#001~#050  #051~#100  #101~#150  #151~#200 #201~#250 #251~#300 #301


日々コレ好物 ~ Favorite collection of my daily life


  •       ■←この色の部分をクリックするとリンクへつながります。  HOME        

    #421  七月の庭  ~ I just want to
  • tell you


老舗料亭の脇道に入り、朝の光を受け気恥かしそうな飲み屋街の看板を左に見ながら進むと、

同級生の父親が営む畳店の前にさしかかった。

「んだら こごさとめで」

父は、ハンドルを握る私に、畳店の対面にある二坪ほどの空き地に車をとめるよう命じ、

これから会う人物への手土産を手にした。

「どれ いぐべ」

エンジンを切り、サイドブレーキを引くか引かぬ内、父はそう言って車を降り、

私には一瞥もくれずスタスタと歩き始めた。

私も車を降り、小走りに父の後を追い、車一台が通れるほどの路地を進んだ。

やなぎ町と呼ばれるそのエリアは、花小路という山形市の花街の東端に位置している。

やなぎ町という名は、花柳界の「柳」を連想させる。

なるほどそんな目で見ると、狭い路の左右に並ぶ家並が、どことなく粋な空気を纏っている様に感じられる。

父は、その内の一軒、古い瀟洒な木造家屋の格子の門戸を躊躇なく開け、前庭に入って行った。

私も続くと、父は更にガラガラと玄関の戸を開け、勝手知ったるといった感で中に入り、

「おんっぁーん おばちゃーん どーもーっす  よしみだーっす おはよーさーんっす 」

と大きな声で中に呼びかけた。

私は父の背後、敷居を跨ぐことなく、奥からの返事を待ちながら、見るでもなく前庭に視線を落としていた。

水色の紫陽花が咲いていた。

間もなくすると奥から『おばちゃん』が登場した。

現れた『おばちゃん』は、粋で美人な70代のレディーだった。

「あらあら良美ちゃん! 朝からめずらしい事!これはこれは何でございましょう!」

レディーは驚き、嬉しそうに声を弾ませ、朝方の父の訪問を歓迎した。

「あの おばちゃんよっす おらいの息子このたび山形さ帰てきてよっす うぢの会社さ入てけだのよっす

んだがら おんっぁんとおばちゃんさも挨拶さんなねど思ておじゃましたっけのよっす」

父はそう言っておばちゃんに手土産を渡すと振り返り、後ろに控えた私に自己紹介するよう目配せをした。

「息子の裕行です。原田の会社に入りました。よろしくお願いします。」

するとレディーは

「あらまぁ なんとおめでたい!すっかり大きくなって  さぁさぁお上がんなさい」

と我々を座敷に促し、

「一郎さーん 良美ちゃんよぉ~ 息子さん会社に入ったんですって」

と、別室の 『おんっぁん』に呼びかけた。

現れた 『おんっぁん』は、メガネをかけたジェントルマンであった。

「おお 良美君か」

父の顔を見てそう呼びかけるジェントルマンの、メガネの奥が微笑んでいるのが分かった。

「ほーが ほーが いがったな 良美君も安心したな」

父が私の入社をおんっぁんに伝えると、ジェントルマンはそう言って私に微笑んだ。

父の顔も嬉しそうに見えた。

朝のすがすがしい光が、木枠のガラス窓から射し込み、

レディーが急須を慈しむようにして淹れてくれたお茶の湯気をやさしく映し出していた。


あれから30数年。

父が尊敬して止まなかったやなぎ町のおんっぁんとおばちゃんは今はなく、

父も一年半ほど前、おんっぁんとおばちゃんの居る場所に旅立った。

やなぎ町の庭で紫陽花を目にしていた私は、やがて結婚し、子どもが生まれ、親になった。

そしてこの春、長男がうちの会社に入った。


「どーもーっす よしみだーっす あのよっす おばちゃんよっす

おらいの孫このたび山形さ帰てきてよっす うぢの会社さ入てけだのよっす

んだがら おんっぁんとおばちゃんさも報告さんなねど思てよっす」


「あらあら 裕行君の長男さん? それはそれはおめでたいこと! 

一郎さーん 良美ちゃんの孫さん家業に就かれたんですって!」


庭の草木に水をあげていると、そんな会話がどこからか聞こえてきた。

紫陽花が嬉しそうに咲いていた。

        2017年7月7日



   








 





  • #420  今朝の取引  ~ That's a deal



     


    わたし 「おりなさい」   じんべえ 「おりにゃい」

    わたし 「どきなさい」   じんべえ 「どかにゃい」

    わたし 「新聞渡しなさい」   じんべえ 「新聞渡さにゃい」

    わたし 「高級カリカリでどーよ?」   じんべえ 「もぉーひと声だにゃ!」

    わたし 「んー・・・ またたびでどーだ!」   じんべえ 「焼き海苔はどーにゃ?」

    わたし 「カツオ節で手を打たない?」   じんべえ 「手じゃなくて前足だにゃ」

                 2017年6月16日


     


#419  母と子の絆  ~ Step By Step










































































































































































































































































Taken by me










Taken by Murouzi priest










Taken by our father
                  2016年7月11日





#418  雨上がりの庭  ~ Like the dolphins, like dolphins can swim



























































































































































































































































































































































































































































































































































             2016年5月2日

            http://www.homma-museum.or.jp/




#417  龍華寺にて  ~ I say a little prayer for you



   






   












   












   












   












   












   












   












   












   












   












   












   












   












   












   












   












   












   












   












   



    2016年4月5日







#416  トラヴィス  ~ You talkin' to me?


ん?








『チッチッチッってあんたオレに話しかけてるわけ?』








『オ・レ・に・話しかけてるわけ?』








『オレに話しかけてんのかって訊いてんだよっ!』








『訊いてんだよっ(*`Д´)ノ』











「えっΣ( ̄□ ̄;)」




中国 龍華寺にて

                            2016年3月25日


  
♪I can't go for that




#415  蒼 氓  ~ La La La


遠く翳る空から たそがれが舞い降りる

ちっぽけな街に生まれ 人混みの中を生きる

数知れぬ人々の 魂に届く様に



昨年10月末、山形から大阪へ向かう車の中、繰り返しこの曲を聴いていました。

人混みの中を生きる一人として。


凍りついた夜には ささやかな愛の歌を

吹きすさんだ風に怯え くじけそうな心へと

泣かないで この道は 未来へと続いている



父が入院し、検査の結果を待つ中、

工房からの船が予定通りに到着せず、開眼法要に間に合わないかもしれない。

そんな不安を抱えながら進む道中を照らしてくれたのがこの曲でした。


限りない命のすきまを やさしさは流れて行くもの

生き続ける事の意味 誰よりも待ち望んでいたい



多くの方々のお力で無事お姿が到着し、総高5mの仁王像は大阪の地に立たれました。

安堵よりも感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。


午後9時、お客様のところを出てコンビニで飲み物を買い、一人乾杯しました。

家に報告の電話を入れると、父の主治医から説明があるので「帰り次第連絡を」との報告を受けました。


さみしさは琥珀となり ひそやかに輝き出す


帰路も同じ曲を聴き続けました。


憧れや名誉はいらない 華やかな夢も欲しくない

生き続ける事の意味 それだけを待ち望んでいたい

To find out the truth of life



京都までは達郎さんからのメッセージとして聴いていました。

しかし、滋賀にさしかかったあたりから違って響き始めました。


たそがれが降りて来る

歌声が聴こえて来る

La La La La



達郎さんが招き入れた歌声の主は?


Let's sing a song


調べると山下夫妻と桑田夫妻。

くじけそうな心へと歌われる歌には他の人の曲も含まれる?



Sing it to me now



達郎さんもその歌声を必要としてきた一人?

例えばラスカルズ


Let's make it louder!


やがて歌声は、仁王像の通関に親身になって下さった貿易会社のみなさんの声となり、

御心配をお掛けしたのに信じて待って下さったお客様の声になり、

さっき笑顔でお釣りを渡してくれたコンビニの店員さんの声になり、

そんな風に感じ始めると、La La La Laは働く全ての人たちの大合唱のように思えてきました。



   



父の四七日を前にした先日2月23日。

お釈迦様のお姿を納めるべく青森に車を走らせていました。

車中、デビッド・ボウイのを聴いておりました。

ふと、「故人もLa La Laの歌声の主になり得る。」そんな風に思いました。

無事納入を完了し、家に帰る車中 『蒼氓』 を聴きたくなりました。

そして、

La La Laのコーラスの中に父の声を見つけました。

自分にとって特別な意味を持つ曲になりました。

                2016年2月27日



    蒼氓 山下達郎



#414  武相荘 秋  ~ In the air

































































































































































































































































                       2015年10月15日




#413  散歩録  ~ Walk don't run


山形まるごとマラソン記念 『山形一人占め散歩』 自主開催

午前11時一人自宅スタート 快晴 風少し強いが心地よし 北へ

交差点右折東へ お勢至様お参り 柏山寺様お参り





国分寺薬師堂





お薬師様お参り





本堂裏手へ





どんぐり





弁財天様お参り

鴨が作る波紋美しい






湧水に手を浸す





護国神社さんお参り





七五三参り親子 





手にトンボとまる

河原方向よりマラソン参加者のいも煮会アナウンスが聞こえる





河原沿い公園へ 魅力的なやつら





仮設橋渡り対岸へ





コスモスの向こうに、いも煮る人々 山形の風景





大目公稲荷様お参り

土手進み トンネル抜け





盃山へ





空気が澄んでいる 木漏れ日美しい

祖父が亡くなった16年前、

暗い気持ちを払拭するため家族5人でこの道をハイキングした事を思い出す

みんなまだ小さかった 幼児の足でよくついてこれたと思う





古峰神社さんお参り

優しいお顔のお獅子





ナイス肉球





来し方を展望す 風清々し

雲かかる月山 もうすぐ雪がかかるだろう





ひんがしに千歳山 そして龍山





緑が目にやさしい





山を下り愛宕神社お参り

石段両側紫陽花が咲いている









市民プール脇を抜け再び河原へ

いも煮会を楽しむ人々 イイにおいがたちこめている

完成度の高いモノマネでも披露すれば一杯ごちそうになれるのではと思うが持ち合わせがない





飛び石をつたって対岸へ

幼い頃、姉に連れられ二人でここにピクニックに来た事を思い出す

二人で川を渡った時わたしが転び、ずぶ濡れになったズボンを姉が石の上で乾かしてくれた





川風が冷たい





山形市民の自分にとって安心できる風景





いも煮大鍋地点から土手に上る





老いてもなお凛と立つ





わかばでたい焼きを一つ買い歩きながら食べる

甘みが身に沁みる





飲み物自販機探すも見つからず

夏の忘れもの見つかる





秋のエースも見つかる





ようやく見つかった自販機でアクエリアスもとめ喉潤す

捨て場所見つからぬ空のペットボトルと共に行きつけの床屋で散髪

頭軽くなり散歩再開

夕暮れになっている

北高脇路地抜け三島神社さんお参り

肌寒い





なんとなく県立図書館





なんとなくのつもりがマックス10冊借りる

負荷を抱え外に出ると更に日が落ちている

澄み渡る西の空美しい





文翔館がピンクに染まっている





湯殿山神社さんお参り

帰宅 ゴール

我が家のお稲荷さんお参り

            2015年10月4日





#412  神宮  ~ Hotter than August



 














































































































































































          2017年7月26日




#411  吉祥招福  ~ LOVE LOVE LOVE


入場券を求める人々の途切れる事のない行列に、スーパースターの求心力を見ました。

30分おきに開かれる薬師寺お坊様方による講話は、演芸の様なおもしろさで、3回拝聴しました。

満場に穏やかな笑いがおこるお話の中に、

復興祈念の篤いお心を感じ、有り難い気持ちで胸が熱くなりました。


休日おじゃました仙台市博物館 東日本大震災復興祈念特別展

『国宝 吉祥天女が舞い降りた! 奈良 薬師寺 未来への祈り』


国宝の聖観世音菩薩様、吉祥天女様、そして

鎮魂と救済のため東北の地に勢揃い下さった六尊の地蔵菩薩様・・・・・。

博物館であるにもかかわらず、

拝観の皆さんの多くが、お姿に手を合わせておられたのがとても印象的でした。


博物館を出てうかがったコーヒー屋さんで、

薬師寺のお坊様より揮毫していただいた図録をしみじみ拝見しました。

そのお言葉と共に、宝物にさせていただきたいと思います。 合掌

                         2015年6月26日





  







#410  神宮  ~ The month of May


































































































































































                  2015年5月24日




#409  にゃんばー1  ~ Cheer up, Sleepy Jean



 








 








 








 



                                      2015年5月17日




   ♪The Monkees


#408  蔵の中  ~ Daydream Believer


家具工房モクさんに伺いました。

午前中の陽に照らされる緑眩しい中、

土蔵の中におじゃますると、

暗がり、淡いライトに照らされた家具たちが迎えてくれました。


おじゃまする度に思います。

温かく、落ち着く、いい暗さだと。


そんな家具たちを左に見ながら急な階段を上り事務所へ。

小窓から射し込む光が魅力的な空間。

蔵を支えるむき出しの曲がった梁。

モクさんの手によるテーブルを挟みしばし打ち合わせ。


外から聞こえる鳥の鳴き声


対面からはガリゴリと豆を挽く音


やがて薫るコーヒー


ソーサーはモクさんの作品


夢中で話して気付いたらお昼になっていました。

                  2015年5月15日




 






#407  春の夕暮れ  ~ Forever Young


山形にも春が訪れ、我が家の庭の草木も水を欲しがっている様子。

夕方、久しぶりに水撒きをしました。

その気配を察した祖母が、サッシを開けてニコニコしながら、何やら私に伝えようとしていました。

「?」 と思い、ホースの水を止め、祖母の近くに寄って聞き返すと、

「よっちゃん(妻)淋しいと悪いから当分は出張を控えて」

と、

そして、手に持ったホタテの貝殻を少し照れながら私に差し出しました。

私は最初何の事か解らずにいましたが、

その貝殻にセロテープで留められた紙に記された祖母の字を二度三度となぞり、

「あはは」 と笑い

「そうだね そうだね」

と答えました。

答えながら涙が少し溢れました。


 ひこ(曾孫)たち大きく ピンポンの音もなく 淋しけり


それは、祖母が自分の心情を綴った作品でした。

ホタテの貝殻を額に見立てているのが物持ちの良い祖母らしいと思いました。


長男、長女に続き、次男がこの春進学のために家を離れました。

現在の我が家には、祖母、父母、妻、私、そして猫一匹。


次男は高校時代バスケットボール部に所属していたので、練習のため帰りが遅くなるのが常でした。

早く床に入る祖母は、次男が鳴らす玄関のチャイムの音で次男を感じてくれていたのだと・・・・・

有り難いことだと思います。

子供たちが帰ってきたら見せてあげたいと思います。

                       2015年3月31日


  



  ♪Stephen Stills




#406  歌う言葉  ~ Between the lines of age


この一ヶ月、シャワーを浴びる時にきまって頭の中で流れだす曲がありました。


   君の願いがすべてかないますように

   君がいつも誰かのために尽くし 誰かが君の力になりますように

   君が星へと続くはしごをつくり その一段一段を登っていけますように

   君が誠実な人間に育ちますように

   君がいつも勇気を持ち 背筋を伸ばし力強くありますように

   君の心がいつも喜びに溢れ 君の歌がいつも歌われますように

   君がいつまでも若くありますように


ボブ・ディランの Forever Young ~いつまでも若く。

助動詞 may で綴られていくこの曲との出会いは、自分が高校生の時でした。

小さな我が子に向けて歌われたというこの曲。

私は若い頃、子供に向け 「いつまでも若く」 と歌われる事に違和感を持っていました。

しかし、成人し、結婚し、子供が生まれ、その子供が成人し、

10年、20年、30年という時の流れを客観的に捉える事が出来る齢になり、

そのタイトルの意味するところが解ったような気がしました。


 人の一生は短く、産まれたての赤ん坊もすぐに老いてゆく

 だからこそ いつまでも若くあれと


この春、三人いる子供の末っ子である次男が高校を卒業しました。

先日、進学先の京都に向け出発しました。

私は仕事で見送る事が出来ませんでしたが、多くの友人が見送りに来てくれたそうです。

写真を見て、自分が山形を離れる時の事が思い出されました。

その感覚は、

子供の立場で聴いていたディランの曲を、

いつの間にか親の立場で聴いている事に似ている様な気がしました。



  



いつまでもかわいい子供のままの君でいて欲しいと思うのは親のエゴだと解っています。

成長は喜ばしい事です。

身体に気をつけて、たくさんの経験から多くの事を学んで欲しいと思います。

そして、いつまでも若くありますように。

                         2015年3月27日




      ♪Forever Young





#405  綾子  ~ Power to the people


山形県酒田市出身白崎映美さん率いるとうほぐまづりオールスターズのライブ、

『東北6県ろーるショー!!』に参加しました。

 

冒頭、会場の後方から、

様々な東北祭りの装束を一身に纏ったような白崎さんとメンバーの皆さんが、

お囃子、そして地鳴りの様な声と共にステージまでお練り。

再びお囃子と共にステージをおりられるまで、興奮と陶酔と浄化、

正に 『祭り』 の時を過ごさせて頂きました。


後日、気になる事があり調べてみたくなりました。


気になったのは、白崎さんはじめメンバーの皆さんがご自分の顔に施されていた化粧。

鼻筋を白く塗り、頬に赤を注す。

「お稚児さんのようだ」 と思いました。

調べてみると、意外な事との関係を知りました。


ウィキペディアには、


稚児の化粧は、額に 『綾子~あやつこ』 と呼ばれるまじないの意味がある模様、

または 『位星~くらいほし』 と呼ばれる丸を、黒または赤で入れ、鼻筋を白く塗るのが基本。



とあります。

「ほぉ・・ 綾子と書いて あやつこ・・・」

そこで 『あやつこ』 で調べてみると、


子供のお宮参りの時に、鍋墨や紅などで、額に「×」や「犬」と書くことを言う。

魔除けの印で、犬の子は良く育つ事に由来する。

紅は都の上流階級でのみ使われたことから、一般庶民は「すみ」、

それも「なべずみ」で描くのが決まりであったという。



そして更に、


この「なべずみ」を額に付ける事は、

家の神としての荒神(竈神)から庇護を受けている事の印であった。

東北地方で、この印を「やすこ」という。宮参りのみでなく、

神事に参列する稚児が同様の印を付ける例がある。
 
『あやつこ』を付けたものは、神の保護を受けたものである事を明示し、

それに触る事を禁じたのであった。

後に子供の事故防止のおまじないとして汎用されている。



なんと荒神様とのつながりが!!!!!!

全く知りませんでした。


「ほーが、白崎さんどがオールスターズのかだがだは、

いろいろな神様がら力ばもらて とうほぐさいいごどいっぱい来ーいて 

おらだの力出るように応援してけでるんだな ありがどさまー」


興奮と陶酔と浄化の祭りの背景にある強い覚悟を感じ、

懺悔と鎮魂と感謝の気持ちが湧き、

なおさらこの祭りがいとおしくなりました。

                  2015年2月7日





  






#404  冬の散歩道  ~ Time Time Time


成人の日 晴れ

カメラを手に外へ





勢至堂、薬師堂、護国神社、熊野神社の順にお参り





狛犬さんたちも気持ちがよさそう









地蔵堂、愛染堂、菅原神社、神明神社にお参り

















ここを通るとテーマ曲が頭の中で鳴り出す





あたたかい日の冬の青空





あたたかい日の雪の坂道





あたたかい日の屋根の雪





二両電車はゆけ! 風を切ってすすめ!





