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日々コレ好物 〜 Favorite collection of my daily life





#100  自分買って来る 〜  me and you , you and me


10日間にわたる参拝の旅から戻りました。

関空で5人の中国工房の仏工をピックアップし、私を含め計6人で、

京都、奈良、福井、富山、山形、東京の御寺院様を、車で移動しながらお参りさせて頂きました。


       


第一の目的は、国宝や重要文化財のお姿をお参りさせて頂き、

日本の仏教や仏教芸術に実際に接する事。

第二に、当社でお納めさせていただいた御寺院様にお参りさせて頂き、

謹刻納入させていただいたお姿が、どのようにおまつりされ、信仰されているのかを肌で感じる事。

そして、空気や光の色、山、川、食べ物、住宅、

そうした風土や生活習慣を含めた日本の雰囲気を体感してもらう事を主眼に、

日本人である私も、ある意味外国人的な目で10日間を過ごさせて頂きました。

皆とても熱心で、実りの多い旅になったと思います。

私としては、それぞれの家庭を持った5人が無事帰国し、

私も無事帰宅できた事に安堵の気持ちでいっぱいです。

この10日間で 見た事、聞いた事、感じた事、気付いた事、話し合った事 などが、

少しずつ、じんわりと将来の我々の仕事に好い影響をもたらしてくれることを信じてやみません。


さて、今回の旅で個人的に楽しみにしていたのが京都にある 河井寛次郎記念館 


           


以前、日本民藝館 で氏の作品に接し、「河井寛次郎の宇宙」 という本を求め、

それ以来是非おじゃましてみたいと思っておりました。

その本にはたくさんの氏の作品が写真で紹介されているのですが、

私はどちらかというと、氏が残された 「ことば」 に強く惹かれました。

その中の一つ、 「 手考足思 」 を、私自身の心に刻むために、以下打ち込みさせて頂きます。


     
手考足思

   私は木の中にいる石の中にいる、鉄や真鍮の中にもいる、

   人の中にもいる。

   一度も見た事のない私が沢山いる。

   終始こんな私は出してくれとせがむ。

   私はそれを掘り出したい。 出してやりたい。

   私は今自分で作ろうが人が作ろうがそんな事はどうでもよい。

   新しかろうが古かろうが西で出来たものでも東で出来たものでも、

   そんな事はどうでもよい、

   すきなものの中には必ず私はいる。

   私は習慣から身をねじる、未だ見ぬ私が見たいから。


   私は私を形でしゃべる、土でしゃべる、火でしゃべる、

   木や石や鉄などでもしゃべる。

   形はじっとしている唄、飛んでいながらじっとしている鳥、

   そういう私をしゃべりたい。

   こんなおしゃべりがあなたに通ずるならば、

   それはそのままあなたのものだ。

   その時私はあなたにわたしの席をゆずる。

   あなたの中の私、私の中のあなた。


   私はどんなものの中にもいる

   立ち止まってその声をきく

   こんなものの中にもいたのか

   あんなものの中にもいたのか


   あなたは私のしたい事をしてくれた、

   あなたはあなたでありながら、それでそのまま私であった

   あなたのこさえたものを、

   私がしたと言ったならあなたは怒るかも知れぬ。

   でも私のしたい事をあなたではたされたたのだから仕方がない。


   あなたは一体誰ですか

   そういう私も誰でしょう

   道ですれちがったあなたと私


   あれはあれで、あれ

   これはこれで、これ

   言葉なんかはしぼりかす


   あれは何ですか、あれはあれです、あなたのあれです。

   あれはこうだと言ったなら

   それは私のものであなたのものではなくなる。


   過去が咲いている今

   未来の蕾で一杯な今

                     昭和三十八年秋



この10日間の旅の中で 沢山の 「過去が咲いている今」 を目の当たりにし、

いくつもの未来の蕾が大きく膨らみました。  合掌

                                   2007年9月2日






     






                  





                         河井寛次郎師に関して click to go !





#099  ニャンコロジー 〜  desire


ニャンコロジー 今回は予定を変更して、夏休み特別企画 「ペット人生相談」 をお送りします。

それではパーソナリティーの 加藤ハム三先生よろしくお願い致します。


はい加藤ハム三です。  

ペットには人に言えない様々な悩みがあります。

解決の方法を一緒に探していきましょう!




トゥルルル トゥルルル・・・・・・カチャッ


ハイッ ペット人生相談です。


アッ よろしくお願いします。


エー きょうはどんなご相談ですか?


アッ ハイッ 現在の待遇に不満があるんですが・・・・・


ンー 飼い主さんとの関係ですネ。

それでは先ず、あなたの事を教えて下さい。



ハイ  エー 私は生後一年になる飼い猫で、名前は じんべえ っていいます。


アッ、お名前は結構ですよ。


アッ こりゃドーモ。 エー 生後2ヶ月ほどで今の飼い主のところへ連れてこられたんですが・・・・・・


オス メス どちらでしょう?


オスです。 アッ 正確に言えば 元オス って感じです。


飼い主さんの家族構成は?


ハイ エー 私は主に2階で飼われてるんですけど、その2階は40代の夫婦に

中学3年の男の子、中学2年の女の子、小学5年の男の子の5人です。


それで今の待遇に対して不満があるというのは具体的にどういった事に対する不満なんでしょう?


ハイ 簡単に言えば、以前よりサービスが低下したって事なんです。


といいますと?


ハイ 例えば、私がメガネのダンナって呼んでるオッサンなんか以前は部屋に入って来るたび

何かしらのおやつをくれたもんです。ところが最近は私の事をまたいで通り過ぎたり、

こないだなんて危うくシッポ踏まれそうになったりして・・・・・・


ンー つまり食に対しての不満という事ですね?


まーそぉ言われちゃうとお恥ずかしい限りなんですけど・・・・・・・

以前は私が脱走すると必ず私の好物の海苔で釣って私を部屋に連れ戻したりしてたんですヨ。

まぁ 私もそれが目当てで脱走するフリしてたようなところもあったんですけどネ、

もぉー最近じゃ 「どーぞ!」 ってな感じで、 全然焦ったそぶりもなく余裕かましてたりするわけですよ。


ンーなるほど。飼い主さんとの関係を以前のような形にするにはどうすれば良いのかという事ですね。

ハイ 分かりました。 それでは今日は、ペット心理学の 大原わん子先生にお越しいただいてますので

色々とお話を伺ってみて下さい。



アッ ハイ よろしくお願いします。



大原です。こんにちは。 ンー 先ずね、あなたに一つだけ聞いてもいいかしら?


アッ ハイ。


あなた飼い主さんに求められた時どんな態度で接してるのかしら?


・・・・・・・求められた時って言いますと?


つまりね おいで って言われて飼い主さんがあなたの事を抱っこしようとしたりするでしょ、

そんな時のあなた、どんな感じなんだろー?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


ンー答えられないって事はズバリ言ってもいいかしら?

あのネ、飼い主さんが おいで ってあなたを呼んだ時、あなた寝てたりしてシッポをシュタッと一振りの

横着なリアクションをとったりしてるんじゃないのかしら?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


図星?

それじゃあね、飼い主さんが部屋に入ってきた時、あなた一度でも飼い主さんに会えた喜びを

シッポがちぎれるくらい振って表わした事があったのかしら?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


一度でも飼い主さんと触れ合える喜びに打ち震え、

お腹を見せてオシッコちびったりした事があったのかしら?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


一度でも飼い主さんへ親愛の情を込めて飼い主さんの顔をベロベロ舐めてあげたことがあったのかしら?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


なかった! なかったのよ! そう あなた今までそういう事をしてこなかったわけ。

あのね いい? ここからが大事! よく聴いてね。

あなた海苔が好きって言ってたわよね?


ええ まぁ好物ではあります。


海苔もらえて当然! って思ってないかしら?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


あなたね、海苔というおやつが欲しいんだったら媚を売りなさいよ!

シッポを振るのッ! ウレションちびるのッ! 顔をヨダレだらけにしてあげるのッ!

そぉーしてあなたの好物を勝ち取るのッ。 もーだからネコってダメなのよ・・・・・・・。

とにかく、 あらゆる手を使って媚を売るの! ね聴いてる?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


そうなの、 そうなのよ、 あんたがたネコはいつもそう。 身勝手なのッ!

わがままなのッ! はっきり言って自己チューなのよッ!

私らイヌ族がどんだけ努力して人間界で生き残る術を確立してきたかなんて

あんた方ネコ族には決して分かりっこないのッ・・・・・ね聴いてるの?

