形鋳物のフライパンをギンギンに熱し、サラダ油をまわし、



     



ベーコン、そして もやしを投入!

イイ音たてて盛大にまきあがる水蒸気!

塩をパラパラ  コショウをガリガリ  仕上げに醤油をジュワーッ!。


新米、炊きたてのご飯といっしょにハホハホといただく。


シアワセ。

                          2010年11月15日






      










                Junko Ohashi







#259  ニャンコロジー  〜  Curious Zingbay




年末に向け社会貢献のお二方(#084)。



          





  ・・・・・・・・・





               





 ・・・・・・・





              





 ・・・・・・・・・






              





 ・・・・・・・・あの





              





 ・・・・・・趣旨が





              





 ・・・・・違ってますよ





              






                                2010年11月14日







        






           The Greatest Love of All









#258  おしゃれフリーク  〜  now & young


東京国立博物館で出会った若者たち。



      



つぶらな瞳のお嬢さん。

説明文には 「埴輪 盛装女子 古墳時代」 とあります。

英語表記では Woman in Fomal Attire 。

おしゃれ女子の優しい眼差しに おじさんドギマギ。




一方・・・



     



こちらは 「埴輪 振り分け髪の男子 古墳時代」 。

英語表記は Man with Center Part in Hairstyle 。

一番特徴的な個所がヘアスタイル故のネーミングなのでしょう。

名前は覚えてもらえないけれど、

「ほらほら あのまん中分けのお兄ちゃん・・」

「あー はいはい あのモミアゲのない一重のあんちゃんね!」

といった感じでしょうか・・。

ソフトバンクのCMの お父さん の お義父さん(こいつ) を連想してしまうのは私だけ?


この若者たち、私より1400コ上の先輩。

「ちゃーっす!」

                          2010年11月11日






 表に出ると綺麗な三日月が。




    




                  1400年前の若者たちも見てたのでしょうね この月を・・





                             JR東海





#257  ぼくのヒーロー  〜  Oh Boy!


「アハハハ これってニャロメでしょ そしてこっちがケロンパス!」

「アハハハ そうそうケロンパス ケロンパス!」


私は見ず知らずの若いアベックの会話↑を耳にし、心の中で激しく反応↓していました。


「youたち、おじさんが ただのおじさん でよかったわ、

つながり目玉のおまわりさんだったら今頃アンタら発砲されてるかもよ。

あのね ケロンパス じゃなくてケムンパスなの。 ケロンパ はロンパールームだし、

にゃんこ先生ロバくんは愛川欣也なの、そんでもってケロヨン木馬座ッ!。 

ちなみに おじさんね 目ぇつぶっててもニャロメとか描けちゃうわけ・・





     






ねっ  だいたい 自慢じゃないけど年季が違うのキミらとは、

おじさんね7歳の時、陶芸教室でニャロメ小物入れとか作っちゃったりしてるわけよ。  

ホラ これ どうよ? ヤバくない?

口のところにビー玉とか置けるわけ、実用的じゃないけどね 

ヒゲとか作った瞬間にもげちゃってるんだけどサ。





        





そんでもって、捜せばアホ面でシェーしてる写真なんかなんぼでも出てきちゃうわけヨ。





        






んー まったく・・・  ところでキミら何歳?

ヒデキは知ってても あいざき進也 とか知らないんでしょ どーせ

AKB だか KGB だか知らないけどさ あんなのみんな同じ顔してるじゃないのッ!

おじさんが若い頃はね 岡田奈々 なんていうアイドルがいてね、

あっ、それからね、関係ないけどコンディショナーなんて言わないの。

あれはリンスなの リ・ン・ス!

それも洗面器にお湯はって溶かして頭をそれにつけて使うの!

ついでに言うとね、あんたがたはカップルじゃなくてアベックなの 

わかる? ア・ベ・ッ・ク。」




天童市美術館で開催中の 赤塚不二夫展 において、  

昭和38年生まれ47歳おじさんが、若人に向け心の中で苦言を呈した一部始終でした。


「年はとりたくないものざんす。」

                                         2010年11月3日






        




            CUBE    ◇タモリ







#256  シャ・ラ・ラ  〜  gradation



  夏から秋


           秋から冬


                     そして春へ





     



                                    Southern All Stars




                                    2010年11月2日







#255  旅のはじまり  〜  courage to college


高三の長男が大学の二次試験のため一人京都へ出発した日、

わたしたち夫婦は、荒井良二さんの山形じゃあにぃイベントに参加するためまなび館へおじゃましました。

妻の手には一冊の本が。

「出来たらサインをもらってほしい。」

と、長男から託された荒井さんの meta めた という作品。


パフォーマンスが始まる前に会場にふらりと現れた荒井さんに

「今しかないっ!」

と、勇気を振り絞って妻が建物の中に消えました。

しばらくして小躍りしながら帰ってきた妻。

「息子がファンで、明日大学の受験なんです。」

と、お伝えしたところ、快く応えて下さったとの事。

早速、携帯で写真を撮ってメール送信。

母の勇気と荒井さんのメッセージが最高のエールになったのではと思います。



    PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ



新聞で見つけたサッカー選手の言葉に感動し、切り抜きを壁に掲げたりしながら、

親としても落ち着かない日々が続きました。

たとえ不合格でも、チャレンジしようと立ちあがった勇気と、

それに費やした時間、労力、その間に考えた事、感じた事は決して無駄にはならない。

そう信じて今日の発表を待ちました。


インターネットでの発表。

ディスプレーに映る受験番号と手元の受験票を間違いではないかと何度も声に出して確認しました。

静かに喜びが湧いてきました。


クラスではみんなが胴上げをしてくれたそうです。

これから大変な生徒さんが多いのに頭が下がります。


せっかく頂いたチャンスを大切に

命を大切に

好奇心の双葉が健やかに育つよう、

新しい地で一歩一歩あゆみを進めてほしいと願います。

                             2010年10月29日






        