「寒くないですか?」

「寒いに決まってるじゃないですか!」





城址へ





秋に会った野良たちはどうしているのだろう・・・





いた!





いた! 

野良を撮る新聞カメラマン!

高校の学友

しばし野良談議

茶トラは15歳ですって!





県立博物館へ





妖艶な女神さまとのひととき









外は冬の夕方





40年前の自分なら雪玉で・・・





冷えてきた・・・





広場をザクザク進むと・・・





なんということでしょう!





「少年の心を忘れてはいないか?」

「いやいやいや ぜったい割れるって」





冷たく澄んだ空気





路地裏

中学の頃に新聞配達をしたエリア





カメラも冷えてきました





Let it be





観音堂にお参り





暮れてゆく成人の日





湯殿山神社にお参り





くまがいさんが見えてきた おれの家も近い そーねだいたいね





我が家のお稲荷さんにお参り




          2015年1月12日




     ♪ごはんができたよ






#403  とーきょー  ~ Sowing the seeds of love


冬の山形から出張で訪れた東京は私にとって秋でした。

「では・・・」 と、

お客様へ伺うまでの空き時間、芸術の秋を楽しむ事にしました。





伺ったのは上野の国立西洋美術館。

東京国立博物館へ向かう途中いつも右に見て通り過ぎていた建物。

通り過ぎる度、『国立西洋美術館の建物を世界遺産に!』という文字を目にし、

「普通の建物に見えるのになぜ?」

と、気になっていました。













敷地に入り、ロダンの彫刻などを鑑賞し、写真を撮っていると、

ある事が思い出されました。


「小学校の頃、ここでセザンヌの絵を観た・・・」


小学3年か4年の頃、私は両親に、

「自分は一度も とーきょー というところに行った事がない。だから行ってみたい。」

と、自分の欲求をあまり表に出さない子供だった自分としては思い切った直訴をしました。

「裕行にしては珍しい」

と、その願いは聴きいれられ、父、母、私の三人で東京旅行と相成ったのでした。

丁度その時、国立西洋美術館では 『セザンヌ展』 が開催されており、

それを観た記憶が甦ってきたのでした。














中に入ると柔らかな自然光を受けて立つブロンズ群。

その一郭に木で作られた西洋美術館の模型が。

それを観ると、ただの箱のように思えていた建物への認識が変わり、

「世界遺産に!」という運動の趣旨が少し見えました。

















建物、絵画、彫刻を楽しみながら歩みを進める毎、

父母との東京旅行での出来事が加速度的に思い出されていきました。






浅草駅地下の食堂のテーブルの下にペンのEEというハーフサイズのカメラを忘れた事。

あわてて取りに戻り事なきを得た事。

家を持たず路上で生活する人がいることを知ってやりきれない気持ちになった事。

大シベリア博に行った事。

天地真理ショーを観た事。

乗ったタクシーが夜の東京をものすごいスピードで走って怖かった事。

ホテルでうわさのチャンネルを観た事・・・・・・・・・・・














家に戻り、断片的な記憶を基にネットで検索してみると、

セザンヌ展の会期は1974年3月30日から5月19日。

大シベリア博の会期は1973年12月21日から1974年5月6日で、後楽園が会場。

天地真理ショーは1974年3月25日から31日まで浅草国際劇場での開催。

うわさのチャンネルは金曜日の夜の放映。

これらを総合すると、親子で東京見物したのは、1974年3月の最終週の週末であったことが分かりました。





小学3年生から4年生に進級する春休みに連れて行ってもらった事になります。

そういえばその旅の直後、画家の父親を持つ友人と、

「東京さ行って セザンヌてゆー人の絵ば 観だんだげんと さっぱり解らねっけ」

「解らない内に観るのが良い事なんだってお父さんが言ってた」

「ふ~ん んだのが・・・」

そんな会話をした事も思い出しました。

今になってようやくその意味が解る気がします。

               2014年12月19日



  ♪Finger5



#402  しょうごん  ~ with or without you
















































































































































































































































































































              2014年11月14日




    Yoshio Taniguchi






#401  リップクリームを求めて  ~ where can I get it?


先日、納入で大阪に向かっていた時の事。

車の中が乾燥していたらしく、唇がひどく荒れてしまいました。

私は、「早くリップクリームを買って手当てをしなければ」 と、

車を走らせながらドラッグストアを探していました。

ところがなかなか見つからず、

「あ、リップクリームならコンビニでも売ってるはず!」

とターゲットを変え、今度はコンビニを探し始めました。

しかし、それまでたくさんのコンビニを通り過ごしてきたのに、

必要となるとなかなかルートサイドに現れてくれません。

ドラッグストアを探す事に私の心が居付き、

リップクリームを買うという目的を果たすチャンスをいくつも見逃していたという事でしょうか。


ようやく宿泊先の近くのコンビニで求め、リップクリームを買うという目的を達成した瞬間、

「あ、去年買ったやつが車の中にあったかも!」

と思い出し、運転席の脇にある物入れの中をゴソゴソと探索してみると、

そこに今まで探していた目的の品が静かに存在していました。

それも、新しく買い求めたのよりイイのが・・・。

それは、リップクリームを買うという事に私の心が居付き、

唇の荒れを直すという目的を達成させる存在が、

すぐそばに存在する事を見えなくしていたという事でしょう。


既に持っているものに目を向けず、

または、持っている事に気付こうとせず、

外から持ってこようとする事だけに心が居付く。

自分にはよくある事だと自戒します。


先ずは持っている事を自覚することだと感じます。

そして、それがどこにあるかを知るには、それ以外の余計なものを取り去っていく事ではないかと。

全て取り去って、そこに残ったものが必要なものとして見つかるのではないかと。




昨年の暮れ、大変お世話になった方が亡くなられました。

亡くなられる少し前、その方が傘寿を記念して開かれた書の個展におじゃましました。

最初、車椅子で会場におられるお姿に驚いてしまったのですが、

いつものように笑顔で迎えて下さったその方は私に、

「原田さんにぴったりの書がありますよ」

と、ひとつの作品の前まで私を導いて下さいました。


 


『山川草木悉皆成佛 ~ さんせんそうもく しっかいじょうぶつ』

山形に多く存在する草木塔の根幹を成すのがこの言葉である事を教えていただきました。

全てのものに仏性が宿る。

山にも木にも川にも、そしてわたしにも。

買い求めるお店など血眼になって探さずとも・・・。




私は、冬の入り口に荒れ始めた唇をリップクリームで潤しながら、

最後に個展でお会いできた時の笑顔と、

「ぴったりの書」 を説明して下さった時のお声を思い出していました。


早いものであれから一年。


加藤先生・・・・・

ありがとうございました。

                2014年11月11日







#400  Be Here Now  ~ moment by moment


入園式、涙目で記念写真に収まった日・・・

嫌いな脱脂粉乳を鼻をつまんで飲んでいた日・・・







シャンプーの容器で水鉄砲遊びしていた日・・・

卒園の日・・・・







小学生・・・

やっていない宿題を気にかけながら暗い気持ちでサザエさんを観ていた日・・・







中学・・・

部活で挫折した日・・・







高校・・・

親に秘密を持った日・・・







山形を離れた日・・・

遠くを旅した日・・・







仕事を始めた日・・・

結婚した日・・・







子供が生まれた日・・・

子供が自分と同じ幼稚園に入った日・・・

園庭での運動会・・・

いつの事だか思い出してごらん・・・ に涙した日・・・







昨日・・・







自分が生まれる前・・・







全ての日、ずっとそこにじっとして在ったのだと・・・

朝も昼も真夜中も確かに在ったのだと・・・

そして今、ここに在るのだと・・・


散歩で訪れたぼくたちの幼稚園・・・

広い境内に自分1人・・・


当たり前の事が少し不思議に感じられた日曜の午後でした。




                    2014年11月5日





  ♪Leaves That Are Green

  ♪Leaves That Are Green




#399  嗚呼!!花の応援団  ~ encourager


全く知らないことや、興味が湧かないこと、近寄りがたいものなどを暗闇と例えるなら、

その暗闇の入り口を独特な照明で照らし、門の前まで知らぬ間に導いてくれる人。

それが私にとっての赤瀬川原平さんでした。

近寄らず、暗闇のまま、見ないようにしておきたい 『老化』 でさえも、

その独特な灯りにいざなわれ、気付いたら結構な実力が身に付いているこの頃です。

赤瀬川さん、『アレ』 にはどんな光を当てるのでしょうねぇ。

もう知ることが出来ないからこそ、とても知りたいことです。

                  20134年10月28日



  





  ♪恋は桃色



#398  おもしゃい門  ~ gotta get in


休日、散歩で通りかかった文翔館

何か面白そうな事をやっていたので中に入ってみました。

と、荒井良二さんの作品が。

おお、これはラッキー!と歩みを進めると・・・

ん? 門?

 




近づいてよく見ると色んな絵や言葉が・・・

これは・・・

蔵王?

 




で・・・・

あはは わかるわかる わかりますよどの辺か。山形県民ですから。


 



そして、

くっくっくっ・・・これはイイ! やってみたい!

箸やすめの『つけもの』は欠かせませんね(笑)

 



え! 麩?! 山形名物って事?

 



はいはい、そばりましょう!そばりましょう!

こけしもロック!

 



山の神様?

のようなもの(笑)

当然知りませんよ。

 



赤い手袋。

毛糸ですよね。

雪玉作ると雪がまとわり付いちゃうんですよねー・・・

 



くま・・・・

かわいい目

 



親子・・・

を眺める神様・・・

あれ? のようなものではないのね(笑)

 



くぐってみたいもん

 



・・・・・・・・

 



何やら音のする方へ行くとラジオが・・・

こ、これにはきっと何か哲学的な・・・・・・・・・

眉間にしわを寄せ沈思黙考していると、

「あ、それ熊除けです!」

と、近くにおられた門番さん。

 



腰砕けになりながら鑑賞を続けると・・・

ぷぷっ!

頭に鍋! 背中に薪!

ひとり芋煮会(笑)

 



で、かわいい子!

まつ毛が・・・

右手が・・・

左手が・・・・

 



あはは  寝てみたい!

 



・・・・・・

 



おお!! 永遠にやろこ(男の子)!!

聞こえる聞こえる太鼓の音が・・・

 



青い手袋・・・・

あったかそうなセーター

 



出会ってみたいなぁ~

 



で、門の先には白い門が・・・

再度沈思黙考・・・・

過去 現在 未来 再生・・・・

と、門番さんが

「あーあの白い紙は お札 なんですって。 つまり お麩だ! なんっつて!」


 



みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ

楽しませていただきました。

山形に生れてよかった。

    2014年10月23日



 





#397  慈雨  ~ Falling on my head like a new emotion


 






  








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 



         2014年10月19日


          山形県中山町 柏倉九左ェ門家




#396  3年1組  ~ News of the World


私が通っていた中学では冬が近づくと、各教室に石油ストーブが運び込まれ、煙突が装着されました。

本格的に寒くなると終日稼働され、灯油をつめる当番などもありました。

灰色の円筒形をしたその大きなストーブは、てっぺんに蓋が付いており、

その蓋を外してマッチで点火する旧式のものでした。

胴体には小さな窓があり、そこから燃焼状態を確認できました。


休み時間になるとストーブの周りには男子が集い、暖をとりながら、

オールナイトニッポンの話、ブッチャー シーク組 VS ファンクス の話、

受験勉強をしなければならないのについ独楽回しに興じてしまった話、

そしてそれを如何に後悔しているか・・・などの話に花を咲かせたものでした。


寒中、断熱性の悪い古い校舎は寒く、ストーブのツマミは最強レベルまで回されました。

するとストーブは、何か得体のしれない生き物が雄叫びをあげるかのような声で唸り始めるのでした。

そればかりではなく、灰色の胴体が溶けんばかりに真っ赤になるのでした。


そんな現象に刺激を受けた中3男子はある日、ストーブを使ったひとつの競技を考案しました。

競技のルールはいたってシンプル。

ストーブのツマミを最強にし、どこまで顔を近づけられるか、そしてそれに何秒間耐えられるか。


クラスの猛者たちが次々にエントリーし、唸りを上げる灼熱のモンスターに挑みました。

が、私は参戦しませんでした。モチベーションが高まりませんでした。

参戦した男子の中で記録を作ったのは、

余った牛乳を30本飲んで次の日学校を休んだ、記憶に残る男 『キノ・ドク』 ことSでした。

   日々コレ#343 伝説のチャンピオン参照

Sはこの競技においても類まれなる才能をいかんなく発揮し、

「S、お、お前・・・顔が真っ赤だぞ、だ、だいじょぶか? 熱あるんじゃないのか?」

と、休み時間明けの授業で教師を心配させました。


そんな燃える闘魂が繰り広げられた3年1組の教室をはじめ、

遅刻して正座させられた廊下、ビンタをくらった研究室、

クラスの男子全員が手をつないで電流を流して異様な盛り上がりをはなった技術室などが、

かねてからグラウンドに建設中の新校舎の完成にともない間もなく取壊されてしまうとの事。


先日休みの日、散歩がてら行ってみると、閉まっていて中には入れませんでした。

裏に回って外から覗くと、3年1組は教室ではなく、資料室になっていました。

かつて担任のブルハゲが立っていた教壇の位置には、何やら鳥の剥製が置かれてありました。

  
山形5中3年1組ブルハゲ学級よ永遠なれ! 

キジに見えましたが、そんな思いを込め、「あれはフェニックス!」 という事にして下校しました。

                         2014年10月15日



  


  QUEEN




#395  じょうげさま  ~ On a Sunday afternoon


 






 





 





 





 





 





 





 





 





 





 





 





 





 





 





 





 





 





 


       2014年10月13日




 



  ◆仙台市 極楽山 西方寺




#394  椅子TORY  ~ Profile


ひょんなことから共通の友人がいる事がわかり、

会話の中、その友人の意外な一面を知りグッと興味がわく・・・

そういう事があるものです。


一年ほど前、

宮城県より御来店のお客様から


「うちに似た椅子が1脚あるのですが・・・ 座り心地がいいですよね!」


そんなお話をいただきました。

「似ている」 というのは現在当店で使っている古い椅子の事。

数年前、納入でおじゃました関東からの帰り道、たまたま立ち寄った古道具屋さんで求めたものです。

それまで、店用として座り心地が好く、雰囲気に合った椅子を探していたのですが、

なかなかしっくりくるものが見つからずにいた中での出会いでした。

4脚揃っている事、座面の状態に難アリで、意外に安価であった事、

車の荷台に十分なスペースがあった事などが背中を押しました。


家に戻り、早速店のテーブルに配置してみると、

違和感なくスーッと馴染み、それ以来満足して使っておりました。

が、しばらくして1脚、また1脚と、籐の座面が破れていったのでした。

そこで、近所にある籐専門のお店に修理をお願いしました。

結局4脚全て修理していただいたのですが、

古い色合いなども上手く合わせて頂き、本体のガタつきなども修正して頂いたおかげで、

現在は何の問題もなく活躍してくれています。

その修理でわかった事は、オリジナルの座面の籐は直接椅子本体に編まれたもので、

とても手間のかかる仕事がなされていたという事。

どこで、いつ作られた椅子なのか知りませんでしたが、

椅子に向き合い籐を編む職人さんの姿が漠然と頭に浮かんだものでした。


  


そんな矢先、宮城のお客様が御来店されて前述のお話を。

更に、「うちのも座面が破れたので、直して使っています。」

そして、「秋田木工の椅子です。」と、意外なお話も伺いました。

早速ネットで 『秋田木工 椅子』 で調べると、あっさり同じものが見つかり、

それらは紛れもなく秋田県湯沢市にある秋田木工さんで生まれた椅子であることが判明しました。

判明した途端、

「ないだて んだっけのがぁ~ あんただもとーほぐの生まれだっけのがぁ!

関東がらまだとーほぐさもどてきたのったなねー よぐござてけだねぇー」

(なんだ そーだったのかー あなたがたも東北の生まれだったのですね!

関東からまた東北に戻ってきたってわけだ よくいらして下さいましたねー)

などと、秋田美人たちに隣県山形県人が山形弁で話しかけたりしたのでした。

秋田弁と山形弁は違うというのもありますが、

みなさん関東暮らしが長かったようで、戸惑いのご様子でした。

               2014年10月7日



    



   ♪CSN&Y


◆この文章を読んだ、現在自宅を新築中の友人が、

新居のダイニングテーブルと椅子、リビングのテーブルを秋田木工で揃えていると教えてくれました。

完成の時が楽しみです。 偶然とは面白いものですねぇ。



#393  ギリセーフ  ~ sigh


 

「ふぅ~ 間に合ったぁ~ ヤバかったぁ~

んでもさっき・・・ ジャンプしてスマッシュした瞬間・・・ ちょっとだけ・・・

ま、 でもいっしょ! 汗 汗 あれは汗の内って事で・・・

はぁ~ でも無理聞いてもらってシャツ特注してよかったわー スソめくんなくても出来るし・・・

長丁場はきついよねぇ~ いやぁ~ホント間に合ってよかったぁ~・・・・・・・ 
あ゛!

アディダスにちょっとひっかけちゃった!」


北山形駅前の エアーP いかなる時もラケットを手放しません! 勢いあります!!