ねえ、なんか言いなさいよッ!  かけてきたのはあんたの方なのよ・・・・・・・・・・・・・



プー プー プー プー プー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





「 イヌとネコはかなり違う 」 ミケランジェロの言葉です。

                                     2007年8月10日





     
                       
若葉の頃












皆様の「日々コレ」をお寄せ下さい! 〜 
gimme some lovin'


皆様が日頃「いいナー」と感じておられる事や、お気に入りの物、大好きな人などをご紹介下さい。

随時このコーナーで「皆様の日々コレ」として掲載させて頂きます。

写真の添付も大歓迎です。

お名前はペンネーム、イニシャル何でも結構です。

出来れば所在地(県や市)などもお書き添え下さい。

出来るだけ原文のまま掲載させていただきたいと思います。

採用させていただいた方には当社謹製オリジナルポストカード5枚セットをプレゼントいたします。

以下のメールアドレスでお待ちしてます



 info@jigamidai.com



      











#098  夜のギャラリー 〜  conversation


ご注文いただいたお姿が完成し、お施主様にお納めさせていただく前に写真を撮影させて頂きます。

撮影する場所は当社のギャラリー。

撮影する時間帯はたいがい、家族の寝静まった真夜中。

外を通る車も少なく、静かなギャラリーの中で、ライティングや角度を変え、試行錯誤しながらの撮影です。

以前はプロの写真屋さんにお任せしていたのですが、デジタルカメラを求めてからは、

出来るだけ自分で撮影する事を心がけています。

謹刻させていただくお姿は、大きさや形が全てまちまちであるため、

完成のお姿を写真に残すことは大変に重要な仕事です。

それだけに、出来るだけ良い写真を残さなければと努力しているのですが、まだまだ勉強中です。


真夜中の撮影会は私にとってエネルギーを要する事ではありますが、楽しい時間でもあります。

ファインダー越しに、いろんな角度からお姿を捉えると様々な発見があり、いつの間にか

お姿と対話を交わしている自分に気付きます。


下の写真は最近納めさせて頂いた、釈迦十大弟子の内の二尊、

迦葉尊者(マハーカッサパ) と 阿難尊者(アーナンダ) の尊像を撮影したものです。

本来、須弥壇上お釈迦様の左右に脇侍として並列されるお姿ですが、

第一結集のシーンを想定して構成してみました。

                                    2007年8月1日





         







#097  シェア 〜  atmosphere


出張先の盛岡のホテルでチャンネルをあれこれ変えながらテレビを見ていたところ、

MAYA MAXXさんが出ておられたのでリモコンを持つ指が止まりました。

番組はほとんど終わろうとしているところでしたが、最後のコメントがとても印象的でした。

それは、『実際に会う事』 が、いかにパワフルな事であるかを語られていた部分ですが、

携帯電話や、メールでのコミュニケーションを例に挙げられ、

それらは、時間は共有できても空間は共有できない事、

そして、実際に会って同じ時間、空間を共有する事でこそ生まれるものがある。 

というような内容でした。


翌日、仕事を終え帰路についたのですが、少し早い時間だったので

思い切って高速を下り、平泉の中尊寺さんへお参りすることにしました。

以前にも何度かお参りさせていただいておるのですが、夏場におじゃまするのは今回が初めて。

木漏れ日の差す参道はニイニイゼミの合唱と、ヒグラシ〜ソロの競演。

夏草のにおいとあいまって、なんだか大変文化的な事をしているようないい気分になりました。


色々な仏様にお参りさせて頂き、「さて、金色堂へ」と歩みを進めた時、右腕に痒みを覚えました。

見れば、蚊に刺され、赤くぷっくり。

ポリポリ腕を掻きながら金色堂をお参りし、帰ろうと駐車場に戻る道すがら ふと、

今鳴いているヒグラシは芭蕉さんの聞いたヒグラシの声の主の何十代目かの子孫かもしれない・・・・だとか

私の血を吸った蚊は、その昔 つわものども の首筋なんかをカイカイにした蚊の末裔かもしれない・・・・

などというクダラナイ考えが頭に浮かびました。

ついでに、昨晩のMAYA MAXXさんの言葉を思い出し、

古人と空間を共有したような、そして、極めて文化的な事をしたような満足感を感じながらお寺をあとにしました。


帰りの車の中で 「島人ぬ宝」 の歌詞の一節が心に浮かびました。


    テレビでは映せない ラジオでも流せない 大切なものが きっとここにあるはずさ・・・・・・・


実際に会う事、実際に訪れる事、実際に試してみる事、

それらを 「現場主義」 というパッケージングされた言葉で表現してしまうと心に響きませんが、

「空間を共有する」 という表現は、中尊寺のヒグラシの声の如く、私の心の中で響き渡ります。

                                                  2007年7月26日




       





                  島人ぬ宝





#096  感受性 〜  mutual understanding


新聞で河合隼雄さんが亡くなられた事を知り驚きました。

氏の事を以前から良く知っていたわけでも、著作を何冊も読んだわけでもありませんが、

ある事がきっかけとなり、氏の事が気になり始めました。

そのきっかけとは、1年ほど前 北海道への出張で乗った飛行機の中で手にした

機内誌に掲載された氏の特集記事を目にした事でした。

その晩早速、宿泊先であった稚内の書店で 「こころの処方箋」 という氏の本を求め、

その本が出張中の「お供の1冊」となりました。


機内誌の特集の中で特に印象に残ったのは、心理療法の一種である「箱庭療法」について

述べられている箇所でした。以下、抜粋させて頂きます。



「誰でも心の中に物語を持っているんです。 それを表わす。

言葉というのは、相当明確になったものを表現する手段ですが、

僕らは言語以前の ”イメージ” をすごく大事にするんです。

無意識の世界というかな。・・・・・・・・・・・・・・・」




自分でも気が付いていない「自分」が箱庭の中に表現される・・・・・

という事を説明するための前フリのお話なのですが、


〜言語以前のイメージ〜

という言葉は、箱庭療法にとどまらず、色々な考えを誘発させるとても心に響く箇所でした。


自分の中では明確であっても、それを表現する適切な言葉がなかったり、

適切と思って使った言葉が、自分が思ったようには相手に伝わらなかったり・・・・・・・。

不立文字 などという言葉や、

畏れ多くも、お悟りを開かれたお釈迦様が、多くの修行者から教えを乞われたにもかかわらず、

最初のうちはそれを、ためらわれた というお話を思い出しました。

仮に自分の中にある言葉にならないような複雑な感情を100とします。

それをどうにか言葉で表現して他者に伝達し、相手の頭の中に結ばれたイメージと比較した時、

どれほど100に近づける事が出来るのか・・・・・・・・?


先日、河合さんが亡くなられた事をうけて、NHKで氏が4人の方と対談された番組が再放送されました。

それを見ると4人の方皆さん饒舌で、河合さんはあくまでも聞き役にまわられておられるのが興味深かったのですが、

「河合さんなら私が言おうとする意味を分かってくれる。」

そんな安心感が皆さんを饒舌にさせたのだろうと思い、聞き上手というのは相槌の上手さではなく、

その人の内面にある理解力や包容力の事なのだと感じました。


「日常生活に宗教性を深く溶け込ませる」 という日本人の特性を忘れがちな私たちに、

その大切さを しばわんこちゃん が丁寧にやさしく教えてくれます。


これは 「しばわんこの和のこころ」 という本の帯に記された河合隼雄氏の文化庁長官としての推薦文です。

ご冥福をお祈りいたします。

                                   2007年7月23日





     







#095  ニャンコロジー 〜  interview


ニャンコロジー きょうはネコのじんべえ君をお迎えしてお話を伺いたいと思います。

じんべえ君こんにちは!

  
「アッ ドーモ」

いやーずいぶんと大きくなりましたね〜

  
「恐縮ッス」

前回のニャンコロジーでは飼い主の方からお話を伺ったのですが、ご覧になられましたか?

  
「ええ まぁ・・・・・」

ご本人の立場から色々おっしゃりたい事もあるんじゃないですか?

  
「おっしゃるも何もあーた 聞いてくださいよ!!」

ハイハイ伺いますよ! ここはそういうコーナーです。


  
「こないだネ 寝てた訳ですヨ ホゲホゲと いつものように 冷蔵庫の上で。」


     


ハイハイそれで?

  
「そしたらね、居間の方から誰かが入ってくる気配がしたんスけど 

  どうせノリとかもらえるわけないナ〜って思ってシランプリしてたわけ。」


あーそう言えばじんべえ君、海苔が大好物なんですよね!