                 
ばらの花










#254  宙  〜  The air


北海道で見た青空







            









帰りのフェリーで見た満月







           






                              2010年10月27日













                            Hiroshi Kamayatsu










#253  昭和  〜  welcome rain


一人、雨に出会うと、その時々で色んな音楽が頭の中で流れ始めます。

例えば 
Gene Kelly

しばしば BJ Thomas

時に Simon Butterfly

たまに The Carpenters



出張でおじゃました京都。

宿泊したホテルから徒歩で数分のところに
建仁寺さんがある事を知り、

時間も空いたので、チャンスとばかりお参りさせていただきました。


ホテルを出ると、ポツポツと雨が。

電車での移動ゆえ、手持ちの荷物を増やしたくないという思いから、傘は買わず濡れて行く事に。

と、リフレインし出したのが昭和歌謡。


     
三善英史


身体をすり抜ける約束の時間などない私は、しっとり湿り気を帯び、ほどなく建仁寺さんに到着。

「恋は捧げるものなのかなぁ〜?」

などと、禅寺の門をくぐるにふさわしくない疑問を抱きながら受付へ。

「拝観料を・・・」 と思い財布をとり出す私の目に入ってきたのが板に記されたラッキーサイン。





         





簡潔かつポップな表現に心が躍り、

「Wao!」

と、短パン ポロシャツのアメリカ人観光客風に心の中で感動を表してみました。


すぐ日本人に戻り。

「じっと耐えるのがつとめなのかなぁ〜  そのへんどーなの英史?」

と、更なる疑問をかかえながら履物を下足箱へ。


奥へ進むと暗がりの中に風神雷神図のレプリカが。

本物は博物館に。






          





レプリカの傍らにあった本物の蚊取り器をカメラに収め、

「あの穴は鼻なのか? 口なのか?」

と、無益な疑問を心に奥へ。






          





歩みを進める毎に変化する光に感動を覚えながら更に進むと、

眼前に広がる雨に潤う枯山水のお庭。


「Fantastic!」


再びアメリカ人観光客となってしばしウットリ。

「そーいえばファンタゴールデングレープの登場は衝撃的だった。」

深遠なる禅の境地とは程遠い己の連想に呆れつつ奥へ。





      





雨の風情をカメラに収めていると、後ろを通る二人連れの方々の会話が耳に。


「雨が降ってホントに良かった。」


お伝えはしませんでしたが、深く共感し奥へ。





            





いつしか、急いていた心が静まり、昭和歌謡のリフレインも止み、

アメリカ人観光客も姿を消していました。







       










       










        










          










         










                   










         










「お参りさせていただき本当に良かった。」

そんな思いを胸に出口に向かうと、雨脚が激しくなっていました。





        





傘を買わなかった事を少し後悔しながら、

「後悔、雨・・・・」

と、独り言をつぶやき山門をくぐり俗世に戻ると・・・

フェードインで流れだす昭和歌謡。


ハイ・ファイ・セット


「風邪をひきたくない」

という、情緒よりも生活優先の理由から、街を彷徨うことをせずタクシーに乗り込み京都駅へ。



恋にではなく、ただ疲れている おじさんひとり 雨の京都 昭和歌謡編でした。


                               平成22年10月23日






   






          
ベンチャーズ











#252  まろきはしら  〜  moonglow


奈良 唐招提寺。



     








秋の空に映える天平の甍と、



     








清々しい空気に香る金木犀。



     








奈良時代の建立として唯一現存する金堂は、



     







解体修理がなされたばかりとは信じがたい静かな威厳をたたえ、



     








柱と陽光がつくる影は



     








月明かりに照らされる堂宇を連想させ、








     



厳しき人の優しさに触れさせてくれる。




                     2010年10月14日






     






        feel the moon





#251  月光価千金  〜  rhinoceros horn








               









                        At The Tokyo National Museum





                             
2010年10月12日





                             
Across The Universe






皆様の「日々コレ」をお寄せ下さい! 〜 
gimme some lovin'


皆様が日頃「いいナー」と感じておられる事や、お気に入りの物、大好きな人などをご紹介下さい。

随時このコーナーで「皆様の日々コレ」として掲載させて頂きます。

写真の添付も大歓迎です。

お名前はペンネーム、イニシャル何でも結構です。

出来れば所在地(県や市)などもお書き添え下さい。

出来るだけ原文のまま掲載させていただきたいと思います。

採用させていただいた方には当社謹製オリジナルポストカード5枚セットをプレゼントいたします。

以下のメールアドレスでお待ちしてます



 info@jigamidai.com



      






コレクター:1963年生まれ 男性 仏像彫刻原田専務