                     2014年10月1日



   ボヨヨンロック



#392  二人だけのデート  ~ Smile for me smile for you


先日、妻と二人デパートの地下でたこ焼きを食べている時の事。

近くの席から、


「帰ったらママに、おじいちゃんと一緒にたこ焼き食べてきたって言ってね」

「うん!」


そんな会話が聞こえてきました。

会話の方へ目を向けるとそこに、美味しそうにたこ焼きを頬張る3才くらいの女の子と、

その様子を嬉しそうにカメラに収める男性の姿がありました。

おじいちゃんと孫娘のデートだったのでしょう。

その様子が私には、なぜか涙が出るくらい微笑ましく感じられ、

普段そんな差し出がましい事はしないのですが、

「一緒のとこ撮りましょうか?」

と、男性にお節介を持ちかけました。


レンズの先、食べかけのたこ焼きを前にして仲良く並ぶ二人は、

例えようのないイイ顔をしていました。

自分のカメラで撮らせていただきたいほどでした。


席に戻りたこ焼きの続きを始めると本当に涙が出てきました。

「あっくん(長男)も大じいちゃんと一緒に遊園地行ったっけね」 と私、

「午前中に出掛けたのにお昼過ぎても帰ってこなくて・・・」 と妻、

「ただの散歩って言って出掛けたのに・・・」

「みんなすごく心配して・・・」

「3時過ぎてようやく帰ってきて・・・」

「大じいちゃんとバスでリナワールド行ってきたって・・」

「じいちゃん、ばあちゃんから大目玉!(笑)」


 
 日々コレ#134 二枚の写真


私たちは、孫娘にデレデレの男性の姿に、

ひ孫と一緒におおよそ似つかわしくない遊園地で遊ぶ大正生まれの祖父の姿を重ね合わせていました。


今日は祖父の命日。

あの日から丸15年。

小さかった子供たちには遠い昔の事に感じられるかも知れません。

私には15年前の今日も、散歩から帰ってこなくて大騒ぎしたあの日も

ついこの間のように感じられます。

                  2014年9月30日



  


   Captain and Tennille



#391  やまがだ衆のたがら  ~ Go abroad to hear of home


おらだが生まっだ やまがだのごどば

おらだはどんだげ わがてるんだべ

いではの山も 母なる川も

よっくど訊かれっど 答ぇらんね

んだげんと誰より 誰よりもわがてっず

ゆぎ降るふゆも あしぇ出るなづも

いづでも見上げだっけこの空ば

教科書さ書いであるごどだげでわがらね

いだますい物がきっとこごさあるはずだ

ほいづがやまがだしゅのたがら

ほいづがやまがだしゅのたがら





僕らが生まれた 山形の事を

僕らはどれくらい 知ってるんだろう

出羽の山も 母なる川も

詳しく訊かれたら 答えられない

でも誰より 誰よりも知っている

雪降る冬も 汗かく夏も

いつでも見上げていたこの空を

教科書に書いてある事だけじゃわからない

大切なものがきっとここにあるはずさ

それが山形衆の宝

それが山形衆の宝





最上川舟歌発祥の地である大江町で行われたPTA研修会に参加しました。

その席で、最上川の流通に関しての講演を拝聴しました。

自分がいかに山形県の事を知らないかを思い知らされ反省しました。

これまでは遠くの光ばかり観ようとしてきました。

でも、

視線を脚下に落とせば、

そこは輝くもので溢れているらしい事に50を過ぎて気付き始めました。

それは、遠くの光を観てきた事によってもたらされた気付きなのかもしれません。

                          2014年9月27日


     BIGIN




#390  旧山形県庁舎  ~ She combs her hair



  







  








 








 








 








 








     








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








 








  








 



  2014年9月15日


  文翔館





#389  めぐり逢えたら  ~ get along together


「美味しいから食べてみて!」

と渡され食べてみると、なかなか上品な味。

妻曰く、

「黒豆の賞味期限が迫っていたので作ってみた。」

との事。

寒天に黒豆とその煮汁を入れて流したものを冷やし、きな粉をまぶし、黒蜜をかけた創作デザート。

「お店で食べたらいくらになるだろう?」 と妻。


   


そして、

自家製梅シロップを水で割って飲もうとした時、

ふと冷蔵庫の中で冷やされている麦茶に目がとまり、

「これで割ったらどんな味がするのだろう?」

と試してみたところ、思いのほか相性が好く、

さらに後日、

「これに炭酸を足したらいいんじゃない?」

と試してみたら、驚く美味しさになったという梅炭酸麦茶。

「お店で飲んだらいくらとられるだろう?」 と妻。

            2014年9月10日



 






#388  映画 「 ガープの世界 」  ~ What does the T.S. stand for?


何度も繰り返し観てきた映画ですが、最近はめっきりご無沙汰でした。

今回、北海道出張の身支度の際、旅の友にすべく鞄に入れました。

納入が完了して心に余裕が出来た夜、ホテルで1人観ました。

ラストシーンでは涙があふれました。

今まで無かった事と記憶します。

独身から結婚、そして親となり、自分にもたくさんの出来事があり、

確実に時が流れているのだと実感しました。


「引き波に気を付けて!」


かつてガープが母親に注意されたのと同じ事を自分の子供に注意するシーンがあります。

私は若い頃、親の気持ちなんて解りませんでした。

今は・・・・

かつて自分が親の気持ちを解さなかった時の親の気持ちが解ります。

                         2014年8月26日




 




   When I'm Sixty-Four



#387  Fly me to the Ball Game 
                  
       ~
You're gonna make it after all gonna make it after all





         






  








  








  








  








  








  








  








  








  








  








  








  








  








  








  

















  








  








  








  








  


                  2014年8月15日





#386  高野山  ~ Stayin' Alive




     








  










  










  










  










  










  
  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  



             2014年8月10日







  








#385  浅草くるーじん  ~ Sweet Summer Sweat




     






  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  










  

         2014年8月8日






#384  青い体験  ~ The Heat Never Bothered Me Anyway


初体験で油断したせいか赤くなってヒリヒリします。

年甲斐もなく取り乱して大きな声を出してしまいました。

「体験してみないとわからないことっていっぱいあるな」 と、つくづく感じます。

そして、

情熱的な曲たちがおっさのハートにも火をつけてくれました。


次男が通う高校の野球応援。

初めてのこと。


夢中になって応援し、家に戻ると・・・

両腕が日焼けで真っ赤になっていました。


試合終盤のドラマチックな逆転劇には我を忘れ、

気付いたらLR風に叫びながら手に持ったタオルを頭上でぐるぐる回していました。


駐車場の誘導、チケット販売、場内アナウンスなど、晴れの舞台を支える役割が、

高校生たちによってまかなわれている事を知り感動しました。


♪ルパン三世  
♪宇宙戦艦ヤマ  ♪ジンギスカン  ♪Let it go  

♪海のトリトン  
♪We will rock you  ♪男の勲章 ・・・・・・・・・

おなじみの曲で展開される白熱の応援に心が躍りました。


一日経った今でも両腕の火照りが感動をよみがえらせてくれます。

若人と、同じ喜びを共有できた時間でした。

次男の顔も日焼けで真っ赤になっています。

ちょっと違うのは、私の両腕に湿疹が出始めた事です。

                            2014年7月25日



   



        
Debbie Reynolds



  • #383  軽音楽をわたしに  ~ 
  • EPLP


日本武道館が好きな理由を 「why?なぜに」 と問われ

「まるいから」

とお答えになられたE.YAZAWA師。

私は誰からも訊かれていませんが、

「レコードの良さって?」

と質問されたら

「B面があるから」

と答える用意があります。

「まるいから」だと「CDだってまるいですよ。」と突っ込まれそうですから。


さて、第一子の誕生で物置に封印されていたレコードプレーヤーが、

義兄からカートリッジを貰った事がきっかけで20数年ぶりに再稼働しています。


音を出すまでにさまざまなプロセスを必要とし、

曲を飛ばしたり戻したりすることが容易でなく、

A面に恋をしたら、続きは裏返さないとお預けをくらうアナログ盤は、

なにもない天気の好い日曜の午前中などに楽しんでみたくなるアイテムであります。

記録という意味を持つこの嗜好品は、登板の際に大小の傷を負い、

時を経て再生される時、その傷もまた記録と共に増幅され、

使用者の記憶を刺激し、古傷なども思い出させてくれたりします。


さまざまなものがデジタル化され、配信システムなども進んでいる昨今、

コンピューターの中で写真データを経年退色させてくれるソフトが出現したり、

「CDってイイよね、回るから!」

なんていう発言が聞かれる時代が来るのでしょうか。

                     2014年7月20日


  



  
君は天然色





  • #382  大応援団  ~ 
  • all the way from NARA


初っ端からスーパースターの光臨に面喰いました。


  国宝 釈迦如来坐像


豊かな体躯にたおやかな御面相

そして、

魅力的な衣文・・・・・・・・・・

お山で拝ませていただいた時とは違い、ガラス越し、ライティングされたお姿は、

東北の地で少しよそゆきな印象ではありましたが、

照射された光をかすませてしまう輝きと、圧倒的包容力で、

その空間を静寂なものにしていました。


「最初からクライマックスでいいの?・・・」


この企画展に予習無しで臨んだ私のそんな懸念は、

歩みを進めるごとに打ち消されていきました。


最後の展示室。

入口付近の掛け軸をしばし眺め振り返ると・・・・・

想像していなかった広いスペースに八角形の黒い展示台がいくつも並び、

その一つ一つに幻の様に浮かび上がる十二神将!

そして、

お山でお参りさせていただいた時よりもずっと大きく感じられる

十一面観音様をはじめとする金堂のほとけ様。


興奮してしまい、その場に居るにもかかわらず、

会期中にもう一度来なければ! という煩悩が生まれました。

これだけのお姿が東北に勢揃いし、

しかも尊像の後ろからも拝観させていただくことができるなんて・・・


会場を出て出口に向かって下る階段が、室生寺さんの石段に思えました。

                        2014年7月19日



  

 
 ♪Cindy Lauper




 東日本大震災復興祈念特別展 室生寺の仏たち

 2014年8月24日(日)まで 仙台市博物館




 仏像大使 みうらじゅんさん&いとうせいこうさん トークショー




#381  慈恩寺  ~ Stand by me










  








  








  








  








  








  








  








  








  








  








  








  








  








  








  








  

     慈恩寺

                    2014年7月6日





  •   








  • #380  Milky Way  ~ That's The Way


若さとは性急なもので、

味わうという事をせず、

ただバリバリと噛み砕き、

乱暴に呑み込んでいたように思います。


半世紀を生きた今、

一枚の三分の一ほどを舌の上に寝かせ、

ゆっくりと愛しみ、

水分を含んでおぼろになったところを臼歯で噛み締め、

一瞬よぎる微かなノスタルジーと共、

口中淡く展開される甘みのクライマックスを堪能しております。


小さい頃から何となく身近にあった山形のお菓子。

おしどりミルクケーキ

今、個人的ブーム到来中です。

                   2014年7月2日





  


           DAVID GATES




  • #379  午後 日曜日  ~ Slik Degrees



  •   



































































  •  
















































































































































                       2014年6月16日



           山形県新庄市 原蚕の杜 旧蚕糸試験場






    #378  青の極み  ~ Who are they?


    昨日からうちにいるあの人たち誰ですか?





    あー 彼らは陽平のチームメイトですよ。





    なんか・・ みんな・・・ デカくないですか? 声も身体も・・・・。

    ぼく ちょっとコワイんですけど。






    うん、みんなバスケットの選手だからね!一番大きい子で190センチ!

    なんだか部屋が息苦しく感じられるね(笑) でもみんなやさしい連中ですよ。

    おとといあった県の高校総体で優勝したんです。カッコイイよねぇー!

    ほら、身長2メートルの先生が胴上げされてる写真ですよ!






    えっ! 優勝したんですかっ!





    うん、8月にはインターハイに出るんですよ!

    昨日は祝勝会で遅くなったから3年生全員がうちに泊ったんです。

    ほらこの写真、先生が一番デカイの!






    ほぉ! いんたーはい!





    はい、全国大会です。千葉で開催だそうです。応援に行きますよ!!

    あ、君たち 朝ごはん足りなくなかった? 

    はーい!みんないってらっしゃい! 遅刻しないようにね! 気をつけてぇ!





                                     
    2014年6月10日







    いまさらですけどバスケットってなんですか?




      ♪Bruce Springsteen & The E Street Band







    #377  非日常の極み  ~ What's happninng?


    ぬっ





    っ・・・・・・・・・





    おやっさん大変です! 敵機来襲です!!





    あー あれはブルーインパルスっていうんです。 じんべえの味方ですよ。





    ぶるーいんぱるす・・・・・・・・・・・・





    おやっさん、こ、今度はなんか表がやけに騒がしいですよ! 

    白い暴動ですか! 
    クラッシュですか!





    おみこしですよ、おみこし! 威勢がいいですねぇー!





    ・・・・・・・・・・・・・





    おーーーーっ!

    向こうからなんかスンゴイの来たんスけど・・・

    なんなんすか今日は?次から次に・・・





    これは秋田の竿燈ですよ。すごいですねぇー!





    んもぉー 襲ってきたんじゃないんですね・・・。

    ん?あれっ! やっしょーまかしょ・・・? 

    この掛け声どっかで聞いたことありますよ・・・






    そうそう、よく憶えてたね! 陽平も小学校の頃に踊った山形の花笠踊りだね!





    おっと今度は調子のいい太鼓の音が響いてきましたよ!

    これはなんですか?






    盛岡のさんさ踊りです。あでやかですねぇ~!ぜひ現地で体験してみたいものです!





    わぁーーーっ! 

    今度はでっかいゾウリムシが襲ってきましたよーーー

    緊張したからボク水飲みますね。






    虫じゃないですよ(笑) 福島わらじまつりです。 御利益を授けて下さるそうですよ!





    おおーーーーーっ

    今度は鳥ですよ鳥! ヒッチコックですかっ!!






    猫なのに古い映画知ってるんですねぇ。 これは仙台すずめ踊り! キマッテますねぇ~。





    あぁーーーーーーダメだぁーーーー今度はホントにダメだぁーーーー

    ぼ、ぼく、ちょっと冷蔵庫の上で毛づくろいしてきますね。






    心配ないですよ! 守って下さるお不動様がいらしたんです。 青森ねぶた祭りです!





    ふぅーっやれやれ・・・・・・ あれ?

    さっき通り過ぎて行った人たちがまた戻ってきましたよ?






    あー 折り返して東北が一つになって戻ってきたんですねぇ~ 感動的な光景だぁ~!!






    で、いったい何ですかコレは?





    東北六魂祭ですよ!

    東北にある6っの県のお祭りが
    山形市に集結したんです!




                                     
    2014年6月5日









    そーゆーの伝えておいてもらわないと困るんですけど・・・。



      ♪Paul Simon








    #376  写真展へ  ~ repose


    ずっと見ていたい光景に出合う事があります。

    そんな時の心の動きが、絵画や写真を見た時に再現される瞬間も・・・・・。


    自分ではない人間の心の動きによってカメラがとらえた一瞬。

    その一瞬が紙の上に写される。

    それを目にした私は、そのイメージを通してその光景に心動かされ、

    シャッターを切った瞬間の、自分ではない人間の心の動きに共鳴する。


    蝉しぐれの悠創の丘・・・・・・

    和紙にプリントされた独特の風合いを持つ写真たち

    魅力的な色、みぢかな光景・・・・・


    この上ない静かな時間を過ごさせていただきました。

                           2013年8月17日






      


           
    I wish you love






         
    前田有歩写真展 ~ みぢかなところ

         日時:2013年9月1日まで 9時~17時 休みなし

         場所:山形市上桜田 悠創館(悠創の丘)









    #375  語るなかれ  ~ Summer



         Silence






      











      










      










      










      










      










      










      










      










      










      










      










      










      










      










      










      










      










      










      










      




                                  2013年8月11日











    #374  ブッククラブ  ~ read, think, discuss, and share


    県のPTA指導者研修会で、有本秀文さんのお話を伺う機会に恵まれました。

    講義は、『ブッククラブによる話し合いをとおした、読書のすすめ』


    午前の分科会を経て、昼食後であったため、眠くなるか・・・と思いましたが、

    興味が途切れることなく、集中できた90分間でした。


    ブッククラブ・メソッド・・・

    初めて目にした、耳にした言葉でした。

    どんなものなのか?

    実際に有本さんが会場の出席者とのやりとりを通して示して下さいました。


    初めに物語を読む。「ゲタニバケル」という新美南吉さんの作品でした。

    本来はここで、 書く というステップが入るらしいのですが、

    そこは省いて、ディスカッション開始。

    壇上から客席に下り、マイクを持たれた有本さんが出席者に向け

    「○○の場面でどう思いました?」というような質問を次々に投げかける。

    自分もそれについて考える。 と、マイクを向けられた方の口から、

    自分には全く思いもつかなかった答えや、比較的似た答えなどが出る。

    有本さんはご自分の考えを決して述べる事なく、

    終始意見を引き出すための質問に徹する。

    そして最後に「これが正解という答えは無いんです。」とおっしゃる。


    自分にもマイクが差し出されるのでは、と、ドキドキしたというのもありますが、

    物語に向き合い、考え、他者の意見から影響を受けながら、

    自分なりの理解が深まるという、緊張の中にも楽しさを感じられる時間でした。


    この様な訓練から子供は、多様性を許容する心と、

    しっかりと自分の意見を言える勇気を養えるのではないかと感じました。

    失礼ながら 「その遊びもっとやりたい!」 と思いました、

    自分が小学生なら授業が待ち遠しくなるだろうな・・・とも。


    居眠りの余地が全くなかった有意義な研修会でした。

                               2013年7月6日




       





             Book People Unite







    #373  月山筍  ~ Dinner is ready!


    炊き立ての筍ごはん。


    茶碗を顔に近づけた時、湯気から香る山の薫り。

    一口目をいただいた時、鼻に抜ける甘い風味。

    しばし、米と山の幸の共演に身を任せる。


    余韻を楽しみながら味噌汁をすする。

    月山筍特有のキュッキュッという歯触りがうれしい。

    筍の出汁が効いた汁は感動的に、感動的に美味い。

    「あーーー」

    と、温泉に入った時のような小さな溜息が漏れる。


    ちょっと醤油を垂らした胡瓜とキャベツの浅漬けでアクセントをつける。

    そして、二口目をいただく・・・・・


    なんておいしい山形。

                    2013年6月21日




        




          ごはんができたよ







    #372  清涼  ~ Are you experienced?