  
「そうそう あの香り、パリパリ感 もうタマンナイッス!! もうウットリ・・・・・・・

  ・・・・・・な〜んて事はどうでもいいんですよ!  とにかくね無視してたわけ。」


ハイハイ。

  
「そしたらね ノリの缶がシュポンと開く音がした訳ですよ ちょっとわざとらしく・・・・」

ほーなるほど。

  
「これ当然行きますよね? 普通。」

いや〜私は海苔にはそんなに反応しないと思いますが・・・・

  
「そーゆー事言ってるんじゃなくて  あぁ〜もぉ〜 好物をくれるっていうなら行くでしょっ!!って事ですよッ!」

あーハイハイ。

  
「それでね行った訳ですよヤッターとか思いながら」


        


  「でもね ちょっとおかしいと思ったわけ、今から思えばネ そこで気付かなかったのがネ 甘かったなと・・・」


エッ! 何かあったんですか?

  
「普段ノリとかのおやつは食事をするトレーにのせられるわけですよ 一応ネ・・・

  ところがその時に限ってメガネのダンナ、どういうわけかノリをチラつかせながら

  お風呂場の方へ向かって行くじゃあーりませんか。」


その語尾の言い方かなり古いですね 何年生まれですか?

  
「だ・か・ら!そーゆー事じゃなくてッ!!違うでしょポイントがっ!モウッ!!!」


















     


いや失礼失礼 それで?

  
「それでねどうしたってついて行きますよね?普通。」

いや〜私は海苔につられてお風呂場には行かないと思いますが・・・・・・

  
「だきゃら! あ〜もぉ〜」



















     



















「ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ・・・・・・」


     


エ〜ッ!いきなり毛づくろいですか〜?

 
 「・・・・・・・・ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺぺろぺろぺろぺろぺろぺろ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」















  「んツ?」


     




 〜 ここでしばしスーパーボールにじゃれつき中断 〜







 「それでねお風呂場の方へ行ったわけです。」



     


なんかじんべえ君って気分屋さんですね。



  
「そしたらネ・・・」

いやーマイペースだなぁ〜


  
「そしたらネ、ノリはもらえたわけ。それをネ食べ終わって ネェモット〜 ってオネダリしようと顔を上げたわけ、

  そしたらネ、なんかメガネのダンナの様子がおかしいのぉ なんかネ口元がニンマリ笑ってるんだけど
  
  目がね・・・・・・・・・・・・笑ってないワケ・・・。」

なんだか急にオネエ言葉になってるみたいですが・・・・

  
「しょーがないジャナイッ取っちゃったんだから〜  もー大変だったわよ。 毛まで剃られて・・・・・」












         


・・・・・・・・・・・・・・・・

  
「そいでネ、変だナ〜って思ってたらイキナリ・・・・・・」

いきなり?

  
「お湯を・・・・・」


     


お湯を?・・・・・




  
「ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ・・・・・・・・・・」


     


エ〜 またですか〜?

  
「・・・・・・・・・・・・ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ・・・・・・

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

  ・・・・・・・・・・・・・ん!?」


        


あれっ! あっ、あの じんべえ君? お湯がどうしたんですか〜?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





          



エ〜 じんべえ君、何か虫のようなものを見つけてどこかへ行ってしまいました。

途中ですがニャンコロジー今回はこの辺で・・・・・・

次回は 「モフ毛はオネエの命」 と題しておおくりします。


                                じんべえく〜んギャラの海苔ですよ〜・・・・・・・

                                                  2007年7月10日





      
           「正直夏は苦手ッス」と、じんべえ君



      ニャンコTHEムービー  click to go!!






#094  色 〜 imaginary memories


     夜明け間近の コバルトブルーの空は

            こんなにも美しいのに 私は泣いてばかり・・・・・・・


     夜明け間近の コバルトブルーの海は

            こんなにも穏やかなのに 心はざわめくばかり・・・・・・・



これは、同い年の いとこ から紹介してもらった indigo blue

「コバルトブルー」 という曲の1番と2番の歌い出しの歌詞です。

最近この曲が入っているCDを借りて運転中に聞いていたのですが、すっかりハマッテしまいました。

アルバム全編通して、正直な歌詞(私が勝手に思っているだけですが・・・)が

心地よいメロディーにのって唄われる一枚です。

特にこの コバルトブルー は情景が目に浮かぶとてもいい曲で、一番のお気に入りです。

冒頭の歌詞からは 薄暗がりの海辺のひんやりした空気が感じられ、

砂浜に立ち、海を見つめ、

相手に自分の気持ちを素直に伝えられないもどかしさに涙する女性の姿が浮かび上がり

いつしかその女性が自分になっていたりして・・・・・・・・・・

「そこに感情移入かよッ!!!」 と自分につっこみを入れながら聴いております。

「海」 「航海」 ・・・ じゃなくて 「後悔」 とくれば

紙ナプキンにインクがにじむ 
あの曲 が思い出されますが、

色が登場する曲はちょっと考えただけでもたくさんあります。


   ♪心の岸辺に咲いた赤いスイートピー  〜  赤いスイートピー

   ♪あ〜青いかぜ切って走れあの島へ  〜  青い珊瑚礁

   ♪渚に白いパラソル心は砂時計よ  〜   白いパラソル

   ♪ラベンダーの夜明けの海が見たいの  〜  渚のバルコニー

   ♪蒼ざめた月が東からのぼるわ  〜  ガラスの林檎

   ♪映画色の街 美しい日々が切れ切れに映る  〜  瞳はダイヤモンド

   ♪今の青さを失くさないでね蒼いフォトグラフ  〜  蒼いフォトグラフ


お分かりでしょうか?

「エッ聖子ちゃん好きなの?」 って聞かないで 嘘つくのは上手じゃない・・・・・

「いいじゃないか S38年うまれだものッ!」

エー とりとめがなくなってしまいましたが、とにかく言葉としての色は想像の世界を大きく拡げてくれます。


indigo blue おススメです!!

                                            2007年7月8日



          



               indigo blue 公式サイト click to go!

               indigo blue アマゾンのレヴュー
         
            
           ♪
コバルトブルー カバー  竹蔵蕎麦やまたけ御主人のバンド


              竹蔵蕎麦やまたけ web site click to go!



          追記:いとこによれば 「コバルトブルー」 はお父さんの事をうたった曲だとの事。

              そのお父さんとは、芦屋雁之助さんだそうです。

              それを知ってから聴くと又、違った意味を持って心に響きます。



                      コバルトブルー  歌詞  click to go





#093  凡をきわめる 〜 Why?


お世話になっている銀行さん主催の講演会に行ってきました。

講演は 花王の会長 後藤卓也さん。

演題は 「花王の経営姿勢とよきモノづくり」。

穏やかな口調、わかり易い言葉、丁寧な説明。

時の経つのを忘れ拝聴させて頂きました。

せっかく伺った貴重なお話を忘れないため、

特に印象に残った事をここに記しておきたいと思います。



講演は創業当時のお話から始まりました。


今でこそたくさんの製品が溢れている日本ですが、明治、大正の頃は石鹸ですら高級品で、

国産のものは質が悪く、外国製は良質ながら大変高価であったとの事。

そこで花王の創業者の方は、

「国産で、良質かつ安価な石鹸を出来るだけ多くの皆さんへ」

との思いから、石鹸の生産に乗り出されたのだそうです。

今では石鹸はもちろんの事、十人十色ならぬ一人十色のニーズに対応した

様々な製品を扱われている花王さんですが、モノづくりの根底にあるのは

創業当時から変わらず 『よきモノづくりと絶えざる革新』 という哲学。


  
〜よきモノづくりはメーカーの原点であり、よきモノづくりには絶えざる革新が必要である。〜


自社の核となる技術(何が得意であるのか)を見つめ、それを進化させる知恵と工夫を愚直なまでに探求する事。

分かっているけど出来ていない事を見つめ、基本に立ち返り、出来るように努力していく事。


よく 「花王のコマーシャルは面白くない」 と言われるのだそうですが、

それは、イメージが先行した一過性のメッセージより、その製品が消費者、使用者に

どんな利益をもたらすのかをまじめに伝えたいからこそ、との事。

そして、その利益は、現象の背景にある 「真理〜原理、原則」 の探求から生まれるという事を

何度も強調されておられました。

さらに、現象の背景にある真理を探求するためには
〜キョロキョロする好奇心〜が大切だとの事。

「なぜそうなるのだろう?」 「どうしてそうならないのだろう?」 といった日常の些細な事柄に興味を抱き、

その積み重ねの中からヒラメキが生まれるのだそうです。

お好きな言葉は 
「凡をきわめて非凡に至る」

何気なく使わせていただいている花王の製品や、日頃テレビで見るコマーシャルを、

そんな観点で見直してみると 「そういう哲学が背景にあっての事か」 と合点が行きます。


その他にも経営者としての心構えや、経営に関するたくさんの貴重なお話を伺いましたが、

私がここまで記したものを自身で読み返してみると、「当たり前のこと」に感じられます。

その「当たり前のこと」が会長さんの口から発せられると、大変な説得力を持った魅力的なお話になるのは、

ご自身の経験と自信に裏付けされているからこそと思います。

そして、その「当たり前のこと」を
実践継続していく事がいかに大変で非凡な事であるかを想いました。

                                                  2007年7月7日



    
                      講演の資料より




         動画 Click To Go !