       



    そばです。

    冷たいそばです。

    すだちのスライスに覆われています。

    奇をてらったメニュー? いいえ、王道でした。

    口飽きするんじゃ? いいえ、あっという間に・・・・・。


    そばとすだちを一緒に頂きます。

    そばの香りをすだちが引き立てます。

    キリッと冷えたツユに細打ちのそばが上品です。

    心身が浄化されるようなさわやかさを覚えます。

    何より・・・・・

    美味です。


    私は天付きで頂きました。

    軽やかな味わいの天ぷらと抜群の好相性でした。


    天童市やま竹さんの『すだち冷かけ蕎麦』

    写真を見ていたらまた食べたくなりました。



                   
    2013年6月17日



            Ann Sally





    #371  かしら  ~ I am experienced


    「僕たちの仕事は完成したらもうそこには無いんです。」


    東京での大きな納入が続き、その安置を仕切って下さった頭領から伺ったお話です。

    建築や重量物の設置などに欠かせない足場。

    確かに完成、完了した時、そこに足場を見る事はなく、その存在を感じる事もありません。

    しかし、頭領のお話を胸に辺りを見回せば・・・・

    そびえたつスカイツリー、立ち並ぶビル群、公園のオブジェ、博物館の巨大石造・・・・

    あたりまえのようにそこにあるものは、人間によって作られ、人間によって設置されたもの・・・・

    そんな事に気付かされます。

    それは至極あたりまえの事ですが、自分がその責任を負う立場であったら・・・・

    そんな想像をすると、その偉大さに敬意を払わずにはおれなくなります。


    さて、打ち合わせの際の頭領の読みは全く以て的確でした。

    安置場所の状況をつぶさに観察し、安置するお姿の特性を把握し、

    どのような段取りで進め、どれくらいの人員で、どのくらいの時間を要するか、

    実行にあたりどんな危険性が考えられ、それを回避するためにどんな工夫を施すかまで。

    何もない現場で作業をシミュレーションしながら段取りを構成していく様に感動をおぼえました。


    そして安置当日。

    その頭領の読みに沿って組み立てられていく足場、

    それによって組み上がるお姿、完成、そして足場の撤去。

    あざやかでした。


    「手を合わせる方々は、まさか此処にこんな足場が組まれたとは思われないでしょうねぇ。」

    私がお伝えすると、

    「そうなんですねぇ、でもそれでいいんですよ。

           僕たちの仕事は完成したらもうそこには無いんです。」

    頭領はそう言って微笑まれました。

    江戸っ子で木遣り会の頭でもある頭領の矜持を感じた瞬間でした。


    頭領をはじめ、各分野で親身になってご協力いただいた多くの皆さんのおかげで、

    無事安置を完了することが出来ました。

    膨大な経験から培われた知恵によってなされた、

    『確かにそこに存在した仕事』に、

    ただただ感謝しかありません。 合掌

                                 2013年6月15日




           




               




        




      





           中島みゆき







    #370  さくら  ~ here and everywhere


      「御衣を着て帰って来てくれた・・・」


    満開の桜で華やぐ山形市から運転する事10時間。

    到着したのが夜だったので気付きませんでしたが、

    一夜明けて車を走らせると、その地は既に葉桜の季節になっていました。


    納めさせていただくご寺院様におじゃますると、ご住職様が笑顔でお迎えくださり、

    御寄進されたお施主様であるご婦人も本堂でお待ちでした。


    早速梱包をほどき納めさせていただくと、

    「想像以上の出来栄えです。」

    と、ご住職様よりお褒め頂き、

    「今にも動き出しそうですね。」

    と、お施主様からもお喜び頂きました。


    別室でご住職様、そしてお施主様とお茶を頂戴した時ご住職様より、

    お施主様が数年前旦那様を亡くされた事、

    亡くなられた旦那様は生前総代さんとして大変な貢献をされた事、

    旦那様亡き後、ご子息が総代さんとして活躍されている事などを伺いました。

    そしてお若い頃、

    7歳になるお子さんを亡くされておられる事も・・・。


    「御前様がこのお寺に入られて何年になるでしょう・・・・

    お若い御前様がこのお寺に入って下さった時、私はそのお姿に、

    あぁ、息子が御衣を着て帰って来てくれた・・・・ そう思ったんです。」


    目頭をおさえ、お施主様が語って下さいました。


    その瞬間、

    お施主様の御寄進への想い、

    完成を待たれるお気持ち、

    ご住職様と一緒に完成のお姿をお迎えされた事の意義などに思いが至り、

    私も感極まってしまったのでした。



    ご寺院様を後にし、葉桜の街並みを抜け高速の入り口に向かうと、

    目の前の新緑の山にひっそりと咲く一本の山桜の姿が目に入りました。


    「ここにいるよ」


    そんな声が聞こえました。

    写真を撮ろうかと思いましたが、

    心に納める事にしました。

                                 2013年4月25日




             PRAYER









    #369  アシタ サク  ~ keep on going


    加藤由美先生が主宰するダンススペースの第15回発表会におじゃましました。

    今年のテーマは 「アシタ サク」 。

    立ち見のお客さんが出るほど満員の場内はいつもながら期待と熱気で華やいでおりました。


    席に着くと、お隣がなんと由美先生のご両親!。

    お父上は書道の大家であられ、次男が通う高校で、かつて校長を務められた先生。

    昨年PTAの席で、先生が由美先生の父上である事を知りびっくりしたのですが、

    それ以来、よくお声を掛けていただき大変お世話になっております。

    この度も、開演までの時間お話を伺う機会に恵まれたのですが、

    たくさんいらっしゃるお弟子さんとの交流のエピソードに感銘を受けました。


    山形に住む人間なら誰でも知っている大きな会社。

    その会社の創業者も先生のお弟子さんの一人。

    その方が社長から会長になられる時、記念にと書を贈られたのだそうです。

    「自宅の居間にでも飾ってもらえたらと思ってたんだけど、

    会社におじゃましたら会長室の一番いいところに掲げてくれてたのよ。」

    その書とは・・・


      創業は易し、されど守成は難し 


    創業者であり、後続に委ね守成されておられる方だからこそ、

    会社の誰もが目にするであろう場所に掲げたのであろうと感じました。


    間もなくして場内が暗くなり、開演の時が来ました。

    15回を迎えたダンススペースの発表会。

    いつもながら素晴らしかったです。

    創業は易し、されど守成は難し

    次々に繰り広げられるパフォーマンスを見ながら、その言葉が頭の中でリフレインしていました。


    毎回拝見しているので、小学生だった子が中学生になっていたり・・・・という変化。

    そして、

    さっきと同じダンサーが、違う演目において、違う衣装をまとい、違う表情で、

    まるで別人かと思えるようなパフォーマンスを披露する・・・・という変化。

    その二つの変化に、重ねてきた歴史と、変化を怖れず再生してきた気概を感じました。


    毎回、全てのダンサーがステージに集い、同じ音楽で踊るフィナーレ、

    その一番前で、深々と頭を下げる由美先生の姿に涙がこぼれます。

    なぜだろう? と思います。

    それは、パフォーマンスの中でダンサーが一言も喋らないのに、

    私の中に色んな思いが湧き上がってくるのと同様、言葉にしなくてもいい事なのかもしれません。


      創業は易し、されど守成は難し


    幕が閉じたとき、由美先生のご両親とっても嬉しそうでした。

                         2013年4月7日





          




          George Winston






    #368  いとこの結婚式  ~ beautiful day


    「おもてなしの心」 と 「祝福」 に溢れた美しい式でした。


    新郎が生まれたのは、私が中学生の頃。

    色々と彼の事を知っているつもりではいましたが、

    上司の方が語られる職場での彼の様子に、

    一社会人として立つ男の姿を発見し、目頭が熱くなりました。


       「おめでとぉ いがったね!」


    表参道のお洒落な式場でしたが、

    口から溢れ出た言葉は、心からの山形弁でした。

                           2013年1月30日





           





       The Carpenters







    #367  わが闘争  ~ You talkin' to me?


     「んもぉ~ こーなったらぁーー」

     





     「いっちゃいますよぉーーボクだってぇ!」

     






    まずはぁ~

     「虫どもーーーーっ 許さんっ!」


     

     「あのぉー それ雪ですよ」





    そぉーしてぇーーーっ!

     「お、お前ら何中だぁ~?」


     

     「それは、つららっていうんです。」





    さらにぃーーーーーーっ!!

     「ニャンまげぇーーーーっ くわくごぉーーーっ」


     

     「えーっと・・・・ それ、ひこにゃん・・・」





    ちっちゃい事は気にしませんよぉ~

     「とぉーーーーーーっ!」

       ズルッ!

     「あっ!」


     





        ガシャンッ!

     





     「今日はこのぐらいにしといてあげます。」

     ヽ(´o`; オイオイ



                             2013年1月21日



          Fight For Your Right






    #366  ノスタル爺  ~ I need a Hero!


    小さい頃、

    神社のお祭りのおもちゃ屋の屋台は、

    夢の様に魅力的で、キラキラと輝いて目に映ったものです。


    銀玉鉄砲  紙カン鉄砲  トムボーイ  ミニライト  スパイ手帳

    戦艦のプラモデル  自作するプロペラ機・・・・・などなど


    少ないお小遣いから、「何を買おうか!?」 と、思いを巡らすのも楽しみの一つでしたが、

    その中で、安い値段で楽しめるのがパッタ(メンコ)や怪獣のブロマイドでした。


    少年たちは皆、自分のコレクションをお菓子の空き箱などに入れ、

    それを持ち運びながら神社の境内や友達の家を移動する。

    それがお祭りの一風景でもありました。


    今回中国に赴き、上海の街を歩いていた時、

    小さい頃お祭りで感じたワクワクする感覚を蘇らせるモノとの出会いがあり、迷わず求めました。


    小学校高学年時の私のヒーロー。

    それが何とも魅力的なカードに!!


    ホテルに戻り、早速開けて一枚一枚ながめると、

    日曜に剣道の稽古をサボって友人と観に行った映画 「ドラゴンへの道」 を思い出しました。

    同時上映はアラン・ドロンとJP・ベルモンドの「ボルサリーノ」でした。

    ダブルヌンチャクにすっかり魅了され興奮して家に戻ると、

    父が鬼のような形相で家の前で仁王立ちしていました。


       
    「グランド10周!」


    私は映画の感動もぶっ飛び、

    日曜の小学校の誰もいないグラウンドをドキドキしながら走り続けたのでした(笑)。


       Don't skip! Practiiiiiiiiiiiiiiiice!

                                        2012年12月18日




          




                Borsalino Theme








    新しいホームページを開設しました。


    この度、『仏像ギャラリー 仏像.jp』 というホームページを新設しました。

    お姿の写真の質を高め、よりご覧になっていただきやすくする事を目的に作成致しました。

    まだまだ途上ではございますが、既に当HPに掲載のお姿、

    そして、新しいお姿をどんどんアップして参りますので、ご覧いただければ幸いでございます。

    また、今まで通り、当 jigamidai.com も継続して運営させていただきますので、

    変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。  合掌

                                       2012年11月30日

                                       仏像彫刻原田



           


     
        
    ◆新設ホームページ 『仏像ギャラリー 仏像.jp』  
               http://www.butuzo.jp/ 







    #365  ストレンジャー  ~ Thumbs up!


    関東からの戻り、東北自動車道下り蓮田サービスエリアでの事。


    私は、「眠気覚ましに飲んでおこう・・」と、

    コーヒールンバのメロディーに少しだけノリながら、

    自販機の前でミル挽きモカの完成を待っていました。

    プラスティックの蓋が紙コップにクルクルと装着される様子がモニターに映し出され、

    「さぁ、出来上がり!」の瞬間・・。

    「ちょっとすみません・・・」

    一人の青年が私に声を掛けてきたのでした。

    瞬間、私の頭に色々な事がよぎりました。


    過去に於いて、高速のパーキングで、見知らぬ人から声を掛けられた事が一度あります。

    「僕の車にイイDVDが積んであるんだけど、横流しするから格安で買いませんか?」

    というものでした。

    もちろんそれは正規のものではなく、色んな意味で違法のブツであるのは明らかでした。

    私は少しよろめき、そして断りました。そして、

    「数多くの車の中からなぜ自分を・・・」

    という疑問を頭に、ある意味感心しながら運転を再開したのでした。


    そんな経験から、当然警戒の目で彼を観察しました。

    と、

    「仙台まで乗せてってもらえませんか・・・」

    「ん! ヒッチハイク?」

    私が尋ねる。

    「はい、大学生で休みを利用して・・・」

    「一人?」

    「いえ、実は・・・・」

    私は一瞬、『彼女だったらヤダなぁー』 と思いました。

    が、同じように線の細い、同じようなメガネをかけた青年が現れたのでした。

    「何年生?」

    「3年です。」

    「どこの大学?」

    「埼玉大学です。」

    「何を勉強してるの?」

    「僕は経済です。」

    「あ、ぼくは環境の方を・・・」


    彼らの姿に、家を離れ大学生活を送る長男の姿がオーバーラップしました。


    「途中までだけどイイ?」

    「え!いいんですか? やったー!ぜひお願いします。」


    「君たちが安全な子たちか自分はまだわからないし、君たちも私が安全な人物かまだ分からない。

    世の中色んな人間がいるから、最後まで気を抜かない方がいいよ」

    と、念を押し車に招き入れました。


    会話の中から、一人は岩手の豪雪地帯の出身、

    そしてもう一人は長野のやはり豪雪地帯の出身であることを知りました。

    2人とも3人兄弟で、実家が農家である事、

    高校を卒業して地元を離れる時彼女にふられたという似た境遇が仲良くなったきっかけであったとの事。

    そして、岩手の彼はオセロの全国大会でベスト8に入ったことがあるなどという事も話してくれました。


    旅の目的は、

    「大学が学園祭の時期で、自分たちは興味がないので、いつかチャレンジしたかったヒッチハイクの旅を、

    就活で忙しくなる前にしたいと思って決行したんです。」との事でした。

    しかし、朝から色々工夫したものの、誰も止まってくれず、パーキングの中でなら・・・と、

    スタッフの方にお願いして裏口から入れてもらい再チャレンジ。しかし、そこでも気持ち悪がられ、

    日も暮れて寒くなり、初日にして「帰ろうか・・・」とあきらめかけていた時だったと。



    山形道に分岐する前、国見のサービスエリアまで乗せてあげました。

    別れ際再度、

    「色んな人がいるから気を付けて」

    と、念を押しました。


    ルトガー・ハウアーの映画
    「ヒッチャー」やスピルバーグの「激突」の事が頭をよぎりました。


    自分は、追剥ぎに遭う事もなく無事自宅に帰還しました。

    彼らは今どこでどうしているのでしょう・・・。

    良い旅であることを祈るばかりです。


    家を離れ暮らす長男や長女も、色んな人からお世話になったり、助けられたり、

    嫌な思いをさせられたり、人に迷惑をかけて心が折れたりしているのでしょう。

                              2012年11月24日



      
    ハイウェイ



           








    #364  蔵王温泉散歩録  ~ HOT AUTUMN


    日曜午後1時、一人車で自宅出発。 蔵王温泉へ。 

    紅葉におあつらえ向きな曇り空。

    ろばた』でジンギスカンセット。 ご飯おかわり。 満腹&満足。

    石段を上り酢川温泉神社参拝。 寒い。

    薬師神社参拝。 木造のお堂がいい。 獅子と獏の木鼻趣あり。 特に前足めんこい。

    蟇股に十二支。 薬師如来を守護する十二神将の象徴であろう。

    温泉街ぶらぶら。 硫黄の香り。

    共同浴場川原湯に入ろうとしたが工事中。

    同じ 『すのこの湯』 とのふれこみのかわらやにて入浴。

    湯上り、ファミマにてずんだ大福&お茶購入。

    車で鴫の谷地沼
    へ。 

    エンジンを止め紅葉を眺めながら食す。

    ビーパルから抜け出たようなオシャレ親子散策中。

    湯冷めを懸念しつつパーカを着、ウォークマン装着。

    襟足が冷えるのでフード被
    る。

    沼一周。 水が少ない。 静かな曲が景色によく似合う。

    白に縁どられた灰色の雲と青空、そして紅葉のコントラストが美しい。

    すれ違
    う人もいない。

    途端に熊の危険性を感じ、怖くなり手を叩きながら進む。

    いつしか we will rock you のリズムになり少し笑う。

    車に戻る。

    西の空、雲の隙
    間から夕日。

    帰宅。お稲荷さんお参り。

    今度はポットに熱いお茶を持参しよう。

                    2012年11月6日




       




          Nicolette Larson









    #363  芸術の秋  ~  I'm not gonna eat you !


    夜中2時過ぎ、庭からの物音で目を覚ます。

    明らかに誰かが暴れている気配。

    「泥棒? にしては暴れすぎ。 酔っ払い?」

    私と嫁さん恐る恐る階下に。

    嫁さんの手にはいつのまにか竹刀が・・
    ( ̄ェ ̄;)

    どさくさに紛れて後ろから私が襲われないかと少し不安を感じながら、部屋の灯りをバンバンつけてまわる。

    泥棒ならそれだけでビビるはず。 が、物音は止まない。

    中庭のライトもつけ、縁側に面した障子を 「来るなら来い!」 と、思いっきり開ける。


             
     ||||||||||||||( ̄ロ ̄)||||||||||||||||


    サッシ越し30㎝に・・・・・・

    見たことのない 動物 の後ろ姿がっ!

    うちの猫の倍くらいの大きさ。

    全体がグレーで尻尾が長く、振り向くと・・・・・・

    顔の中心に白い線。


       『ハ・・・・・・・ハクビシン!』


    が、びっくりし過ぎて言葉が出ない。

    と、嫁さんすかさず 「カメラ カメラ 早く 早く!」 と、私を急かす。

    こういう時、私にその反射神経はない。

    というか、咄嗟に思いめぐらしている事のベクトルが違う ( ̄∇ ̄;)


    ともあれ、「逃げるのでは・・・」と思いつつも一応カメラを取りに事務所へ。

    現場に戻ると、逃げるどころか悠然と毛づくろいなどしている。

    おまけに手水鉢に前足をかけてうまそうに水など飲んでいやがる。


    『コ・・コイツ、完全に調子こいてる。』


    「ごちそうさーん ほんじゃまたねー!」

    とでも言うかのように軽く後ろ足で耳など掻きながらゆっくりと奥の花壇の方へ。

    高さ1mほどのブロック塀にひょいと上がり、そこでまたしても毛づくろい (= ̄□ ̄=)


    驚きが少しおさまると、その図々しさに 

    「かわいくないやつ」 

    の思いが、完全に覚醒した私の中に湧き上がる。

    私、サッシを開けて 「いっちゃうよ( `o´)ノ!」 の雰囲気で威嚇。

    と、さすがに驚いた様子で暗闇に消えていった。


    現場を検証すると、軒先に父が吊るしていた網の下の部分が破れていた。

    乱暴な物音は、網の中に入っている乾した鮎を狙って何度もジャンプした音と判明。

    体格がよく、毛並みもつややかで、健康そのものの様子。

    各所でイイモノ食しているに違いない。


    田舎の代名詞のような山形。

    しかし、山や田んぼが至近の環境ならともかく、

    商店や住宅が並ぶ市街地にそんなモノが・・・・・。

    翌朝、その顛末を知らない父が、私の写真を見て新聞社に電話。

    山形は平和なのか、午前中の内に記者が来る。

    取材を受けたのは父。

    そして本日、山形新聞にその記事が・・・・。

    見出しは、


     『山形市中心部にハクビシン 未明 民家男性、撮影に成功』


    アイ アム ア ミンカダンセイ (* ̄∇ ̄*)

    自分は新聞的にそういう表現になるのか!

    と、記事中そこが一番のツボ _( ̄▽ ̄)ノ彡☆ばんばん!



    「それを見た人が 何だこれは! と、言葉を失うようなものでなければならない」

    と、目を大きくされた太郎さん。

    私は夜中の2時過ぎに 何だこれは! と、言葉を失った。

    その一瞬は 『芸術』 だったのかもしれない。

                           2012年10月17日




      




             Talking Heads









    #362  綿いっぱいの愛を  ~ Whole Lotta Love


    当社で楽書講座を受講されている宗片由美子さんが講師をされている、

    『ちりめん細工教室』の作品展におじゃましました。


    ふんわりとした質感 デフォルメされたカタチ 色彩の妙

    くらしを楽しむ姿勢・・・堪能しました。


    特別に許可をいただき、先生の作品をたくさん撮影させていただきました。

    人も動物も野菜や物までも やさしさ に溢れています。

    いつまでもこのやさしさを享受できる世の中であって欲しいと願うばかりです。

                                       2012年10月8日






         








         








         








         








         








         








         








         








         








         








         
        


           CLAIRE DE LUNE







    #361  プロフェッショナル  ~ our house


    「痒いところに手が届く」  という表現がありますが、

    それは、痒い場所をある程度自覚している場合に使われる表現かと思います。

    自分では手が届かない(解決できない)けど、 「そうそう そこそこ」 と、

    自分の手になって丁度良い加減で掻いて(解決して)くれる感じ。


    さて時に、

    痒い自覚があっても、どこが痒いのか自分でも見つけられないような場合があります。

    色々掻いてみるけど、気持ちよく 「ここだ!」 というストライクな感じがない居心地の悪さ。

    つまり、なにがしかの問題や希望がある事は自覚しているけれど、

    それが具体的に何かが解らないもどかしい感じ。


    10年前、新しい店舗と住宅の設計に入る前の我々家族は、

    正にそんな 居心地の悪さ と もどかしさ の中にいました。


    そこに救世主のごとく現れて下さった家づくり工房さん。

    我々の希望をまとめ、それを我々が持たない設計というスキルで具現化する。

    という方法(痒いところを掻いてもらう)ではなく。

    我々の希望と、近隣を含めた現状を集約し、それらをプロの目で分析し、

    そこから、当事者である我々ですら気づいていない真の希望や問題をあぶり出し、

    その上でそれに見合った かたち を探っていくという方法。

    つまり、

    「あなたの痒いところはここで、なぜ痒いのかという理由はこれで、

    ボリボリ掻いたからといって痒みはおさまらないので、このような方法でいきましょう!」

    と、導いていただく感じでした。

    しかも、それらを知ることは単に 「良い家づくり」 という事にとどまらず、

    何をして、どんなふうに生きたいのかを知る大きな気付きになりました。



    新しい店舗、新しい住宅になってから丸8年が経過しました。

    建物は身体と生活によく馴染み、すっかり家族の一部になりました。

    心から満足のゆく建物、そしてそれを叶えてもらえた出会いに感謝するばかりです。

    しかし、それが当たり前の日常になると感覚が麻痺してしまいがちです。

    8年が経過した今、あらためて、我々が家づくりを通して学ばせていただいた事を、

    実践の中で活かしていかなければならないと感じております。

                                         2012年10月1日





          




            
    家族の風景









      おしらせ


    当社で楽書講座を受講されている宗片由美子さんが講師をされている『ちりめん細工教室』の作品展です。


          




              ちりめん細工展 ~ ちりめん細工で四季を楽しむ

                【日時】 10月4日(木) ~ 10月8日(月)

                      9:30 ~ 16:30(最終日15:00まで)

                      無料

                【場所】 山形市 文翔館 ギャラリー7・8





            








    #360  弱さをさらけ出す強さとの出会い  ~ Salvador


    日曜の朝、思い立って、一人裏磐梯にある諸橋近代美術館へ。

    サルバドール・ダリのコレクションが充実している美術館。

    初めての事。


    ラッキーな事に、学芸員さんによるギャラリートークの時間にめぐり合う。

    その中で、

ダリ本人のセクシュアリティが彼の作品を理解する上で重要なカギであること、

強気な発言や奇抜な行動の裏には大きな葛藤があったこと、

などを知り、人間的な魅力(弱さ)に触れ俄然興味が湧く。

更に、シュルレアリスムとは 「ブレーキを外す事」 であることを学び、

その後の観賞において作品から見えてくるものもが変化し、その輝きが増す。


「感じたまま」も大切だけど、

興味の扉を開けてくれる解説も有り難い。


笑点を見て終わる日曜日も大好きだが、

こんな過ごし方の日曜日もまたいい。

                     2012年9月10日





   




   悲しくてやりきれない









#359  ゆめいろのたね  ~ Sowing The Seeds Of Love


夏休み期間中に出張に出かけると、

高速のパーキングエリアやホテルのロビーなど、いたるところで家族連れとすれ違います。

特に、2、3歳くらいの小さい子供さんを連れた家族には、自然と目を細めてしまう自分がいたりして、

気分はもうおじいちゃん?

と、我ながらびっくりします。

と同時に、「自分たち夫婦にもこんな時期があった・・・」

そして、

「あの日はもう戻ってこない・・・」

などと、しばし感傷に浸ったりもするのでした。


先日も、そんな情景をたくさん目にし、渋滞を抜けやっとのことで目的地にたどりつきました。

ホテルの部屋に荷物を置いて、コンビニへ買い出しに向かいました。

人気のない深夜のコンビニで軽食と飲み物を物色していると、

妙な音楽が店内に流れ始めました。

幼児の声と、一聴して素人の歌声とわかる男性の声。

ファースト・コンタクトは反発から始まりました。


「なにこれ?」

「なんてクサイ曲だろう!」


でも、

不思議と耳に入ってくるし、

何度も聴いていると、不本意ながらジーンときてしまったのでした。

それはきっと、

家を一人離れている事、深夜だった事、その日たくさんの家族連れを目にした事、

などがそうさせたのかもしれません。


気になってネットで調べてみました。

なるほど!

ヤマハの『家族の歌コンテスト』のグランプリ曲でした。


   お父さんと お母さん 待っていたよ 君の事♪


といった歌詞を、『君』であるお嬢ちゃんが元気よく歌ってるのが微笑ましくて、

また、『犬のポルテ』なんていう固有名詞も妙にかわいくて、何度も繰り返し聴いてしまいました。


毎日が特別な日

だから、

今日という日を大切にしなければならない


わかっているけど、難しい事です。

                               2012年8月22日




    ゆめいろのたね

   おとうさんとおかあさん まっていたよきみのこと

   すきとおるようなふゆのひに きみはげんきにうまれたね

   きょうというひをたいせつに ゆめいろのたねをまきましょう


   ぷにょぷにょやわらかほっぺたに さわるとゆうきがわいてくる

   はじめてたったあきのひは ずっとずっとわすれない

   きょうというひをたいせつに ゆめいろのたねをまきましょう


   いつものまがりかどまがれば いぬのポルテがまっている

   いっしょにあるくとうれしいね まいにちがとくべつなひ

   きょうというひをたいせつに ゆめいろのたねをまきましょう

   きょうというひをたいせつに ゆめいろのたねをまきましょう

    きょうというひをたいせつに ゆめいろのはなをさかせましょう





    家族の歌コンテスト









#358  walk alone  ~ Summer


   ♪Janis Joplin



 











 











 











 











 











 











 











 











 











 











 











 











 











 











 











 











 











 











 











 











 

  In Haguro


                         2012年7月30日











 












#357  間合い  ~ polite as usual


お世話になっている剣道の道場に、新しく小学3年生が3人加わりました。

現在、元からいた3年生と合わせて4人のちびっこたちと基本稽古をしています。


無邪気な子供たちを相手にするのはとても楽しい時間なのですが、

楽しさを醸し出すと、ついおふざけモードになってしまうというのはやはり3年生。

かと言って真面目だけでも飽きさせてしまうので、

「つまらない」と言われないよう硬軟取り合わせた試行錯誤の時間となっております。


とりわけ剣道独特の所作、たとえば、

座るときは左足から、立つときは右足からという左座右起や、

右手を前、右足も前にすり足で進んでゆく「なんば」の動作は、

日常生活で経験がないため、かなりの戸惑いが生じるのが常です。

その戸惑いは上半身の緊張につながり、更なるぎこちなさを生むのですが、

反復練習を繰り返すうち、身体が覚え、だんだん剣道らしい動きになっていくものです。


さてそんな中で、大変に難しいのが「間合い」。

遠すぎると相手にとどきませんし、

近すぎると「元打ち」といって剣の元の部分での打突となり、一本になりません。

自分にとって最適な間合いが、相対する者の身長や懐の深浅などによって変化する。

というのが難しい所以です。

言葉ではなく体験によって身に着けるしかありません。

そしてこれは、単に剣道の稽古や試合でのみ使われる言葉ではなく、

日常生活においても大切にしなければならないこととして捉えられています。

たとえば、

稽古が終わると、先生方が座しているゴザを低学年が片づけに来るのですが、

初心者の内は、先生方がまだ座って防具をしまっている最中でもお構いなし、

早く終わしたい一心で、走ってきて端からくるくると丸めようとします。

しかし、何度か注意され、なぜそうしなければならないかが解ると、

子供たちは相手の都合(間合い)の読み方を覚え、

丁度良いタイミング(間合い)で片づける事が出来るようになります。


さて、

我が家のねこ じんべえ君。

甚だ手前味噌ではございますが、

この間合い感覚が秀逸です。


夕飯時、家族が食卓に着き食べ始める。

と、じんべえ君どこからともなく姿を現し、

「君たちの事なんか120%関心ありませんよ」

といった風情で、絶妙な距離(間合い)をおいて床に寝そべります。

我々が食べてる間はそっぽを向いているのですが、よく観察すると耳だけこちらに向いていたりします。

食べ終わった私が立ち上がり、食器を流しへ運ぶ。

その時点で私はじんべえ君に背を向けているので、彼の姿を捉える事は出来ないのですが、

すくっと立ち上がって座り直し、スタンバイしているような気配は感じられます。

私は蛇口から水を出し、簡単に食器の汚れを流し、キッと水を止める。

で、振り返ると・・・


「にゃぁ~~」


番犬のようなポーズで座ったじんべえが私の目を見て魂のシャウト!


おぉー なんというタイミング(間合い)!


私は毎回

「君はなんて礼節と間合いをわきまえた賢く上品な猫なんだ!」

と、じんべえを褒めながら、孫に甘いじいちゃんよろしく彼におやつをあげるのでした。


誰が教えたわけでもないので、きっと我家にやってくる前に薫化された事なのかもしれません。


一方、あげたおやつを平らげ、ぺろぺろと口の周りを舐めながら人の顔を見て

「にゃっ!」

と、下品におかわりを催促する卑しさは、うちに来てから培われたものに違いありません。

                                     2012年7月16日




       





         remember that










#356  バック・ストリートの散歩者  ~ Rambling Stone


「趣味はなんですか?」

時々そんな風に訊ねていただきます。

「趣味ですか・・・・ えー・・・」

いつも明快にお答えする事ができず、口ごもっておりました。

が、最近!

いいのを見つけました。

お金がかからず、どこでも、どんな格好でも、今すぐにでもできる。


散歩!


何も決まりはなく、犬のようにウロウロするのみ。

気分の赴くまま、ただひたすら歩き、のどが乾いたら自販機で飲み物を買い、

気になるものがあれば眺め、携帯で写真を撮り、疲れたら休み、腹が空いたらラーメン屋に入る。

好きな音楽を頭の中で鳴らしたり、妄想の世界に紛れ込んだり・・・。

何もスペシャルな事はありません。

でも楽しいので続いています。

たいていは午後6時半くらいから、休みの日は気が向いた時間に。

出張に出ても、ホテルに着いて一息ついたら夕食がてら出かけます。

特別な道具や場所、相手を必要としないので本当に手軽です。

せいぜいポケットに1000円と携帯電話があればOK!


世界中の海に潜ったり、百名山に登ったり、マラソンや自転車の大会に出たりする方々の話を耳にします。

が!


「自分はおじゃまする先々で散歩させていただきたいと思います!


と大げさに宣言するような事ではありませんが、

「ご趣味は?」 と次に訊かれたら、即座に答えたいと思います。

「散歩です。」

と。

                              2012年6月27日




       




        The Rolling Stones











  おしらせ



   




           楽書展 2012  ここから

            日時 7月27日(金) ~ 29日(日)

            10;00 ~ 17:00(最終日15:00まで)

            場所 山形国際ホテル4Fメセナホール







#355  渚にて  ~ let it be


♪カントリー・ロード


    ~昔から変わらないそこでの暮らしは、木々よりも年上で

                山々よりは若く、それはそよ風のように育まれている~


そんな一節を、日本海の浜辺で波に洗われた石を拾いながら思い出していました。


「自分が生まれた時、今手にしている石はどこに在って、どんな形をしていたのだろう?」


この石たちは自分よりもはるかに年上。

それどころか・・・・


そう思うとなんだかすごく価値のあるものに思え、

手当たり次第ポケットに詰め込み、

気付いたらズボンがずり下がるほどパンパンになっていました。


家に持ち帰った石たちは、

出会ったばかりなのに、

手にすると例外なく馴染みます。



   



それは、

気の遠くなるような時間の中で波に洗われその形になった石という自然と、

気の遠くなるような時間の中でその形になったヒトという自然の出会いゆえ、

何も不思議な事ではないのかもしれません。

                           2012年6月20日






   




   COSMOS







#354  沙羅スマイル  ~ Solar eclipse of May 20, 2012


「こんなにスッキリ晴れるならメガネ買っておけばよかった・・・」

と、

朝から少し後悔しつつ、前の晩にテレビで見たお手軽な方法で楽しみました。

庭の沙羅の新緑の影。

他に、松スマイルや楓スマイルも出現!


一つ一つに目を書き込みたくなりました。

                   2012年5月24日





     





       Daryl Hall and Smokey Robinson








#353  五月のこと  ~ good for another decade


電線と電柱が消え、


歩道にハナミズキが植えられ、


始動から約10年の歳月をかけ進められてきた、


店舗前の通りの拡幅工事が完了しました。





            







                          2012年5月18日








         Keith Jarrett








#352  ハチ蜜の森より  ~ speechless



       Crystalbowl




   












          





   ハチ蜜の森キャンドル

    2012年5月9日



#351  ニャンコロジー  ~ I'm fine thank you!






      

         ♪
Loves Me Like A Rock









   

    Hold On I'm Comin'









     

     The good, the bad and the ugly









   

   Gimme! Gimme! Gimme!



                                                2012年5月5日







皆様の日々コレ 

 Drawing ~ 
Art
           
千葉県松戸市 永井様(Drawing・写真・文・リンク)


添付画像は、学生の頃、映画の制作クリエーターを目指していた作品です。

LAに留学後に作成しました。



     




2作品にコンセプトはありません。タイトルは無題です。



   



   





2年前に仏像彫刻を始め、初めて彫った聖観音様です。



     





YouTubeで見つけたブリトニ―・スピアーズがモデルのドローウイングです。

http://www.youtube.com/watch?v=HgkS2j2d82k&feature=youtu.be


& ナタリー・ポートマンです。

http://www.youtube.com/watch?v=SDYvM5KHqoo&feature=youtu.be


芸術はすばらしいですね。


                                          2012年5月2日




  永井様

  永井様、素晴らしい作品、そして興味深いリンクを御投稿いただきありがとうございます!

  女性の姿と、地面に反射した像、そして少女の存在。

  色んな想像が生まれる魅力的な作品ですね。

  髪の毛の表現も独特でインパクトを感じました。

  無題の2作品は、まるで映画のシーンの様で、このキャラクターが何の為にどんな闘いに臨むのか興味をそそられます。

  そして、ガラッと変わって聖観音様。

  ふくよかな御面相が優しいお姿です。光背の透かし彫りも美しいです。

  作品には作者が投影されるといいますが、お会いした事のない永井様はきっとお優しい方なのだろうと感じました。

  現在、金剛力士の彫刻にあたられておられるとの事。完成されましたらぜひまた御投稿いただければと存じます。

  ありがとうございました。  合掌

                                   管理人










#350  みんなちがって  ~ It’s Alright


ネイティブでない方が聞いたら、東北弁はみな同じに聞こえるのかもしれません。

しかし実は、山形県の中でさえ内陸と海辺では全く趣の違う山形弁を使います。

細かい事を言えば、山形市に隣接した市町村でも、山形市とは微妙に言葉が違っていたりするものです。

もっと言えば家庭によって違うと言っても過言ではありません。


中学という狭い範囲の集団から、高校という、中学よりかなり広い範囲の集団に入った時、

文化の交流や摩擦が発生します。


私は、高校生活一日目にして仲良くなった連中と、今でも親しくしているのですが、

その内の一人が語ってくれたエピソードには、異文化が交錯する高校という集団の面白さが表れています。


鈴木というその友人は、山形市内の中心に位置する中学の出身。

一方、もう一人の主役である杉山は、山形市の南に位置する上山市、それも山手の出身。

登校初日、朝のホームルーム、我々は五十音順に席が決められ、鈴木の前に杉山が座っていました。

担任がアンケートか何かをそれぞれに配り、我々はそれに書き込もうとしていました。

その時だそうです。

まだ全く知り合っていない杉山が、鈴木の方に振り返って一言


「えんぴづかしぇ」


鈴木はその時、高校というのは中学とは違う所だと感じたそうです。

翻訳すると 「鉛筆かして」 になるのですが、

鈴木のエリアの方言に直せば 「えんぴづかして」 と、

少し濁って、イントネーションが平坦になる感じでしょうか。

鈴木は 「かしぇ」 の響きに大変なカルチャーショックを覚えたそうです。

( 「かしぇ」 は 「貸せ」 の訛ったもの。)


高校という場所はそうやって、自分が持っていた世界を外に広げてくれる場所だと思います。

中学よりもぐっと広がるので、「これが世界か!」と勘違いしたりもするのですが、

その勘違いすらも、高校生の特権ではないかと思います。


今日は次男の高校生活第一日目。

カルチャーショックを体験できたのかどうか興味深いところです。


全国どこに行っても同じ店が並ぶルートサイドは・・・・・・・・

便利で嬉しい存在ではあるけれど・・・・

味気ないと感じるのは・・・・・

わがままな事・・・

ですね。

                  2012年4月9日



    
dont stop me now








#349  地の塩  ~ lets drink to the hard working people


長女の大学の入学式に出席しました。

キリスト教系の学校なので、讃美歌が歌われたり、お祈りをしたりと興味深いものでした。


学長の挨拶の中、 

「みなさんは地の塩として・・・」 

というお話があり、

それに反応して、ローリング・ストーンズの 地の塩 が頭の中で流れ始めました。


「キリスト教の言葉なの?」


曲は知っていても、恥ずかしながらその出典と意味を知りませんでした。


式が終わってから携帯で意味を調べてみました。

  ~地の塩~

 新約聖書のマタイ伝第5章による

 塩が優れた特性を持つことから、転じて広く社会の腐敗を防ぐのに役立つ者をたとえていう語


ストーンズの曲は

 ♪ 懸命に働く人々に乾杯しよう ♪

という歌い出しなので、働く人々の汗が地面にしたたり・・・という勝手なイメージを抱いておりました。


讃美歌は歌詞を見てもさっぱり歌えませんでしたし、次に聞いてもその曲だと認識できないでしょう。

しかし、

ストーンズのこの歌を耳にした時はいつも、この日の事を思い出すに違いありません。

                                               2012年4月7日





        





           Salt of the Earth







#348  Step By Step  ~ You've Got A Friend


大学入学を控えた長女の引越しが完了しました。


アパートで荷ほどきをしている時、

ミニコンポが入っている箱を開けたら、

スピーカーの上にキャロル・キングのアルバム、タペストリーがのっかっていました。


「あっ ちゃんと 持ってきてくれたんだ。」

内心うれしく感じました。


独り暮らしを始める記念に私が贈ったものでした。

(持ってきた事に深い意味がなくとも、家に置き去りでないだけで満足な父です。)



長女が暮らし始めたのは坂が多い仙台市。

なので、

やれ、「自転車のブレーキは後ろブレーキをメインで・・」だの、

「一時停止でなくても、とりあえず止まって確認」だのと、

アパートを妻と2人で離れる間際までうるさく言い聞かせました。

今頃は解放され、自分の城で自由に浸っている事でしょう。


昨年、長男の大学入学に伴う引っ越しの後にも感じましたが、

まだ家にいるような感じがして、

「朋ちゃん出掛けたの?」

と、妻に訊きそうになります。


贈ったCDには、You've got a Friendというメッセージを込めたつもりでした。

しかし今、

私の頭の中では ♪So far away がループしています。


今後、高校入学予定の次男に小言が集中するかもしれません。

                           2012年4月1日





         