#092  演者 〜 actor


出張で高速道路を運転中によく落語のCDやカセットテープを楽しみます。

時速100kmで移動する 「高速移動演芸場」。


色々な演目の中で一番のヘビー・ローテーションが立川談志師匠の

「鼠の穴」 と 「天災」 という噺が入ったカセットテープ。

かれこれ10年以上前に求めたものですが、今でもよく手がのびる作品です。

とにかく登場人物の演じ分けが見事で、何度聞いても「お話の中」に引き込まれ、

楽しみながらも、いつも感心してしまいます。

「鼠穴」 に登場する大店の主人と、それを頼って田舎から出てきた弟とのやりとり。

「天災」 の喧嘩っ早い江戸っ子の職人と、その家族、そしてその男に道を説く先生との丁々発止。

私がそのすばらしさをここで述べてもまったくの今更ですし、

芸について語ったりするのは大変におこがましいかぎりですが、

各人物の内面、言い換えればいろんな人物の感じ方が分かるからこそ

生き生きとした演じ分けが展開されるのではないかと思い、

この作品に接してから以前に持っていた師匠へのイメージが変化しました。



     



さて、今更ついでのMr.ロバート・デ・ニーロ

彼が出演した映画を全て観た訳ではないので、

談志師匠同様、熱狂的な支持者がいる彼の事を語るのはためらいを感じるのですが、

色々な映画で演じられるキャラクターはとても魅力的で惹きつけられます。

特に 「ミッドナイト・ラン」 という作品は、DVDで何度も繰り返し観ているお気に入りの作品です。

公開当時はアクション映画として捉えてしまい、物足りなさを感じたのですが、

DVDを求め、観かえしてみると、小ネタ満載のクスッと笑えるロード・ムービーとして楽しむことが出来、

観るたびに発見のある一本です。

レストランで食事を終えチップを計算しながらテーブルにお金を置く仕草、

そして、その額が少ないと文句をつける同行人とのやりとりなど、何気ない場面がごく自然に演じられ、

作品の中に引き込まれ、楽しみながらも感心してしまいます。

再び、演技について語るなど、誠に身の程知らずなのですが、

キャラクターの内面やバックグラウンドが描かれているからこそ魅力があり、

それがごく自然に演じられている事で味わい深いものになっているのだと思います。


演じる人たちってつくづく 「すごいなー」 と単純に尊敬してしまいます。

                                      2007年6月30日





       




       ■ミッドナイト・ラン  レストランでのチップのシーン

      ■ミッドナイト・ラン 予告編

      ■エルモと演じる事について語るMr.デ・ニーロ





#091  「仏像のひみつ」 〜 Get The Knack!


山本勉著 「仏像のひみつ」

新聞に掲載された南伸坊氏の書評を目にし、迷わず購入しました。

その書評の一部をご紹介します。


   
この本は「伝説の仏像本」になるだろう。 と私は思う。

   今まで、誰もがする、してしまうような本作りをしなかった。

   それがこの本の画期的なところになった。

   端的に言うなら、情報を減らしたことである。

   テクニカルタームをできるかぎり使わず、漢字にはルビをふる。

   読者の興味を喚起はしても、深追いしない。





     




どうです? 読んでみたくなりませんか?

この書評自体、読者の興味をものすごく喚起させる文章で、

私は新聞を切り取ってその書評を、求めた本のとびらに貼り付けてあります。


さて、この「仏像のひみつ」の最初に記されている 
ひみつ その1 は、

「仏像たちにも
ソシキがある!」 というタイトルで始まります。

実はこの度、当社ホームページの目次のページが新しくなりまして、

今までは、お釈迦様のお姿を時系列でご紹介させていただいておりましたが、

今回は 
「ソシキ」 を意識したものとなっております。





一番初めに登場するのが 四天王の内の 「増長天」 のお姿です。

このお姿は 
「天部〜てんぶ」 という 「ソシキ」 に属します。

「天」は、そのほとんどが元々バラモン教などの異教の神様で、仏教に採り入れられて、

仏教を守護する神様となりました。 これらの神々が天上界に住まわれていることから、

「天」という名前がつけられたそうです。




            
          当社謹刻 持国天像(四天王)            弁財天坐像(鎌倉時代) 東京国立博物館にて



          〜 その他の「天部」のお姿  仁王 大黒天 韋駄天 など。







次に登場するのは、「不動明王」 のお姿で、「明王〜みょうおう」 という「ソシキ」に属します。

「明王」は如来の命を受けて反仏教的な衆生を調伏するためにあらわれるお姿です。

ですから、ワルイモノをおそれさせる、こわいお姿(忿怒形〜ふんぬぎょう)をされています。





            
           当社謹刻 愛染明王像                     当社謹刻 不動明王像



             〜その他の「明王」のお姿  孔雀明王 烏枢沙摩(ウスサマ)明王 など







次に登場しますのは、「延命観音」 のお姿です。

親しみ深い観音様は 
「菩薩〜ぼさつ」 という 「ソシキ」 に属します。

観音様にも色々なお姿、例えば 十一面観音様 や 千手観音様 がおられますが、

これらの観音様も 観世音菩薩〜かんぜおんぼさつ という 「菩薩様」 です。

つまり、観音様は「菩薩」という大きな「ソシキ」の中の

「観世音菩薩」という細分化された「ソシキ」に属していることになります。

又、文殊様や普賢様、お地蔵様 も 文殊菩薩 普賢菩薩 地蔵菩薩 という 「菩薩様」 です。

菩薩様は、真のお悟りを求めて仏になろうとする誓願をたてられ、

いつも私たちの身近にいてくださる仏様です。(#040をご参照下さい。)





             
       当社謹刻 ほほえみ地蔵(砂岩)           当社謹刻 自在観音  「拈華微笑」 書 岡部陽子



        〜その他の「菩薩」のお姿   虚空蔵菩薩 勢至菩薩 日光菩薩 月光菩薩 薬王菩薩 など







最後に登場されるのは、「お釈迦様」 のお姿です。

お釈迦様は 
「如来〜にょらい」 という 「ソシキ」 に属されます。

「如来」 は 如〜真実 から来生された方という意味で、

お悟りを開かれた方の事。「仏陀」 ともおよびします。(#040をご参照下さい。)





             
            当社謹刻 釈迦如来坐像               如来立像 ガンダーラ仏  東京国立博物館にて



             
〜その他の「如来」のお姿  阿弥陀如来 薬師如来 など





上記の事は、既に良くご存知の方もおられる事と思います。

でも、もしそうでなければ、今度お寺さんや博物館などで仏様に出会われる機会に、

「どのソシキに属されるお姿でしょう?」 と、ご自分にクイズを出されてみてはいかがでしょうか?

天部 明王 菩薩 如来 その四種類の区別がつくことで、

御仏像への興味の扉が大きく開かれるのではないかと存じます。  合掌

                                        2007年6月30日





               
              如来五尊像(主尊の如来を四尊の菩薩が脇侍する) 
             中国 西魏 東京国立博物館にて撮影させていただく。







#090  におい 〜 reminds me


先日、町内のお知らせを配り終え、家に帰る時、

ちょっと遠回りして、子供の頃よく通った道を久しぶりに歩いてみました。

昼間でも薄暗い墓地を通り抜け神社にたどり着く細い小道。

草と土の匂いにまじって、ちょっとだけ匂う錆びた鉄の匂い。

けっしていい匂いではないのですが、その匂いが小学生だった頃を思い出させました。


学校が週6日あったその頃、

土曜日のお昼間、その道を通って神社の近くのパン屋さんへよくお使いに走らされました。

そのパン屋さんは、お願いすると食パンにイチゴジャムやピーナッツクリームなどを

大きな四角い缶から金属製のヘラでたっぷり塗ってくれ、私はそれが大好きでした。

家に帰り、白い薄い紙の袋からそのサンドイッチを取り出すと、

焼きたてフワフワの食パンの香りが鼻をくすぐり食欲をそそりました。

又、学校から帰り、毎日のように時間を忘れ神社で遊んでいると、

少し離れたところにある銀行の時計台がキンコンカンコンと午後5時を知らせ、

毎日のように「早く帰らねどごしゃがれる」 〜早く帰らないと叱られる 

と、焦りながらその道を通って家路を急いだものでした。


匂いはたくさんの忘れかけていた事を思い出させてくれます。

すれ違いざまに香る女性の化粧の匂いが、幼稚園の母親参観の事を思い出させたりして、

懐かしさのあまりクンクンしたりしてしまいますが、誤解を受けないようにしたいと思います。


さて、昨日は旧の端午の節句。

当社の屋根には菖蒲がのせられ、昨晩は久々に菖蒲湯につかりました。

その菖蒲とヨモギの香りが、幼い頃、母が薪をくべて沸かしていたお風呂の事や、

タイル張りの浴槽の事、リンスは洗面器のお湯に溶かし、そこに頭をつけて使っていた事、

ハンドルを回し、ローラーで脱水する洗濯機の事などを思い出させてくれました。

ついこの間のような気もするのですが、だいぶ前のような気もします。

                                    2007年6月20日



         
        菖蒲についての説明  click to go!