         ♪You've Got A Friend







#347  A sense of pride  ~ breathtaking


地球の衛星だとか、

大気が存在しないとか、

自転しながら1ヶ月かけて地球を一周するとか、

太陽との関係で満ち欠けするとか・・・


常識ですが、

自分で確かめたわけではありません。


そんな、小学生でも知っている常識すら存在していなかった時代の人々は、

どんな気持ちで月を見、何を感じていたのでしょう。

そんな人々と同じ気持ちで月を見る事が叶うなら・・・。

そんな感じ

味わってみたいものです。



ずいぶん前、浜辺でキャンプをした時、

大きな丸い月が、水平線近くに浮かんでいる光景を目にしました。


蒼く澄み渡った空に輝く月は、

凪いだ海面にキラキラと銀色の河をつくり、

その河に漕ぎ出せば、月にたどりつけそうな・・

そんな気がしたものでした。



昨晩、以前当社でダンスパフォーマンスを披露して下さった加藤由美先生が主宰する

Dance Space第14回発表会 ReBorn を拝見しました。


立ち見まで出た熱気あふれるホールで、バラエティーに富む様々なパフォーマンスが繰り広げられた一部が終了し、

休憩をはさんで始まった第二部。

どん帳が上がった瞬間、

ステージから発せられた何かが、ひたひたとホール全体に滲みわたっていくような感覚にさらわれました。


由美先生の 『 月の河 』 という作品。


初めて耳にするクリスタルボウルの生音

月に映し出される由美先生のシルエット

足が床を擦る音

吐き出される気

浮遊する余韻


いつまでもこの空間に身を委ねていたいと思いました。


舞台の袖で生徒さんたちは、この情景にどんな眼差しを送っていたのでしょう・・・・



全てのパフォーマンスが終了し、それぞれのダンサーが次々に舞台に登場し、

アップテンポな曲に合わせ躍るフィナーレ。

その最後に登場し、全てのダンサーを背に、笑顔でステップを踏む由美先生の姿と、

満面の笑顔に涙を光らせながら、踊り、掛け声をかける生徒さんたちの姿を目の当たりにした時、

先生と生徒さんたちが、何で結ばれているのかが分かったような気がしました。

そしてなんだか私も涙がこぼれてきたのでした。


静かに輝く月はあこがれ、

あこがれの放つ光は、闇に河を出現させ、

あこがれを抱く者は、その河を光の源に向かって漕ぎ出してゆく

Sail on Silver Girls


                       2012年3月29日




      
Greatest Love of all









#346  COACH  ~ walked off to look for America


今から28年前、二十歳の時、

アメリカを旅しました。

アメリパスという300ドルくらいで1ヶ月間長距離バス乗り放題チケットを使っての一人旅でした。

旅の半分は予算の関係でバスをねぐらにし、他はユースホステルなどを利用しましたが、

今から考えると若かったからこそできた旅だと思います。


東海岸から出発して2週間ほど、

私はユタ州のソルトレイク・シティーにおりました。

その町に立ち寄った目的は、その町にあるプラネタリウムを観る事。

一般の星の観察のほか、ロックミュージックに合わせたレーザーショーがそこのウリでした。


チケットを求め中に入ると、大きな会場はガラ空き状態。

私はてきとうに席をとり、開演を静かに待っておりました。

しばらくして、私の席のすぐ後ろに、5人程の高校生くらいのヤンキーがドヤドヤとやってきて座りました。

この場合のヤンキーとはアメリカ人をさすヤンキーではなく、不良を意味するヤンキーです。

私は内心 

『こんなに席があるのに、なにも自分の後ろにわざわざ座らなくても…』 

と思いました。


と間もなく、そのヤンキー(アメリカ人)のヤンキー(不良)たちは、私が東洋人であるからか、

「ひっ ひっ ひっ!」 とか騒ぎながら私の席の背もたれを蹴飛ばしたり、

小汚いワークブーツの足を背もたれにのっけてきたりしたのでした。


『これはヤバイ事になりそうだ・・』 


と思いました。


『様子が違うじゃないか・・・』 


とも思いました。


『山形で見かけたユタ人は、みんな温厚そうで、フレンドリーで、自転車に乗って地味な感じだったゾ』


『おまけにタダで英語を教えてくれるとか言ってたゾ』


ともあれ私は、ドキドキ高鳴る鼓動を抑え、対抗措置を考えました。

そして、無い知恵絞って導き出した結論。

それは、


『東洋人ナメンナヨ作戦』


私は先ず、肘掛けに右肘をつき、後ろの彼らに見えるようわざとらしく、ゆっくりと、

親指で人差し指から順にポキポキと関節を鳴らしました。

そこには 


『君たち 私はあのブルース・リー先生と同じ東洋人だかんねッ! どんしんく ふぃーる!


というメッセージが込められていました。

しかし、ヤンキーたちの攻撃は止みません。

ならばと左ひじをつき、同じようにわざとらしく、ゆっくりポキポキと・・・。

今度は 


『君たち 私はあの世界のトシロー・ミフネと同じ東洋人だかんねッ! ゆー のー よーじんぼー?』


というメッセージを込めました。

しかし、一向に攻撃は止みません。


『仕方あるまい、ここは日本男児として・・・ 

イヤイヤこの会場に長い棒とか見当たらないし・・・

あー剣道じゃなく、空手やっておけばよかったなー』


と、そんな事を思っていると、ヤンキーのうちの一人が、

「Hey don't Stop it」

とか言って他のヤンキー衆を止めにかかり始めたのでした。

私は 『俺の作戦が功を奏したのか?』 と一瞬思いました。

が、

自分たちの行為が恥ずかしくなり、いたたまれなくなったという感じでした。


私は一応 


『わかればよろしい!』 


と、心の中で捨て台詞を吐き、


『君 なかなかやるじゃん』 


と、止めに入った少年に、やはり心の中で謝意を送りました。


間もなく始まったレーザーショーはピンクフロイドのアルバム「狂気」に合わせ、

ドーム状の天井一杯に繰り広げられた素晴らしいものでした。


ショーが終わった時、


『君たち 私はあのヨーコ・オノと同じ東洋人だかんねッ! なんだったら一曲耳元で歌っちゃうョ!』


という強力なオーラをみなぎらせ出口に向かいました。

が、

そのメッセージを彼らが受け取ったかどうか、

はたまた、そのメッセージ及び人選が適切であったかどうかは今以て定かではありません。


と、そんな事を、

夜行バスで京都へ戻る長男を見送りながら思い出していました。

                                   2012年3月24日




       






     Simon&Garfunkel







#345  安堵  ~ on your mark


昨年の長男大学受験、今年の長女大学受験&次男高校受験と、

何かと緊張が続いた2年間でしたが、ようやくそれから解放され、

かなりホッとした時間を送っています。


特に次男の高校受験に関しては推薦受験で不合格だっただけに、

一般受験でそのショックが影響するのではないかと、かなり心配しました。


もしダメだった時に用意していた言葉を使う事はありませんでしたが、

その言葉に込めた思いは、どちらにせよ変わる事はありません。


「君の行く場所を、君にとって最高の場所にしていこう。」


そしてこれは、自分にとっても、いつも肝に銘じなければならない言葉だと感じています。


長男は春休み、長女と次男は新しいスタートまでのつかの間の安息の時間。

妻の実家の新庄へ報告に行ってきました。

ばあちゃんが用意してくれた手作りのごちそうをいただき、

御祝いとお小遣いをいただき、雪上でなぜかフリスビーをする兄弟。

ちょっと前までオムツをしてたのになぁ~・・・

                              2012年3月20





        





        次男のクラス最後のホームルームでみんなで歌った曲








#344  セクシー・ユー  ~ Rock me Amaryllis


去年の暮れに、生花店を営む友人から一鉢のアマリリスをもらいました。

鉢の中央に植えられた球根の姿に、

「どんな花が咲くのだろう?」

と、期待が膨らみました。


「マメに水やればそれだけでいいから」

という友人の言葉通り、

♪ラリラリラリラ~ しらべはアマリリス~♪ と、歌いながら、

時に ♪タリラリラ~ンのコニャニャチワ~♪ とあいさつしながら水をやっておりました。

すると2カ月足らずでニョキニョキと成長し、球根から伸びること70㎝!

先日出張から戻ると一つ目の花が開きかけていました。



      



緑がかった柔らかな白が大変に美しく、部屋の中に春気分をふりまいてくれています。

そして、

開きかけの花弁の曲線が色っぽい事この上なし。

イタリア人になったつもりで指笛を吹いて感動を伝えようとしましたが・・・

鳴りませんでした。

                                  2012年2月27日






     





        Isn't She Lovely







#343  伝説のチャンピオン  ~ committed no crime


中3の2学期 給食を終えた休み時間。


「いぐべ!」 (行こう!)

Sの呼びかけに集結するライトスタッフ。


1組の教室からまっすぐのびる廊下を、

決意に満ちた表情で給食室へ向かう男たちの頭の中では、

ロッキーのテーマが流れていた。


給食室の前に到着する。

「んだらば」 (それじゃぁ)

そんな一言で闘いは始まった。


その日の3日ほど前、

「最近牛乳を残す人が増えています。牛乳はバランスの良い栄養食品です。

残さないで飲むようにしましょう。また、給食が終わった後、残された牛乳が給食室に返却されます。

希望の人は飲む事が出来ますので給食室まで来て下さい。」

そんな校内放送が給食中に流された。


「行ぐしかないべ!」 (行くしかないだろう!)


誰かが言った。


我々は給食が終わるとさっそく給食室の前に集まり、

全校から返却された手つかずの牛乳瓶が入ったケースを囲み、そこから2~3本をちょうだいした。

中には5本、6本と飲む者もいた。


そんな中、

「何本飲むいどもう?」 (何本飲めると思う?」

誰かがそんな挑発的な問いかけを発した。

そしてその問いかけは、我々のTVジョッキー魂にシュボッと火をつけたのだった。


初戦は様子を見ながら始まった。

200cc10本くらい。

それでも翌日の朝には

「やばいっけ」 (やばかった)

という、帰宅後いかに大変な思いをしたのかという話で持切りになった。


2日目、

集結したからには昨日の自分を越えなければ意味がない事は言わずもがなであった。

何のために 誰のために

そんな事を考える余地はなかった。


「記録…それはいつも儚い。

限りない可能性とロマンを追い続ける。それが人間なのである。

次の記録を作るのは、あなたかも知れない。」


我々のびっくり日本新記録魂は熱くたぎっていた。

が、初戦のダメ―ジが残る我々の記録は14~5本という平凡なものに終わった。

しかしその中で一人気を吐いたのがSであった。


背はそんなに高くないが体格の良いSは、プロレスごっこにおいて確固たる地位を確立していた。

当時、大木金太郎とタッグを組んでいたキム・ドクという選手がいたが、

その選手に風貌が似ていることからキノ・ドクというリングネームを冠していた。


キノ・ドクことSはその日、驚異の20本越えを果たした。

教室に凱旋すると、女子は冷ややかな目で男子を侮蔑するも、クラス中の男子はもちろんのこと、

その偉業は学年中の男子に広がり、更に、「明日は30本の大記録達成か!」という期待が高まった。


翌朝、顔色ひとつ変えずに登校したSの姿がとても頼もしく感じられた。

男子は給食も待ち遠しかったが、給食の後のSの挑戦に心が躍っていた。


「Sならやってけっべ!」 (Sならやってくれるはず!)


もはや、圧倒的なSの記録の前に自身の記録更新を諦めた我々の関心は、Sをサポートする事に向かっていた。


そして、冒頭、
ロッキーのテーマ


序盤は余裕の立ち上がりだった。

セコンドの我々も安心して見ていられる戦いぶりであった。

中盤も危なげない飲みっぷりでSのポテンシャルを皆で称賛した。

苦戦が始まったのは前日の記録を越えた22本目くらいからであった。

Sの顔から余裕の表情が消え始めた。

しかし、誰一人として

「こばがくさいがら もうやめろはぁ~」 (アホらしいから もうやめれば~)

などという真っ当な言葉をSに掛ける者はいなかった。

それどころか

「S あど6本できろぐ達成だぞ!」 (S あと6本で記録達成だぞ!)

と、Sをそそのかした・・・ いや 励ました。


遠くを睨みゲップをするSと、

瓶の口にかぶさった紫色の薄くて透明なビニールを外し、

丸い紙の蓋を取るというサポートを繰り返す我々セコンド陣の間には妙な絆が生まれ始めていた。


「あど5本だ あど5本できろぐ達成だぞ!」

「S がんばれ きろぐ達成したら俺のエロ本貸してけっぞ!」


思い思いの激励の言葉がSに投げかけられた。


ボコボコにされ、何度もダウンして、そのたびによろめきながら立ち上がるロッキー・・・・

ではなく、ゲップを繰り返し、うつろな目で牛乳瓶を傾けるS。


そして、

ついに感動の大団円!

Sは朦朧としながらも牛乳30本を飲み干した。

一同スタンディングオベーション。


「30本記録たっせ~い!」


伝令が廊下を駆けながら大きな声で学年中に偉業達成をアナウンスした。

学年の男子一同は驚嘆し、女子一同が顔をしかめた。

Sの元にエイドリアンは現れなかった。


快挙を成し遂げたSを労いながら、我々の脳裏によぎっていたのは、更なる記録更新の可能性についてであった。

が、バカな我々でも 

「ほいずはちぇっとやばいべ」 (それはちょっとやばいよ)

という事で、Sにそれを告げる者はいなかった。

告げる者はいなかったが、皆

「Sがするていうんだらしょないべ」 (Sがするっていうならしょうがない)

と思っていた。

思っていたが、杞憂に終わった。

次の日Sは学校を休んだ。


ミルキーな挑戦はわずか3日で終結した。

その挑戦は文集にも卒業アルバムにも記されてはいないが、

我々の記憶の中で今も輝いている。

限りない可能性とロマンを追い続ける。それが人間なのである。

                               2012年2月25日




    We Are The Champions









#342  中3  ~ I Want You To Want Me


中3の1学期 給食を終えた休み時間 1組の教室。

給食委員のK(男子)が、担任のブルハゲから校内放送で職員室に呼び出される。

「またなんかしでかしたか?」 

ちょっとしたイベント感にいろめき立つバカ男子。


しばらくして帰ってきたKは、 「どうした?」 というバカどもの問いに、ブルハゲの口調を真似て答える。


「お前だ角缶ちゃんと戻さねがら 先生 N先生がらまだごしゃがっだべなぁ~」

(お前たちが角缶をちゃんと給食室に戻さなかったから先生は、またN先生から怒られたじゃないか)

先生はほっぺたを震わせ、少し涙声になりながらKにそう伝えたそうだ。


我々の担任は当時50代前半の男性教諭。

ほっぺがブルドッグの様にたっぷりとしており、髪の毛が薄いのでブルハゲと呼ばれていた。

一方給食担当のN先生は、当時たぶん30代後半。独身の女性教諭であった。


我々のクラスは以前にも何度か給食器の返却の事でトラブルがあり、

我々もブルハゲもN先生から目を付けられていた。

そんな中発生した「角缶不返却事件」に、N先生の怒りが爆発。

その爆風をまともに喰らったブルハゲは、その衝撃を、責任者である給食委員のKにぶつる。


「お前だ自分だで返してこい」 (お前たち自分らで返してこい)


既に給食センターのトラックは学校を出ており、我々のクラスの角缶のみが残されていた。

かくして、なぜそんな風になったのか分からないまま、

責任者のK、そして我々当番男子による給食センターへの旅が始まった。


我々は先ず一旦自宅に戻り、バス代を取ってくる事にした。

我々の母校は山形市内の中心に位置する中学の一つ。

一方給食センターは山形市の西のはずれ。

行動範囲の狭い中学生にとっては未知の領域。

我々は相談の上、バスで向かう事に決めたのだった。


バス代を手にして昇降口に集合した我々は、内心ウキウキしていた。

皆が午後の授業に入っている中、先生の許可を得て合法的にスキップしているからだ。

自分たちに非があるにせよ、我々には角缶を無事給食センターへ返却するという使命がある。

そのためには授業も部活も二の次!

本来ならションボリすべきミッションに、妙な高揚感を感じつつ、我々はバス停に向け歩き始めた。


全体が青で、サイドに白のストライプの入ったイモジャージの上下、頭に白い帽子をかぶった中学生男子が5人。

しかも、その内の一人は両手で四角い金属製の容器を抱えている。

平日の日中にそんな輩がゾロゾロ歩いていく姿は、周囲には奇異に感じられたかもしれない。

その時間帯は、社会人にとっては社会人の時間。学生にとっては学生の時間。

そして本来、互いの領域が混交しない時間帯。

そんな時間帯にあって、大人の領域に紛れこんだイモジャー軍団。


がら空きのバスに乗り込むと、我々は迷わず一番後ろの席に陣取り、

昨晩観たテレビの話や、最近読んだマンガの話など、取りとめのない会話に花を咲かせた。

少しの沈黙が訪れた時、

満を持したように、ちょっと不良っぽいTがニヤニヤしながらポケットから何かを取りだした。

トランプのように見えるが小さい。

『花札?』

私は思った。

『Tはこんな路線バスの中で花札をしようとしているのか?』

違った。

それは、一枚一枚に裸の男女が様々なポジションをキメている写真が印刷されたカードであった。

「おやじのタンスで見つけた。」 

Tは得意げに語った。

我々はゲラゲラ笑いながらそれらのカード全てを検証した。

そして、バス代を取りに行ったついでに猥褻カードを一緒に持ってきたTの機転を皆で讃えた。


しばらくして景色が変わり始め、我々は少し不安になった。

道幅が狭くなり、両側には田んぼが広がっている。

「なんていうどごで降りるんだっけ?」 (なんていう所で降りるんだっけ?)

お互い、顔を見合わせた。

バカ中学生は、おバカなだけでなく、本当にバカな中学生だった。

みんなどのバスに乗ればよいかは知っていたが、どこで降りればよいのか、誰も知らなかった。

「これは運転手さんに訊いてみるしかない」

という事になり、代表者が尋ねに行った。

すると、給食センターはちょうど、停留所と停留所の間に位置しているので、

降車後かなり歩かなければならないという事が判明した。


目的の停留所に着き、料金を払い、運転手さんに礼を言い、降車。

車の往来が激しい狭い道の白線の内側を、一列になって歩みを進めるイモジャー隊。


かなり歩いてようやくセンターに到着。

センターの誰に、どのように伝えればよいのか、戸惑いながらもミッション・コンプリート。

角缶から解放された我々は、足取りも軽く、来た道を停留所に向け逆戻りした。


「もう授業終わったベが?」 (もう授業終わってるかな?)

「ブルハゲまだごしゃいっだべが?」 (ブルハゲまだ怒ってるかなぁ?)


社会の中に紛れ込んだ非社会人集団である我々は、本来在るべき自分たちの居場所に思い馳せ、

今、そこにいない自分に不安を感じ、 今、一緒にいる仲間との絆を、そんな言葉で確認し合った。


午後の日差しが照りつけ、ノドが乾く。

猥褻カードは検証しても、自販機で缶ジュースなどは買わない真面目な中学生たち。


「あっ! あそごのうぢで水飲むベ!」 (あそこの家で水飲もう!)