【なつかしい映像】

♪イギリス オランダ ブルガリア〜  バイキングは愉快なのか?

♪あのねのね〜 山ねずみはそんなにカワイイのか?

♪探し求める少年 淋しくないのか?

♪きこえてくるよ〜  おいちゃんの声が!

♪男子大興奮!





#089  石の壺 〜 much more than 4000yen


高校受験に合格したら買おうと計画していたものがありました。(約30年前!)

ザ・ローリング・ストーンズの2枚組みライブアルバム 「ラブ・ユー・ライブ」  4千円也!!


    


音楽雑誌で 「最高のロックバンドの最高のライブ!」

「興奮のるつぼ!偉大なるライブ!!」 などのレコード評を目にし、

これを自分へのご褒美にしようと決めていました。

しかし、めでたく合格し、発表のその日にレコード屋さんで求め、早速家に帰り針を落とすと、

流れてきたのは何やらガチャガチャと聞いた事がないようなノイズ、そして叫び声。

ストーンズ初心者であった私は、全くその良さが分からず、4千円の大枚を無駄にしてしまったと失望しました。

それでも、せっかく4千円を払ったのだからと我慢して、そのノイズと叫び声を聞き続けました。

それはストーンズを好きになろうという行為ではなく、なんとか4千円の元を取ろうとする

高校一年生なりの涙ぐましい消費活動であったような気がします。

しかしながら一向に元が取れた手ごたえは生まれず、あきらめかけていました。

今から思えば、ストーンズ初心者の最初の一枚として、この「ラブ・ユー・ライブ」というレコードは

少々ハードルの高いものだったかもしれません。

おとなしくスタジオ録音のベスト盤などにしておけば良かったのでしょう。


高校一年生にとって2枚組み4千円のレコードを「外してしまった」という事実はかなりの一大事で、

半ば意地になって聞き続けていたある日、突然、私の心に
シュボッ!とストーンズの火が燃え上がりました。

「4千円もったいない」 の一念が、このアルバムを味わうための回路を脳にこしらえさせたのです。

以来、その調子の外れた爆音のようなノイズと、

ただ 『がなって』 いるような叫び声が心地よく 『音楽』 として心に響き、

どんどん彼らの世界に引き込まれていきました。


色々な世界との出会いには様々な形がありますが、私とストーンズの出会いは、

4千円という値段が決め手だったかもしれません。

2千円だったらこんなにも彼らのことを好きにならなかったかも・・・・・。

BIG なロック・バンドとの CHEAP で EXPENSIVE な出会い!


さて、このライブ盤の楽しみ方としておススメしたいのは、

夏の夕方、雷を伴った豪雨の時、可能な限りボリュームを上げてプレーしていただくことです。

激しい雨音や落雷の音、稲光が、ある意味借景となって、祭りの雰囲気をいっそう煽ります。

特にブラウン・シュガーが終わってジャンピン・ジャック・フラッシュへ移行する時の盛り上がりは、

風神雷神入り乱れての大騒ぎ、正に興奮のるつぼです!!

気を付けなければいけないのは同居人がいる場合。

「何やってんの!」と、いきなりスイッチを切られてしまう可能性があります。

その場合 「俺は今4千円の元を取っているんだ!ベイビー」 

などと、ミック・ジャガー張りに主張したくなりますが、

ミックではない私は、素直に従う事にしています。 


                                      2007年6月11日




    





    ♪
ブラウン・シュガー  カバー

    ♪
ジャンピン・ジャック・フラッシュ  アレサ・フランクリン






#088  FUN FUN FUN 〜 I like it


乳幼児を観察していると、その無邪気さに驚かされます。

描きたいから絵を描く。

歌いたいから歌を歌う。

踊りたいから身体を動かす。

誰が教えた訳でも、頼んだ訳でもないのに、心の命ずるまま純粋にその行為を楽しむ。

きれいな線を引きたいとか、音を外さないようにしようとか、格好良く踊ろうなんて邪念は一切なし。

ただそうしたいからそうしているだけ、もしくは、そうせずにはおれないからそうしているだけ。

理由なし、損得勘定なし、比較なし。

あるのは描きたい、声を出したい、身体を揺さぶりたいという抑えがたい欲求のみ。

でも、いつしかその本能には 「ハズカシイ」 とか 「ワラワレタクナイ」 とか 「ジョウシキ」 などのフィルターが

幾重にもかけられ、欲求の光線は弱められ、それはもう無い事のように思い込んでしまいがちです。

なのですが、言葉で論理的に考える事を学ぶ前の自分、

チラシの裏にボールペンで落書きしていた自分、

下校の時スキップしながらコマーシャルの歌を大声で友達と歌っていた自分、

そんな自分がまだどこかにいるはず。

頑固にへばりついたフィルターを一枚一枚剥がしていくのはなかなか大変な事の様に思えますが、

以外に簡単な事のようにも思えます。


ローリング・ストーンズの歌詞に

I know it's only Rock'n Roll but I like it  〜 たかがロック なんて事は百も承知。でも好きなんだ!

というのがあります。好きな事を自由にやっている時の自分は当然楽しいのですが、

好きな事を楽しそうにやっている人を見るのも又、楽しいものです。

好きな事に没頭すれば、どんどん子供の頃の感覚に戻っていけるかもしれません!

                                             2007年6月2日



    

          

    歯医者の待合室にあった雑誌を携帯電話でパシャリ! パウル・クレーという画家の記事。




          
                ♪イッツ・オンリー・ロックンロール
                 
いろんな人がたくさん登場します。




オマケ。 ユーチューブで見つけた音を楽しむ人々。 全て素人さんです。

ドゥービーのリッスン・トゥー・ザ・ミュージックをカントリータッチで!

クイーンのドント・ストップ・ミー・ナウをアカペラで。 やってる方も見てる人たちも楽しそう!

ストーンズのホンキートンク・ウーマンをブルーグラスで! 

アメリカのシスター・ゴールデン・ヘアーをお友達で! すごくハッピー!

シェリル・クローのカバー アコースティック! いい感じです。

ジャクソン5のアイ・ウオンチュー・バック アコースティック!! こちらもいい感じ。

こちらはアカペラ!

S&G いとしのセシリア! 演劇?

同じくセシリア アカペラ! 楽しそうでうらやましい!!

ユーミン やさしさに包まれたならのカバー 日本代表!

ロバータ・フラック やさしくうたって ブラザーに囲まれて!

E.W.&F. セプテンバー  フィリップ・ベイリー役の登場で大盛り上がり!

マドンナ ライク・ア・プレーヤー  アカペラ!

アイズ・オブ・ザ・タイガー ロッキーのテーマ  この人たちスゴイです!!

極めつけ! スリラー!! 楽しませる事を楽しんでる人たちを見る楽しさ!!!






#087  ニャンコロジー 〜  interview


きょうは、この日々コレに度々ご登場いただいているネコのじんべえ君、

その飼い主である じんべえ君の世話人様 を、お招きして色々とお話を伺いたいと思います。


じんべえ君の世話人様こんにちは! どうぞよろしくお願いいたします。

  
「こんにちは こちらこそよろしくお願いします。」

最初に、最近のじんべえ君の様子をお聞かせください。

  
「はい 最近のじんべえは相変わらず海苔好きの無邪気な食いしん坊なのですが、

  体重は5.2キロになり、かなり堂々とした体格になってきました。でも、兄弟のドラちゃんは

  既に8キロ以上という事なので、まだまだですね! じんべえのお父さんはメインクーンという種類の

  ゴージャスなネコなんですが、元の飼い主の方(猫神様〜#041をご参照ください)にお聞きしたら

  メインクーンはネコの中でも特に大きくなる種類で、オスは10キロを越える事も珍しくないとか・・・」


へー10キロですか! ちょっとした犬ですね。

  
「ええ、でも じんべえはミックスなのでどれくらい大きくなるのか・・・・・・

  今の倍くらいのじんべえを見てみたい気もしますが・・・・・。」


ところで、じんべえ君は海苔には目がないようですね。

  
「そうなんです。先日お友達がそれを知って、古くなった海苔をじんべえにと持ってきてくれました。

  海苔の缶を持っただけで、もう気もそぞろ、目の色が変わり足元にまとわりついてきます。」

海苔好きのネコって多いんですかね?

  
「分かりませんが、この間、兄弟のドラちゃんが遊びに来た時、ためしにあげてみたら、

  ぜんぜん反応せず、ねこまたぎ状態でした。 色々好みがあるみたいですね。」


その他に好きな食べ物はありますか?

  
「これは食べないでしょ・・・・とか言って主人がヨウカンをあげていましたが、

  ペロペロなめてから、けっこう美味しそうに食べていました。」

ご家族の皆さんの接し方はいかがですか?

 
 「先ず、主人は徹底した〈おやつ作戦〉で手なずけようとしています。

  出張先でペットショップに寄り、ネコ用のかまぼこやニボシを買ってきては与え、

  接触が少ない事をカバーし、印象付けようとしているようです。それが功を奏してか、

  主人が部屋に入るなり、寄って来ては切ない声でおやつを催促するようになりました。

  でも、積極的に膝にのってくるという事はないので、なついている というのとは違うようです。

  せっかく寝ているのに肉球をグリグリされたり、押さえつけられてブラッシングをされたりするので

  基本的にはあまり好いていない様な気がします。

  お手当て(おやつ)をくれるいわゆる パパ的存在 と言えるかもしれません。」


ンー笑うに笑えないお話ですね・・・・・・

  
「その点、中2になる娘にはけっこう積極的に接触を持とうと寄って来るようです。

  どこで研究したのか ネコのマッサージポイントを把握しているらしく、

  膝の上でおとなしく施術されています。孤独には耐えられないのに、束縛を嫌うじんべいが

  そのようにしているのはとても稀な事ので、父親は平静を装いながらも内心は穏やかでないようです。」


ンーつくづく笑えないお話ですねー・・・・・・。

  
「中3になる長男はクールなスタンスを決めているようですが、一対一になるとけっこう

  遊んだりしているらしく、じんべえも一目置いている感があります。」

ンーますますご主人のお立場が・・・・・・・・

  
「小5の次男の事は同等もしくはそれ以下と見なしている感があります。

  次男が抱っこしようとして、逃げようとする時の様が明らかに攻撃的です。

  動物もそれなりに空気を読んでいるいるというか、パワーバランスを見極めている事には感心します。」


世話人様にはいかがですか?

  
「やはり基本的な世話、餌やトイレの掃除などは私がやっていますし、時間的にも一番長く一緒にいますから

  信頼されているのではないかという感じはします。 おやつで気を引いても、欲しいのはおやつであって

  おやつ以外の何物でもないわけです。そのへんの正直さがネコのいいところなのかもしれませんね!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  
「どうかなさいましたか?」

・・・・・あっ いえ 何でもありません。 エーまだまだお話を伺いたいところですが、

この辺で終わらせて頂きたいと思います。きょうは有難うございました。

  
「はい、こちらこそ有難うございました。

  最後にお気に入りの猫ブログをご紹介しますのでよかったらご覧ください。」

有難うございます。 又よろしくお願い致します。

ニャンコロジー次回は 「一番風呂だよ!じんべえ君」 をお送りします。 それでは!


                                          
2007年5月31日

        

        〈じんべえ君の世話人様おススメ猫ブログ〉

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           飽くなき権力闘争に疲れしばし休戦





     
            これ以上無理! じんちゃんの限界。




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#086  オリンピックの顔と顔 〜  Beijing


さて問題です。

インドの山奥で修行した・・・・と言えば・・・・・・

「ハイッ! レインボーマン!!」


   


・・・ですが、その
 ♪レインボーマンの原作者は・・・・・・・

「ハイッ! 川内康範!!!」

・・・・・です。 その川内康範氏が作詞した楽曲で、最近話題になったのは・・・・・

「ハイッ! おっ おふくろさん!!!!」

・・・・です。 その おふくろさん を歌う 森進一 が 吉田拓郎 から提供された楽曲といえば・・・・・

「ファイッ! えええ襟裳岬!!!!!」

・・・ですね!  それでは楽曲 
岬めぐり を歌ったグループの名前は・・・・・・・


えーきりがないのでやめにします。



2008年8月8日から始まる北京オリンピック。

上海の飛行場や、街中のいたるところに、その北京オリンピックの看板やポスターが目立つようになりました。

それらに必ず登場するキャラクターたち。


    


以前から気になっていました。

五輪だから5種類のキャラなのでしょう。

嫌いじゃありません。 むしろ積極的に好きになる努力をしたいくらいです。

でもあと2種類付け加えて欲しかった・・・・・・

できれば2種類加えて7種類にして欲しかった・・・・・・・

そうすればレインボーマンだったのに・・・・・・ここでしばしヨガの眠り・・・・・・


さて、仏塔の種類に 五輪塔 というものがありますが、

この五輪塔、古代インドにおいて物質を構成していると考えられた5つの要素、

地 水 火 風 空 をそれぞれ、四角 球 三角 半球 宝珠形 で表わしたもので、

平安中期から供養塔などとして建立された との事。


一方、オリンピックのシンボルマークの五輪

一般には五つの大陸を表わしているといわれているようですが、

その五輪にちなんだと思われる北京オリンピックの5つのキャラクター、

調べてみると それぞれに名前や意味合いがあることが判明しました。


はじめに 水色が ベイベイ という名前で魚がモチーフ。

中国では魚は縁起の良い生き物らしく、

又、魚のように早く泳ぐというような意味が込められているのかもしれません。

はにまる を思い出すのは私だけでしょうか?

   


黒はパンダのモチーフ 名前は ジンジン 。 

中国といえば当然この大熊猫の登場でありましょう。

パンダはどういじっても大抵可愛くなるのに#074に登場の彼はどうした事でしょう!

   


赤の名前は ホアンホアン。 聖火がモチーフとの事。

中華料理は火力が命です!

   


オレンジ(黄)はチベットカモシカがモチーフで名前は インイン。

オブ・ジョイ・トイではありません。

チベットのカモシカって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

   


そして最後に、ツバメがモチーフの緑の名前は ニイニイ!

ツバメも中国では縁起物なのだとか。

北京ダック惜しくも落選!

ツバメの巣ではなくツバメそのもののようですネ!。

熊の手はやはりパンダとだぶるのでだめだったんでしょう・・・・・。

   


さて、これらのキャラの名前をつなげると

ベイ ジン ホアン イン ニイ 〜 北京 歓迎 ニイ(あなた) となり

北京はあなたを歓迎します。 という意味になるのだそうです。

しつこいようですが、レインボーマンにするため、2つ加えるとしたら・・・・・

茶壺(急須)を頭にのっけた、烏龍茶モチーフの 熱熱 と、

右手にお箸、左手に散蓮華を持っている、小籠包モチーフの 烈烈 でお願いしたいと思います。

北京熱烈歓迎ニイ!

                       2007年5月28日



    
          言及せずにはおれない ベイベイ(水色) のセクシーなくちびる!
        上海 南京路 オフィシャルキャラクターショップのショーウインドウにて

               キャラクターたち(FuWa)のアニメーション click to go




#085  ストリート・ワイズ 〜  ad


「どうしよう?」

けっこう悩みました。

でも、どうしてもこの感動に似た気持ちをお伝えしたいので

リスクは承知で書き進めたいと思います。


それは先日の事。 場所は出張で訪れた中国は上海の南京路。

私は、この上海を代表する一番にぎやかで、華やかな通りを

頼まれた買い物を済ませるため一人歩いておりました。

天気もよく、土曜日の午後とあって、通りには買い物客や観光客が溢れ、

大変な賑わいをみせていました。



     