見知らぬ家の庭先に水道の蛇口を見つけ、迷わず不法侵入するイモジャー隊。

人んちの水道からカルキ臭い水をたっぷりごちそうになる、缶ジュースなど買わない真面目な中学生たち。



停留所にたどり着き、帰路につく私の胸中に去来したのは・・・

正体不明の空しさだった。

それは、

小さな旅が終わってしまう事への空しさだったのか?

それとも、

いつまでも子どものままではいられない事を、漠然と気付き始めた事によるものだったのか・・・?



バスを降り、学校に向かう。

角を曲がると、学校が見える。

自分たちにはお構いなしに部活動が始まっている。

黄色い西日に照らされたグラウンドで、テニスや野球に打ち込む、自分と同じジャージ姿の中学生たち。


見慣れた風景が

違って見えた。




末っ子が中学三年生。

もうすぐ卒業です。

親としての義務教育期間も残すところあとわずか。

それを惜しむかのごとく、自分の中学時代の事がよく思い出されるこの頃です。

                                    2012年2月14日




    
Cheap Trick









#341  Take a bite  ~ taste it


ビートルズ派? それとも ローリング・ストーンズ派?

ロックファンの間で、たぶんいまだに交わされ続けているのではないかと思われる化石の様な論争。

「どっちも好き!」

という答えは、その論争を仕掛けてこられる方にとっては許されないものなのかもしれません。


物事をあえて二極に分けて対立させる事によって見えてくるものも確かにあるのかもしれませんが、

「好きだ」 という思いが強すぎて、色んなものと出会うチャンスを逸してしまうような事もあります。


ストーンズが好きだからこそ、ストーンズを理解する為にビートルズを聴いてみる。

というのもアリだと思います。

ビートルズ・マニアのCD棚にストーンズのCDがたくさん並んでいたところで、

ビックリするような事ではありません。


ずいぶん前に観た1950年代後半の若者たちを描いた映画「ダイナー」のワンシーン。

「シナトラとマティス どっちを真似したい?」

「シナトラ」

「俺はマティス」

「俺もマティスかな」

最後にミッキー・ローク演じる青年が答える。

「プレスリー」

そしてみんな大笑い。

私も映画の中の若者たちと一緒に笑ったのを覚えています。

                       2011年2月8日



     

    ヘラクレス像 1~2世紀 イラク 東京国立博物館





     All You Need is Love








#340  掛け算  ~ the word is 'love'


録画してあったNHK 「ようこそ先輩 課外授業」 を観ました。

アーティスト石井竜也氏の回。

以下公式ホームページより


  故郷は漁業と水産加工業の町、

  しかし、震災の被害で漁港は壊滅状態、町の復興の先行きも見えないままだ。

  原発事故のあと最初にコウナゴからセシウムが検出されたのがこの町の漁港だった。

  今、漁師たちは漁に出ても魚が売れない現実の中で、じっと浜で待つばかり。

  子どもたちはプールにも海にも入れない夏を過ごし、秋の運動会はブルーシートの上だった。

  石井さん、母校の後輩たちとどう向きあっていいのか戸惑うばかり、

  試行錯誤の中で、「あの日のこと」をゆっくり語り合うことからしか始められないことに気づく。

  クラス全員一人ひとりとの話が終わったのは授業2日目の夜。

  最初「あの日のこと、これからのこと」を歌にしようと言っていた石井さんの授業は終わらないままだ。

  石井さんは「ごめんなさい」と言って帰ってしまう。授業は中止? さあ、どうなる?



1ヶ月後、「歌作ってきたよ」と、子どもたちの前に現れる石井氏。

ラジカセに合わせギターを弾き、子供たちの 『あの日のこと』 で紡がれた1番を披露。

そして、「2番はみんなで一緒に作ろう」と提案。 

テーマは、『あの日のことから教えられたこと』。


色々な 教えられたこと が子どもたち自らの手で黒板に記されました。


「人は一人では生きてゆけない」

「物を大切にしなければならない」

「家族や友達は大切」

「人間の作ったものは完璧ではない」

・・・・・・・・・


命がけの経験からの言葉は、たとえそれが小学生であっても、ずっしりと重く、説得力があります。



一通り曲が完成し、「タイトルはどうしよう?」 との問いかけに


   「世界の絆」


と、控え目に発言する少女。


  


私は、一瞬ピンときませんでした。

ところが、

何かに気付かされたように目が輝き

「やられたよ」

と、うれしそうに笑う石井氏。


  


そして、その称賛の真意を探る私。


・・・・・私は、子どもたちの力と、その力を受け止めた石井氏の両方に

「やられたよ」

と、思いました。


体験したこと、その体験から学んだこと、それらをカッコでくくって 世界の絆 を掛ける。


     (体験 + 学んだこと) × 世界の絆


一人一人の体験や思いが、世界の絆という言葉によって、個々に留まらず、

拡散してどこまでも浸透していくようなイメージが心に湧きおこりました。

そして、別の少女からだされたサブタイトル 

「命にありがとう」 

に、「僕もそんなこと思ってた!」と共感する石井氏。


先輩と後輩の間に生まれた素晴らしい、本当に素晴らしい瞬間でした。

                               2012年1月29日



      
世界の絆 ~命にありがとう~










#339  ことのは  ~ the word is 'love'


 いつかライアル・ワトソンと対談した時、

 明治時代に日本人が、ゴッドをカミと訳したのは失敗だった、と指摘された。

 カミはカミで押し通した方がよかったのではないか、

 何だかわけのわからないものだと知れば、

 外国人もそれなりに納得したに違いない、と。

                    白洲正子全集より



昨年末この一節を目にして以来今まで、色々な思いが頭をめぐりました。


言葉は便利なものですが、何かを言葉で表わそうとした時に、

その 何か と 言葉 の間に微妙な隔たりを感じる時があります。

また、その何かを特定の言葉でパッケージングしてしまう事で、

その言葉の力が縛りをかけてしまうような事もあります。

また、自分の発した言葉に行動の方向性が無意識のうちに左右されたりする事も。


ことだま や 愛語 といった言葉が心に浮かびます。



先日、中国の工房に出向きました。


お客様からいただいたご注文を工房サイドに伝える。

現在謹刻中のお姿に関して仏工に指示を出す。

お姿の出来を左右する私の最も重要な仕事です。


言葉には限界があるので、様々な資料を取りそろえますが、

言葉が不可欠な事は申すまでもありません。

その言葉によって 方向性 が決まり、 

その言葉に導かれ イメージ が生まれます。

私がお客様のご要望を的確に理解する事も重要ならば、

それを仏工に理解してもらう事も等しく重要であり、

その理解のために双方 五官 を総動員するわけですが、

とりわけ言葉はとてもパワフルなツールなので、そのパワーの両面を見なければなりません。

日本人と中国人

日本語と中国語

日本文化と中国文化

各個人が持つ 審美眼 感性。

その差違を補うものは、一つのものに向き合って一緒に精進した時間から生まれた、

日本語でも中国語でもない我々だけの 言葉 だと思っています。

そんな言葉に Happy New Year!

                           2012年春節





  

  書 Yoshiko Harada    The Beatles  The Word








#338  雪漫々  ~ not that romantic


小さい頃、

朝方ふとんの中で耳にする車のチェーンの音を、

「ジングルベルみたいだ!」 

と思っていました。

「チェン チェン チェン っていうからチェーンっていうの?」

などと単細胞な質問を親にした事を思い出したりもします・・・。

今ではほとんど聞く事がなくなったこの チェン チェン チェン は、

窓の外に広がっているであろう雪景色と、やがて繰り広げられるであろう雪遊びを連想させる、

私にとって心躍る、魅力的な音でした。


子供の頃、

雪は憧れでした。

初雪を心待ちにし、

大雪に歓喜しました。


 僕のからだが昔より 大人になったからなのか・・・


現在ほとんど、

いや全く心躍りません。


「山形から参りました。」

と申し上げた時

「じゃぁスキ―とかなさるんでしょう?」

と、あいさつ代わりに質問していただきますが、

「わざわざ寒いところに行きたくない」

という理由から、私の中では敬遠すべき行為としてカテゴライズされております。

ですから、ウィンタースポーツに結び付けて雪を歓迎するという事もありません。

関係ありませんが、

「山形! じゃぁお酒とかお強いんでしょ?」

というのも全く当てはまっておりません。

一合でじゅうぶん気持ちよくなれます。



さて本日、

妻の実家に除雪作業の助っ人に行って参りました。

妻の実家は新庄市。

私が住む山形市とは比べものにならない豪雪地帯です。

そんな場所にあって、山形市から来た助っ人は、助っ人にあらず。

ちょっとした足手まとい。

地元の諸先輩からご指導をいただき、

じゃまにならないよう、怪我をしないようにと気を付けながら作業開始。


大した働きは出来ませんでしたが、汗だけは一丁前に出てくるもので、

少し動いただけで身体から湯気がモ~モ~ 背中はぐっしょり。



       



御近所の皆さんの温かいご協力により午後3時無事作業終了。

豪雪地帯に住まう方々の知恵とパワーにリスペクトの一日でありました。


心地好い?疲労感と共にハンドルを握る帰り道、

コンビニの駐車場で目にした夕暮れの雪景色に心を奪われました。



   




運転席に戻り、この雪景色に合った曲はないかとウォークマンの中を物色。

さがしあぐねて頭の中で鳴り出したのは、私のウォークマンには入っていないあの曲。

そしてあの映像・・・。

    
Walking In The Air


「雪だるまと手ぇつないで冬の空飛びまわったらめちゃくちゃさびぃーべなぁ~・・・」


想像しただけでほっぺが痛くなり、鼻水が垂れてきました。

あったかい場所から眺めてる分にはキレイなんですけどねぇ~ 雪。

                               2012年1月9日











#337  新年好  ~ 551×8


12月31日、自身を含む家族分 8個の豚まん を携え、京都で大学生活を送っている長男が帰省しました。

慌ただしいもので、本日1月4日、夜行バスでまた京都へ戻って行きます。

今年は、高3の長女、中3の次男、揃って受験の年。

進む路の先に示されるのはゴールではなくスタート。

その先を 「ここがいちばん!」 と言えるようにしていくのは、

自分自身の モノの見方、考え方、行動にほかなりません。

そしてそれは、学生に限った事ではなく、

我々おとなも同じこと。

時代のせいにする事なく、家族それぞれが 

「ここがいちばん!」 

と言える しなやかさ と 逞しさ を持ちたいと願います。

                                   2012年1月4日





       



        Love Is All Around









謹んで新春のお喜びを申し上げます


旧年中は当社並びに当HPをご愛顧頂き、誠にありがとうございました。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

皆様にとって良き一年でありますよう心よりお祈り申し上げます。  合掌





           






                 平成二十四年一月一日


                 仏像彫刻原田社員仏工一同



                      jigamidai









日々是煩悩  ~  snow scene


上海のホテルで過ごした3月11日の夜。


騒然とした成田空港に下り立った翌12日。


東京 山形間の交通が途絶え、大坂から飛行機で山形へ向かう事に決めた13日。


チケットが取れず京都で過ごした数日間。


「明日は帰れる!」と、心躍った16日。


伊丹空港ロビーで、

「山形便は、山形大雪のため羽田空港に着陸の可能性もございます。」

とのアナウンスを耳にした17日朝。


羽田ではなく山形空港に到着できた午前10時。


出迎えの妻と対面した大混雑の到着ロビー。


そして、


空港ビルを出て目にした3月の雪景色。


忘れられないシーン。

でも、

「おもいで」 とは名付けたくない。


こんな気持ち 

うまく言えた事がない。

                2011年12月31日





      






        Olivia Newton-John






#336  men at work  ~ Who Can It Be Now?


It wouldn't be nothing, nothing without a woman or a girl.


   大好きなオネエサンの歌だもの・・・



   ♪こっ・・・こんな人たちがっ! 



   ウォール・オブ・サウンド・・・



   この人たちって、あの人たち?



   モーガン・フリーマンが歌ってるみたいに聞こえます。



   ブライアン・ジョーンズ≒ホトちゃん



   牧師さん



   マイケル・マクドナルドか! ダウンタウンの現実?



   80年代に活躍したイギリスのポップグループだそうです。



   作曲者!? でも・・・プリンスに演ってもらいたい!


                2011年12月28日



   What a fool believes


    Manic Monday







#335  some girls  ~ Just My Imagination


女だらけの水泳・・・・モトイ 脳内歌謡祭開幕!


   The Supremes  I hear a Symphony



   ♪The Shirelles  Will You Love Me Tomorrow



   ♪The Ronettes  Be My Baby



   ♪The Crystals  Da Doo Ron Ron



   ♪Dixie Cups  Iko Iko



   ♪Marianne Faithfull  As Tears Go By



   ♪Lulu  To Sir With Love



   ♪Petula Clark  Downtown



   ♪Three Degrees  When will I see you again



   ♪The Bangles   If She Knew What She Wants




        2011年12月25日










#334  unlimited  ~ just three days


  ことわざに、「人と三日会わざれば、刮目して会うべし。」という言葉があります。

  刮目とは、「目をこすって注意して見ること」です。

  このことわざの意味は、

  「三日間集中して努力した人間は、その三日だけで大きく成長して別人のようになっている場合がある。

  三日会わなかった人と会うときは、別人のように変わったかもしれないという気持ちを持って、注意して会いなさい。」

  という意味です。

  明日から冬休みです。冬休みは14日間あります。

  刮目して会うような、みなさんの成長を期待します。

  充実した冬休みにしてください。


これは、中三の次男がもらってきた学年通信に記された、主任の先生の文章です。

女子もいるので「男子」の部分を「人」にアレンジしたのだと思いますが、

読んでいて親の私も身の引き締まる思いになりました。

調べてみると、出典は三国志演義の、「士別れて三日なれば刮目して相待すべし」 という部分らしく、

「士」  「相待す」 と変わっただけで、生死をかけた立ち合いを連想させ、意味する事の重みが変わって感じられます。


さて、「人間そう簡単に変われるものではない。」というようなセリフをたまに耳にしますが、

変わろうとしなくても、又は変わっていないと思っていても、変わっているなどという事はいくらでもあるわけで、

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず

で、あります。


「日々成長してゆく子供たちに、親がリミッタ―をかけてはいけない。」

と自戒します。

と同時に自分にも、

「オッサンにだって三日で刮目に値する成長がもたらされるかもしれない。」

という可能性を捨てるべきではないと言い聞かせます。

                             2011年12月24日






      







        The Who











#333  にん  ~ mom


何気ない日常を切り取ったエピソードが、

そのエピソードの主を思い浮かべる事で味わいを増す瞬間があるものです。

逆に、聞き手がその主の人となりを知らないと、その味わいを伝える事は困難になります。


今日、自宅で昼食をとっている時、妻からある方の話を聞きました。

その方は私と同世代の女性で、長男の小学校時代の同級生のお母さん。

スポ少の剣道で一緒だったりで、かれこれ10年以上のお付き合いになります。

その方は長年インコを飼っており、そのインコの話を、身ぶり手ぶり声色を交えておはなし下さったそうです。

現在飼っておられるインコの名前が ぶっちー。

私はその ぶっちー というネーミングセンスだけですでに可笑しいのですが、


「3月末に こんにちは ありがとう ぽぽぽぽーん としゃべり始めた。」


とか


「突然 しゃぁー しゃぁー しゃぁー しゃっ しゃっ しゃっ とか言いだして何かと思ったら

米を研ぐ音の真似で、私が米を研ぐ時いつも肩にとまっているから覚えたみたい。」


といった話に大いに笑わせてもらいました。


それをどんな風に話されたのか・・・

目に浮かびます。


インコを肩にのせ、水島上等兵の様な感じで米を研ぐ姿・・・

おもしろすぎます ( ̄▽ ̄)ノ_彡☆バンバン! 。


この方、実は以前日々コレ#041 エピソードにゃんに登場の猫神様。

我が家の飼い猫 じんべえ の元の飼い主さん。

上品でおしゃれで愛情深いお母さんです。

本日、当ギャラリーで楽書講座を受講され、その折 「じんべえに」 と、

好物の海苔、それも高級なのを頂戴しました。

ありがとうございました。


出来れば私もライブで ぶっちー の話を伺いたかった・・・。

でも、口伝えでも十分楽しませていただきました。

重ねて御礼申し上げます!

                         2011年12月19日





          

   
お願いしてスキャンさせていただいた猫神様作の絵手紙 「ルドルフの肖像」 ルドルフ=じんべえのお父さん





        

         こちらは、じんべえの両親、ルドルフとはるちゃんの仲睦まじい後ろ姿。




          Year of The Cat








#332  現実は正解  ~ definition


  「己が 努力、行動 を起こさずに、対象となる人間の弱みを口であげつらって、

  自分のレベルまで下げる行為、

  これを嫉妬と云うんです。

  一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。

  本来ならば相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。

  しかし人間はなかなかそれができない。

  嫉妬している方が楽だからな。

  芸人なんぞ、そういう輩(やから)の固まりみたいなもんだ。

  だがそんなことで状況は何も変わらない。

  よく覚えとけ。

  現実は正解なんだ。

  時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。

  現実は事実だ。

  そして現状を理解、分析してみろ。

  そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。

  現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。

  その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う。」

                          立川談志談



なんとも美しい切り口!


馬鹿にならない様にしたい。

                      2011年12月5日





       


         Lynyrd Skynyrd









#331  12号車10番Aの奇蹟  ~ a nice old man with whiskers


映画好きですが、映画通ではありません。

「いつかは・・」

と思いつつ観ていない名画がたくさんあります。

「風と共に去りぬ」  「アラビアのロレンス」 「七人の侍」 ・・・・・・・

誰もが認める名作ですが、

ちゃんと観たことがありません。

誰もがイイと認めたものに触れていないのは何だか損している様な気持ちにもなりますが、

気分にまかせて観ているので、古い作品にはなかなか手が伸びません。

「いつかは・・」

と、思ってはいるのですが・・・。



さて、久しぶりに電車での出張。

長旅なのでポータブルDVDプレーヤーと、数枚のDVDを持参。

便利な事に、最近の新幹線は各席に電源があり、バッテリーを気にせずに楽しめるようになりました。

そんな便利さから、往路で持参のソフトを観つくしてしまい、

「ここはひとつ普段観ようとしない名作を・・・・」

と、帰路に就く前に本屋さんに寄ってDVDを求める事にしました。

レンタルではなく、買うのだから、一度観ておしまいの作品ではなく、

何度も観たくなる味わい深そうな作品をと、3枚3000円のコーナーを慎重に物色。

何れも名作の誉れ高き有名作品をセレクト!

そして早速 つばさ121号 東京⇒山形 にてプライベート上映しましたのが・・


  三十四丁目の奇蹟 スペシャル・カラー・バージョン


大宮で小さな画面に引き込まれました。

福島ではハラハラさせられました。

そして、米沢では不覚にも涙が・・・。


「みんなこの映画を観てこんな気持ちになったのだろうか・・」


かつてこの映画を観て感動した世界中の人たちと結ばれたような・・・

そんな気持ちになりました。


仏教徒の私にとってクリスマスは、年末の一行事にすぎません。

が、クリスマスをモチーフに、この映画が伝えようとしている事にはとても共感出来ます。

良い作品と、良い出会い方が出来ました。

                               2011年11月28日






       





         Sarah McLachlan







#330  大人  ~ The little child inside the big man


  僕の気分はワンダフル!