そんな雑踏を分け進み、目的のお店に向かう途中、

すれ違いざま、見知らぬ男性の口から発せられた言葉が、軽いドップラー効果を伴い私の耳に届きました。

「シケベディーヴィーディーヤシイ シケベディーヴィーディーヤシイ」


広告や宣伝の「費用対効果」 もしくは 「コストパフォーマンス」 を考えた時、

消費者になり得る人を想定し、それらの人にピンポイントで、的確かつ正確な情報を、

キャッチーな表現で提供することが肝心である事は、素人の私でもなんとなく分かります。

そのような見地から上記の男性のすれ違いざまの一瞬の宣伝活動を評価した場合

「お見事!!」 と、言わねばなりませんでしょう。


まず評価すべきは洗練されたコピー(広告文)であります。

虚飾を一切廃した簡潔な構成でありながら、己が扱う商品の特性が

「どんな」 「何が」 「どのように」 の順で見事に表現されています。

「シケベな」 「ディーヴィーディが」 「ヤシイ!」

わずか3語の羅列から想起される膨大なイメージは、このコピーの情報量の豊富さを裏付けています。

余談ながら「DVD」という単語だけしっかりと英語的な発音がなされ、

特に [V] は 「ビー」 ではなく、軽く下唇を噛んで発音する 「ヴィー」 であることがハッキリと確認出来ました。

かなりの研鑚を積んでいると推測されます。

求めてお金を支払った後の 「Thank you 」 の [th] はきっと、軽く舌を噛んで発音してくれる事と思われます。


次に特筆すべきは彼の「眼」であります。

日本-中国を往復する飛行機の中、隣に座るオッサンには 

「ギュウニク? トリニク?」 と尋ねる中国人スチュワーデスに、次の瞬間

「ニョウルウ? チイルウ?」 と、迷わず中国語を使わせてしまうこのシノワズリーな私を、

そして以前、台湾の観光地で、中国皇帝の格好をして記念絵皿の撮影をした際、

その様子を眺めていた台湾人ギャリーから喝采を浴びたこの私を、

よくぞ見破ったり! 「フッフッフッ バレちゃしょうがねえ!」

更に、すれ違いざまという刹那に非母国語で構成されたコピーを2回確実に発音するという反射神経。

ある意味コミュニケーションの達人といえるかもしれません。

辛口の張本さんでも 「アッパレ!」 と叫ばずにはおれない事でしょう。


さて、ここまでお読みになった方は 「それで君はどうしたのか?」 

という当然の疑問を持たれておられる事と存じます。

事実はどうにせよ、どのようにお答えする事が、リスクを回避するために適切であるのか?

「そんな買うはずないじゃないですかー モー やだナー」 という断固否定か? 

「ああ買いましたとも たくさん買いましたとも 親戚の分まで買いましたとも」 という開き直り肯定か? 

「その辺はホラ ご想像におまかせするって事で・・・・」 というお茶濁しか?

・・・・・・・・・・・・・・・

この際ボブ・ディラン先生の曲をお答え代わりにさせていただくって事で・・・・・・・・。

Blowin’ in the Wind  BY Bob Dylan & Joan Baez

                             2007年5月22日




        
          南京路で見かけた看板の「心の声」を吹き出しで表現してみました。






#084  ストーンズ 〜  The Wise


「どっちなんだろう?」

そんな長年の疑問が、辞書を調べたら1分で解明しました。

「どっちもなんだ!!」


A Rolling Stone Gathers No Moss 

〜転石苔むさず〜  「転がる石にコケは生えない」 ということわざ。

広辞苑によれば、本来の意味は 

〔 何事も腰を落ち着けてあたらないと、身につくものがなく大成できない。 〕 というもの。

でも、〔 アメリカでは 「活動する人は常に新鮮である」 の意でも用いる。 〕 との事。

「苔むす事」 の捉え方の違いで、いい意味にも 悪い意味にもなる ということでしょうか。

疑問は解明しましたが、どっちの意味で使われているのかを判断するのは難しいところです。


さて、【石】といえば rock 、 Rockといえばローリング・ストーンズ!

でも、長くなるので今回は狛犬さんの事!!


東京に出張の際、浅草に宿をとる事が多いので、

時間があれば「浅草寺」さんへお参りをさせていただくのですが、

その浅草寺さんの本堂向かって右に 浅草神社〜三社様 があります。

そちらも何度もお参りさせていただいておるのですが、

その度に気になっていたのが下の写真の狛犬さんです。

どっしりとした体躯、がっしりと太い四肢、独特なご面相。

初めの頃はなんだか ぼってりした感じ がして、その良さが分からなかったのですが、

何度かお参りするうちに、とても魅力的なお姿である事に気付きました。

一見大雑把な造りに感じたのですが、それは私の目が悪かっただけで、

骨格や肉付きはあくまでもダイナミックに。 

タテガミや、シッポの毛の表現はどこまでもしなやかに軽やかに。 

そして、その好対照が、鈍く銀色に輝く肌とあいまって独特な存在感を発しています。


この一対の狛犬さん、調べると年齢は170歳以上。

でも印象としては千年くらい生きている感じがします。

前髪の感じと、むっくりした口元の印象からでしょうか、私の頭の中では

「ガオー」 ではなく 何か人間の言葉を喋っている声が聞こえます。

個人的に、口を開けられている「阿形〜あぎょう」をミックさん

口を閉じられている「吽形〜うんぎょう」をキースさんと呼ばせていただいております。

やっぱりロックミュージシャンは長髪が基本ですね!

                                  2007年5月13日





        




        






                 ♪Honky Tonk Woman   by The Rolling Stones with Sheryl Crow






#083  ぼくとじんべとだいどこで 〜  on a Sunday afternoon


今日は大型連休の最終日。

嫁さんと子供たちは日帰りで嫁さんの実家へ。

小雨降る昼下がり、私は一人、店番をしながらコレを書いてます。


午前中はちょっと贅沢して朝風呂を楽しみました。

窓から差し込む柔らかな陽の光で 「中国茶読本」 をながめながらしばし半身浴。

この本は文章もさることながら、写真が好くて、ながめているとお茶をしたくなる困った一冊です。



        



風呂から上がり、うだうだしているとお昼になり、NHK FM 「日曜喫茶室」の録音をセットしてから

歩いて3分の近所の蕎麦屋さんへ。 もりそばを頂き、又3分かけて帰宅。

部屋のドアを開けると昼寝中の猫のじんべえが、上半身だけ少し起して

「海苔くれないんだったら、ちょっかい出さないでね!」

と、生意気な一瞥を投げてよこしました。

「ネコはノリのみに生きるにあらず」 と、心の中でじんべえに訴え、私は中国茶を楽しむことに。


お湯を沸かして、茶盤を用意し、一人分の茶葉を茶壺に入れて準備万端!

キャロル・キング  タペストリー〜つづれおり の ブルー・ノート カバー盤をラジカセにセットしてスイッチオン。



           



何かお茶請は・・・と、ゴソゴソ物色すると、食べかけのガーナミルクが・・・・。

それをひとかけほおばり、お茶をすすると、

銀紙のシャカシャカ音に反応して、じんべえが台所へやってきました。

「別に呼んでませんよ」 と目で伝えると、「にゃっ」 と短く鳴いて窓際へ。

三煎ほど楽しみ、出がらしをガラスのコップに移し、水出しに。

事務所に移り、それをちびりちびり・・・・・・・

私は一人、店番をしながらコレを書いてます。

日曜の午後、なんだかとてもいい感じです。

                                 2007年5月6日





        




               ♪Groovin’ click to go


               ♪僕とフリオと校庭で click to go






#082  うらら 〜  Was a sunny day


上の二人の子供たちが中学生となり、休日でも部活があるので、

最近では家族そろって出掛ける機会も以前より少なくなりました。

又、連休中はお店を開けているので、

格別のレジャーは無しで終わりそうな今年のゴールデンウイークです。


さて、今日は みどりの日。

天気が好く、気持ちのいい日でした。

お昼過ぎ、卓球大会が行われた山寺中学(当社から車で30分ほど)に娘を迎えに行きました。

道すがら遠くに目をやると、芽吹き始めた山々のところどころにヤマザクラが咲いていました。

一方、平地の沿道には満開の桜並木がまぶしいほどに広がり、

その下に自生する雑草たちも花を咲かせ、春の喜びに湧いているようでした。

満開の桜はやがて実を結び、赤く輝く子供たちは全国各地、遠くは香港や台湾まで旅をするのでしょう。


信号で停車すると、開けた窓から一匹のハチが迷い込んできました。

「こんなトコで油売ってる場合じゃないでしょ!」 と追っ払うと、

桜の木の方へ飛んでいきました。

「仕事しないとネ!」



       



家に戻って昼食を済ませると、ギャラリーにお客様がみえられました。

群馬から旅行で山形においでになったとの事。

最近、関東方面の一般のお客様がたくさん当社を訪れて下さるようになり、

とても嬉しく、有難く感じております。



            




お客様が帰られ、部屋に戻ると 猫のじんべえが気持ちよさそうに昼寝をしていました。

ちょっかいを出そうと思いましたが、借りてもしょうがない 彼の手 を撮影するにとどめました。



             




そうこうしてると、ギャラリーに仙台からのお客様がみえられました。

家族旅行で庄内を周られ、帰りがけにお立ち寄りいただいたとの事。

とても嬉しく、有難い事でした。

お客様が帰られた後、庭に出ると、つい先日まで冬枯れのシャラノキが、

たくさんの若葉を広げ、陽の光を浴びていました。




           



植物も動物もちゃんと自然のサイクルで変化していきます。

夕方、抜け毛著しい じんべえ をブラッシングしました。

淋しがりや なのに 干渉を嫌う じんべえは ブラッシングが天敵!

「にゃろめ!」 とねじ伏せて念入りにブラッシング。

最終的には写真のように 「モウッ どうにでもしてちょうだいッ!」 状態に。



      



ブラッシングを終えたじんべえには、ご褒美の海苔をあげました。

「 海苔喰いじんべえ 動画 」  click to go

じんべえが猫で良かったです。 ライオンだったら今頃・・・・


夕飯の食卓には、嫁さんの実家から送られた山菜のおひたしが並びました。

噛みしめると鼻に抜ける春の香り。

「ムフフフ この風味 猫には分かるまい。」

などと安心していたら、山菜の上にまぶしてあった削り節をペロペロされて台無しに・・・・・

「ブッ ブラッシングの仕返しか・・・・・」



       



さて、そんな一日も、ものは考え様!

山形に観光で訪れたつもりになれば、花見をして、ギャラリーを鑑賞して、

地元の生き物とふれあい、季節の食べ物をいただくという、

春満喫! 大変有意義な一日であったわけです。

おまけに地元の子供たちともふれあいました。


                              2007年5月4日



          
             先日、「動かざること・・・と言えば?」
             と、問うたところ、自信を持って
             「食うべからず!」と答えた
             地元の小学生(ヒゲのない方)。





#081  甘露 〜  AMRITA


「戦時中、降り積もる雪が砂糖だったらと何度思った事か・・・」

小さい頃よく母親からそんな話を聞かされました。

ミルキーがママの味 だとすれば、生まれて初めて出会う味覚は

母乳の微かな甘みであり、「甘さへの欲求」 はとても原初的なものなのかも知れません。

不確かな情報ですが、砂糖を多用する日本料理に比べ、そうではない西洋の料理において、

食事の最後に「甘さへの欲求」を満たすものとしてデザートがある・・・・。

というような話を聞いた事があります。

お釈迦様のお誕生を祝う「はなまつり」では、天上天下唯我独尊誕生仏

柄杓で甘茶を自分の年の数だけかけてお祝いしますが、

これはお釈迦様がお生まれになった時、龍が天から飛来して、香湯をそそいで祝福した。 

という故事に基づくものなのだそうです。

この香湯、仏典では「阿密哩多(アムリタ)」、漢訳では「甘露」と呼ばれるもので、

それを「甘茶」としたところにも「甘さ」を特別なものとして捉えている感じがうかがえます。


            



さて、今日は4月の30日。振り替え休日でお休みでしたが、

尾花沢の御寺院様へうかがわせて頂きました。

帰りがけ 「そういえば・・・・・・」 と思い立ち、以前から気になっていた

村山市の甘味処へ寄ってみることにしました。

木と鉄が面白いコントラストを見せる外観に惹かれ中へ入ると、

真っ先に古い欅の箱階段が目に入りました。

きょろきょろしているとご主人が話しかけて下さり、

美味しい中国茶を頂きながら建物の話をいろいろ伺いました。

ぽかぽかした春の昼下がり、

最上川べりに建つ静かな空間で、いい時間を過ごさせて頂きました。

そして、お土産に求めたのが下の写真の豆菓子。

早速夕飯の後、家族で中国茶(鉄観音)と共に(ベストマッチ!)楽しみました。


お店の名前は 「 甘露 wa.sabi 」。 

豆菓子の名前は 「 甘露豆 」

今日は私の44回目の誕生日。

甘露をいただく事が出来て好い日となりました!


年々、節分に食べる豆の数と、甘茶を柄杓ですくう回数が増えるので、

ここ数年、一部10進法を採用させていただいております。

                                2007年4月30日




          






      甘露 wa.sabi  phone 0237-55-8271






#080  みんなちがって、みんないい 〜  differences


食卓に一枚のA4のプリントがありました。

何気なく手にすると、そこには一篇の詩が記されていました。



     みんなちがって、みんないい

          
わたしと小鳥と鈴と

                       金子みすゞ


       わたしが両手をひろげても、

       お空はちっとも飛べないが、

       飛べる小鳥はわたしのように、

       地面をはやくは走れない。


       わたしがからだをゆすっても、

       きれいな音はでないけど、

       あの鳴る鈴はわたしのように

       たくさんの唄は知らないよ。


       鈴と、小鳥と、それからわたし、

       みんなちがって、みんないい。

       みんなちがって、みんないい。





「これどうしたの?」 と小学5年生に進級した次男に尋ねると、

新しい担任の先生からいただいたとの事。


この詩の作者である 金子みすゞさん の事を調べると、

〜大正末期から昭和初期にかけて活躍した日本の童謡詩人である。〜 とあり、

その 新しい感じ に驚かされると同時に、発表された時の時代背景や人々の考え方などを

想像すると、当時の受け止められ方はどんなだったのだろう?と、興味は尽きません。


色々な事を判断する上で、比較する という行為はとても重要だと思います。

又、意識しなくてもつい、比較してしまう自分がいる事も否めません。

この詩は決して、比較する事を否定したものではないと思います。

自分 と 小鳥という生き物、自分 と 鈴という物 を、あえて比較して、そのいいところを挙げる事で

この詩のハッピーな感じが生まれているのでしょう。

要は比較する事の是非ではなく、違いをどう捉えるかという事ではないかと思います。


みんなちがって、みんないい

みんなちがって、みんないい



心の中でこのおまじないを唱えると、私の好物がもっともっと増えるかもしれません。

                                     2007年4月28日






       
      兄弟もちがって、みんないい! 久しぶりにご対面のドラ&じんべえ





           朗読を聴くことが出来ます。 click to go

                毛玉ブラザーズ click to go






#079  熱水瓶 〜  Chinoiserie


以前から求めたいと思っていました。

思い切ってその旨を伝えると 「探しに行きましょう!」 と言ってくれました。

「うちのは、私が結婚した時から使っているので、かれこれ28年くらい経ちます。」

と言って見せてくれたのが下の写真の逸品です。




         



青地に金魚が描かれたすばらしいデザイン!

これは、中国でよく見かける魔法瓶で、外側がアルマイト、内側はガラスで、

木の栓が付いたシンプルな作りになっています。


持ち主は当社中国工房の責任者。

背が高く、堂々としているという事もあるのですが、

28年の間、家族と共に歴史を刻んできた誇りのようなものさえ感じる風格があります。

「こんなイイのがあるかナー」

「とにかく探してみましょう!」

と、いうわけで、何でもそろう市場へ案内してもらいました。

その市場で出会ったのが #074の愉快な仲間たち なのですが、

簡単に見つかるかと思いきや、お店に並んでいるのは形や大きさに違いはないものの、

ステンレスやプラスティック製のものばかり。

「ソノテノモノハ モウ ツクラレテ イナインダヨ」 との事。

次から次へと登場する 愉快な仲間たち の記念撮影に追われながら、

3ヶ所の市場を探し回りましたが結局見つからず、あきらめて帰ろうと決めた瞬間

りましたッ!!!」

薄暗い通路に面した雑貨屋さんの棚の一番上に、何の主張もせずひっそりと、ホコリをかぶって

あくまでも控えめにそれはありました。

サア 誰かに先を越されては大変! (10年以上在庫として君臨している感じでしたが・・・・)  

「コ コレ クダサイッ!」 と興奮気味の私を

「ナニ コノヒト ソンナニ アセッテルノ?」 と不思議そうな目で見ながら

「コウイウノハ シンコンサンガ カウンダヨ」 とその店のおばさんが教えてくれました。

値段は18元(約300円)。 いい買い物をしたと、大満足!

純白の肌に極彩色のつがいのオシドリが描かれ、デザイン化された 「幸福」 の赤い文字がGOOD!

上の写真の大先輩のような貫禄はありませんが、清楚な初々しさが感じられます。


探すのをやめた時 見つかることもよくある話で というのはホントの事だと納得しながら、

やっと見つけたお目当ての品は、帰りの飛行機や新幹線で

大変にかさばる荷物となった事は言うまでもありません。

                             2007年4月26日


        




          夢の中へ 探し物はニャンですか?

                        それは海苔です!







#078  青春の光と影 〜  Both sides now


今でもハッキリ覚えていますが、中学2年の夏休み、私は友人から2枚のレコードを借してもらいました。

一枚はハイファイセットの「ハイファイ・ブレンド」 

そしてもう一枚が荒井由実の「コバルト・アワー」というアルバムです。

この2枚には 「卒業写真」 という曲
(・・・という曲 というのはあまりにも有名なこの曲に失礼な言い方ですが・・・)

が入っていて、私の中での 「オリジナルとカバーの聞き比べ
初体験」 がこの中2の夏休みでした。
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