  なぜって、君の瞳に愛の光を見つけたから・・


エリック・クラプトンの♪ワンダフル・トゥナイト歌詞の一節です。

欧米と日本の文化の違いはあれど、なかなかこのような事を、

ましてや歌にして発表するというのは、フツーのオッサンに出来る事ではありません。

試しにフツーのオッサンである私が、一番感情表現しやすい山形弁でそれを語ったとしたら、


「おれよぉ ワンダフルな気分だぁ~! なしてがていうどよ お前のまなぐさよ 愛の光ばみつけだがら」


みたいな感じになり、声に出して読んでみると、すごく恥ずかしい気持ちでいっぱいになります。

これは、ギターの神様エリック・クラプトンだからこそ出来る事、許される事ではないかと思います。

この歌を聴く者は、その背後に、彼のキャリアや実生活での様々なエピソードを投影し、

女子はウットリ、男子はちょっとだけ色男になった妄想の世界に浸る・・・。

クラプトンが歌っているからこそ説得力があると言っても過言ではないでしょう。

(出掛けに、「ねぇエリックゥ このドレスとこっちのドレス どっちが似合うと思う?」などと、身支度に手間取る彼女にウンザリしたクラプトンの 

「ハイハイ 何着ても君は最高! 美人 美人 ワンダフル!ワンダフル!」 という皮肉を込めた歌だとの説もありますが・・・)




さて、唐突ですが、

男にとっても、女にとってもヤキモチというのは厄介な代物です。

ヤキモチの感情が自分の中に芽生えた時、どんな対処の仕方があるでしょう?

例えば、

ヤキモチをやいている事を知られるのが癪に障るので平気なフリを装う。

とか、

不機嫌な態度で相手に伝える。

とか、

逆に相手がヤキモチをやきそうな事をして仕返しする。

とか、

まぁ、一般的にはそんなところでしょうか。


    
しかぁ~し


「僕ってヤキモチ男です。」

なーんていう歌を作って、彼女だけにとどまらず、全世界に発表しちゃった男が一人。

しかも、ご丁寧に 「そんな僕に気をつけなはれや!」と、注意まで促して・・・


その名はご存じジョン・レノン!


歌うはあのジェラス・ガイ!


ン~ なかなか勇気のいる事ではなかったかと想像します。

でも、ジョンくらいの大物ともなれば超越していたのでしょうかネ・・・。

変なプライドよりも、伝えたい気持ちの方が何十倍も大きかったのかもしれません。


    
John Lennon - Jealous Guy


ともすれば情けなくなってしまう内容なのに、

それを感じさせないのは、聴く私がジョンの歴史を背後に感じているからでしょうか?


  I was dreaming of the past

  僕は過去に思いを馳せていた

  And my heart was beating fast

  すると僕の鼓動は早まり

  I began to lose control

  僕はコントロールを失った

  I began to lose control

  僕はコントロールを失った

  I didn't mean to hurt you

  傷つけるつもりなんてなかった

  I'm sorry that I made you cry

  泣かせてごめんね

  I didn't want to hurt you

  傷つけたくなんてなかった

  I'm just a jealous guy

  ただ僕がヤキモチやきな男だってこと


  I was feeling insecure

  不安を感じていたんだ

  You might not love me anymore

  もう君が僕を愛してないんじゃないかって

  I was shivering inside

  僕は内心震えていたんだ

  I was shivering inside

  僕は内心震えていたんだ

  I didn't mean to hurt you

  傷つけるつもりなんてなかった

  I'm sorry that I made you cry

  泣かせてごめんね

  I didn't want to hurt you

  傷つけたくなんてなかった

  I'm just a jealous guy

  ただ僕がヤキモチやきな男だってこと


  I was trying to catch your eyes

  僕は君の気を引こうとしていたんだ

  Thought that you were trying to hide

  君が僕から隠れようとしているんじゃないかと心配で

  I was swallowing my pain

  僕は痛みを飲み込んだ

  I was swallowing my pain

  僕は痛みを飲み込んだ

  I didn't mean to hurt you

  傷つけるつもりなんてなかった

  I'm sorry that I made you cry

  泣かせてごめんね

  I didn't want to hurt you

  傷つけたくなんてなかった

  I'm just a jealous guy

  ただ僕がヤキモチやきな男だってこと

  watch out

  だから僕に気をつけて!

  I'm just a jealous guy

  僕はヤキモチ男

  look out baby

  だから僕のこと警戒して!

  I'm just a jealous guy

  そう、僕はただのヤキモチ男だから



・・・・・それにしてもこんなに正直になれるって

私が言うのもおこがましいかぎりですが、つくづく大物だと思います。



高校3年の2学期。

期末テストで早上がりの昼下がり。

友人とふらついていた駅前のダイエーの電器売り場のテレビに映し出されたテロップ。

それを目にしたビートルズマニアの友人は茫然自失。

それに反して、思い入れがないのであまり驚く事が出来なかった私。


毎年その事がニュースで報じられると、

「そうか、あの日は○○年前の12月8日だったんだ・・・」

と、ダイエーでのあの瞬間の事を思い出します。


あと少しであれから31年。

歳を重ねるごとに彼の偉大さに気付かされます。

                           2011年11月20日






   Woman









#329  Buddy  ~ HAL? R2? or Doraemon?


東北自動車道上り。

埼玉のパーキングエリア。

休憩中の車の中。

私は運転席に座り田中さんに話しかける。


「田中さんどう思う?今度の新人君。」


実直で聡明な田中さんは、普段から余計な事は全く喋らない。

私の質問にも沈黙を守っている。


「なんか馴染まないんだよねぇ~・・・」


私がぼやく。

田中さん依然として無言。


「替えなきゃよかったかなぁ~ なんて思って・・・。」


田中さんノ―リアクション。


「もしかするとジェネレーションギャップってやつ?」


田中さんスル―。


「まぁ ちゃんと向き合ってみますか!宿に着いたらね! よし! あと、もうひと走り。」


「この先、合流があります。」


「おっ 田中さん やっと喋った!」




4日間の出張から戻った今、

あの時、カーナビの田中さん
日々コレ#103 ツアー 参照は心の中で、


「あの子はすごく優秀ですよ、賢くないのは専務の方です。

部下のポテンシャルを引き出せない自分を棚に上げて、彼を非難するのは間違っています。」


と、心の中で言っていたのだろうと反省。

この4日の間で、だいぶコミュニケーションがとれるようになりました。


話し合えば わかり合える!  触れ合えば 通じ合える!

ファーストコンタクトでムカついたヤツほど仲良くなれるって事も良くあるはなし。


「そー言えば 名前 まだ聞いてなかったネ 

桑田クン? 渡辺クン? えっ ソニエリ!・・・って君 外人なの?」


        I'm not smart enough to own a Smart Phone.


                                        2011年11月17日





               

                   ♪歌いたい気分の時は・・・










#328  Try and Error  ~ and try


現在、ホームページをリニューアルしています。

それを機に新しいソフトを買い求め、写真で構成した動画を作ってみました。


写真を選び、ドラッグ アンド ドロップで殊の外カンタンにサクサク進行!

「さすが専用ソフト! さてあとは 
保存 で、オッケー!」

プチッ


「えっ!・・・・・・・・・・・」


なぜか保存されずに強制終了!


しょっく ろうばい そして だつりょく


「なぜだ?」


今度は慎重にテストを繰り返しながら試行錯誤。

「これでどうだ!」

プチッ


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「なしてだ?」



「さぁ 今度は・・・・」

プチッ


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「んぁ~
(怒) なんだず!」 ←感情が昂り、深夜にさしかかった事も手伝いネイティブ山形人丸出し!



  ~ おじさんの意地 東北人の粘り 数時間経過 ~



       
「でぎだっ!」 



途中、山形弁で口汚く罵倒した事を機械に謝罪、

お互いの健闘を讃え合う午前3時。

                          2011年11月11日








         




          ■http://www.youtube.com/watch?v=xcmlSE9SmsM







#327  ほんてんすばらすい  ~ White as snow


うちの父をご存じの方は、頭の中でアテレコしながらお読みください。


お昼時

カメラを持った父が興奮しながら事務所に入ってくる。

庭で何か撮影してきたらしい。

そこで見たものに感動し、それを伝えたいというのはその様子から察しが付く。



        



「いやぁ~ きれいだ ほんてすばらすい(本当に素晴らしい) 

紅葉もすばらすいげんと(素晴らしいけれど) なんだっけ あの花?

ほれ あのつばぎみだいな(椿のような)白い花 ほれ あの・・うださででくる(歌に出てくる)・・・」


「さざんか?」 

と、事務員さんが助け舟。


「んだ んだ ほいず ほいず(そうそう それそれ) さざんか さざんか! 

いや ほんてんきれいだがらみできてみろ(本当にきれいだから見てきてごらん)

いや ほんてん すばらすい! いやぁ~ すばらすい 
いやぁ~ ほんてん すばらすい!・・・・・・・・

(フェードアウト ~ 退室)


で、

ほんてんすばらすいのか見に行きました。



        



枯れ葉の季節に純白の可憐な花は、ちょっとだけ物悲しく、そしてなんだかあったかい。


       「ん~ ほんてんすばらすい!」


頭の中で さざんか♪ さざんか♪ 咲いた道♪ と歌いながら私もカメラでパシャリ。

落ち葉を集め、焚火をしてみたくなった昼休み。

                                    2011年11月10日






      






      Nicolette Larson










#326  つい・・・  ~ Tom and Jerry


「塾行ったの じんべえ?」

「風呂入ってるの じんべえ?」


猫が学習塾に通うはずはなく、

大キライな風呂に入るはずもなし。


単なる言い間違い。


次男の名前は ようへい(中3)

猫の名前は じんべえ(5才)


大きさも違うし、顔も似てません。

そもそも 種 が違います。


なぜ間違えるのか・・・・・?


少し響きが似ているからでしょうか・・・

私も妻もよく間違います。

悪気はありません。

あるハズがありませんッ!


「どっちともめんこいから」


ってことに・・・

            しときましょう。

                 2011年11月8日





      




         Ella fitzgerald







#325  あこがれ  ~ no big deal, but


今まで全く興味がなく、その人について何も知らなかったのですが、

何をみんな大騒ぎしているのだろう?と不思議に思い、ようやく興味が湧き、

その人について知りたくなりました。

その人の名はスティーブ・ジョブズ!

認識不足も甚だしいのですが、今回初めてこの人がどんな事をした人なのかを意識しました。

アップル社の製品は所有していませんが、

間接的には色んなかたちでその恩恵にあずかっていると言えるでしょう。


YouTubeで彼に関するたくさんの映像を視る事が出来ますが・・


 
クローズアップ現代 「世界を変えた男 スティーブ・ジョブズの素顔」

 
それから対論 スティーブ・ジョブズ

 スティーブ・ジョブス氏 追悼


なんといっても 伝説のスピーチ と言われている、

大学の卒業式で卒業生たちに向けたはなむけの言葉に心を奪われました。


 
スタンフォード大学卒業式における卒業生に贈るスピーチ


崇拝しておられる方にとっては、1週間前に認識を新たにした私ごときが、

彼について語るのは片腹痛いことかもしれません。

しかし、卒業式を遠い昔に終えた50近い私でも勇気づけられる、素晴らしいスピーチだと感動しました。


彼に関する記述には、「社内で4文字の汚い言葉で社員を罵倒した。」といったエピソードを数多く目にしますが、

上記のスピーチに照らし合わせれば、何が一番大切かを知っていて、

その大切なものを守らんが為の行動なのではと想像できます。


忌野清志郎が、自身の作品に圧力をかけられ、

それに抗議し、テレビの生放送で予定とは違った歌を演奏した事を思い出します。


  
タイマーズfm東京 で検索


使われている言葉は汚いものですが、大切なモノを守る為の美しい行為ともとれます。


簡単ではなく、みんなそうなれないからこそ、

私も含めた多くの人々が、


あこがれる


のだと思います。

                                   2011年10月30日






 

 Your time is limited, so don't waste it living someone else's life.
 Don't be trapped by dogma — which is living with the results of other people's thinking.
 Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice.
 And most important, have the courage to follow your heart and intuition.
 They somehow already know what you truly want to become.
 Everything else is secondary


 あなたに与えられた時間には限りがある。
 だから、だれかの人生を生きる事であなたの人生を無駄にしてはいけない。
 他人の考えによって生じたものと生き続けるドグマの罠にかかってはいけない。
 あなた自身の内なる声を、誰かの考えというノイズで打ち消してはいけない。
 そして、一番大切な事は、あなた自身が、あなた自身の心と感覚に従う勇気を持つ事だ。
 あなたの心と感覚は既にもう、あなたが真に何者になりたいかを知っている。
 それ以外、全ての事は二の次である。



 
  桑田佳祐 明日晴れるかな







番外 妄想はひとりよがり ~ Scenes From A Chinese Restaurant


阿佐ヶ谷駅近くの中華屋

火曜の夜7時 六分の入り

カウンターに陣取ったジャンパー姿のおじさんは、

ザーサイをつまみに瓶ビールを楽しんでいる

おじさんが言う

「おにいちゃんマーボー豆腐ちょうだい あんまり辛くしないで 

辛いのはカアチャンだけでたくさん・・・

うふふってなんだよ そのうちわかるよおにいちゃんにも  

あっそれからビールもう一本!」



炎の上で鍋をあおる ボクは料理人

みんながボクの料理を待っている



店主のオヤジさんは本当に良くしてくれる

来日したての頃からずっと面倒を見てもらってきた

オヤジさんはあんまり昔の事は話したがらないけど

かなり苦労したってオバさんが言ってた


真ん中のテーブルのサラリーマン2人は

ジョッキを握り、会社の部下の話に熱くなってる

「若造のくせにふざけんじゃないってんだよ・・」

自分の強さを見せつけようとする大きな声がその弱さを物語っていてなんだかさみしい


隣のカップルのテーブルにボクが作ったチンヂャオが運ばれる

2人の間に湯気が立ち上り

「美味しそー」という彼女の言葉に彼の顔がほころぶ

美味しいよ 冷めないうち早く食べてみて



炎の上で鍋をあおる ボクは料理人

みんながボクの料理を待っている



ウェ―タ―の彼は上海出身

2年前にここにやってきて、日本語もだいぶうまくなった

地震の時にはびっくりしてた、上海は地震がないからね

早く彼女が出来るといいんだけど


奥の席のおじいちゃん3人はいつも来てくれる常連さん

囲碁の仲間だって言ってた

3人とも奥さんに先立たれたらしく

「私たちみんな独身です。」なんて笑いながら

温めた老酒を2本ほど空ける

溶かしているのはザラメじゃなくてサミシサなのかな


今入ってきたおじさんは初めてみる顔

隣のホテルに泊まってる出張の人?

ボクもあれからずーっと出張中

故郷のみんな元気だろうか・・・・

C定食? OK! 食べてって 美味しいよ!


はねる油はまるで春節の爆竹

味見するオタマは紹興酒の香り



炎の上で鍋をあおる ボクは料理人

みんながボクの料理を待っている


  
Piano Man







皆様の日々コレ 

 Kさんとキロの・・・ ~ 
That's What Friends Are For
              
山形市 じんべえの世話人様(文/写真)   


猫を飼い始めて約2週間。

猫嫌い?疑惑のあったKさんですが、

キロちゃんを膝にのせてあやすほど仲良しになっていました。



    



キロちゃんの悪戯をぼやくのですが、ぼやきの中に愛情を感じましたよ。

キロちゃんはKさん宅にすっかりなじみ、顔つきも超リラックス。

もう何年も前から住んでいるみたいに(まだ生後3カ月だけど・・・)、

1階から2階へとKさん宅を自由に駆け回っていました。


窓際でりっぱに番猫?をしているキロちゃんの目の前に、

のら猫が落し物をしているのを発見したKさんは、またまたぼやき節。

もうちょっとしたら、番猫キロちゃんのにらみで、のら猫の落し物も無くなるかも。

その時が、ふたりの間に本当の信頼関係が生まれる時かもしれませんね。

                                    2011年10月28日


 
    



 じんべえの世話人様こんにちは! 

 じんべえです。
 
 今回は管理人さんに代わってボクがコメントしますよ。


 はじめに、ご投稿アリガトウございます。

 それから毎日のお世話も感謝です!


 さて、仔猫のキロちゃん。

 ン~ン可愛いですねぇ~!

 ぱっちりお目目がキュートです!

 ・・・・・・・

 でもね・・・

 ここだけの話・・・

 彼女・・・

 実は・・

 けっこう・・・

 気ィ強いですよ。


 あっ 言っちゃった!


 一回うちに来たじゃないですかぁ、あん時ボクに向かって「シャ―」とか牙むいちゃって・・

 窓下のノラ撃退なんて時間の問題だと思うなぁ~

 だってあん時・・

 縮み上がっちゃったもん

 ボクのココ・・・

 (ピト)

 が・・

 ン?

 アレ! 

 ない! 

 どこいった?・・。

 管理人さーん!


 Modern Girl







#324  家族  ~ new kit in house


あり得ない事だと、妻も私も大変驚きました。

かねてから敵対関係にある事は、伺った数々のエピソードや、その話しぶりで十分わかっていました。

我が家の飼い猫じんべえの話から発展する、庭にやってくるノラたちとの熾烈な攻防の話を耳にするにつけ、

このお宅に限ってゼッタイ猫を飼うなんて事はないだろうと。


ところが・・・・・。


次男の友達のお宅が最近、猫を飼い始めました。

生後三か月のキティーちゃん♀!



         



聞けばこちらのお宅、ノラと戦うお母さん以外、実は皆さん猫好き家族。

お母さんが追っ払うノラたちも、他の家族はナデナデして大歓迎!

お父さんに至っては、「猫を飼うことが子供のころからの夢だった・・・」 との事。

そこでお母さん一念発起!一大決心! 

お父さんのお誕生日にこのキティーちゃんをプレゼント!

で、お父さんの長年の夢ついに実現!


何という夫婦愛!!


でも、

我々夫婦はそんなイイ話にはあまり・・ いや全く関心が無く、

猫嫌いのお母さんと仔猫の共同生活の行方に興味津津!


先日の報告では、

「アタシに一番なついてきちゃって・・・・・」

などと、聞き様によってはノロケともとれる発言がっ!

たぶんお母さん、

ノラ嫌いなだけで、猫嫌いではないのかも・・・。


今後の動向から目が離せませんっ!

                          2011年10月20日





     

                   名前はキロです!





      The Eagles









#323  Don't Think. Feel  ~ universe


少し前に、楽書の陽子先生にお願いして、お店のウインドウに掲示する書を書いていただきました。

楽書展で目にして気になっていた作品があり、それと同じものを、と無理を言って仕上げていただいたものです。




            




掲示してからこれまでの間、たくさんの方々から色々な感想を寄せていただきました。

私も私なりに、その書を目にする度、様々な事を感じていました。


一番気になっている事はその配列。

特に一番下に こころ が配してある事。


その心を自分の心と捉える事も出来るし、

自分の心にもつながる何か大いなるものと捉える事も出来ます。



今日は、次男が通う中学校の保護者一日研修。

かねてから念願の羽黒山に参拝させていただきました。


雨上がりの石段を滑らないよう下を向いて一段一段、奥へ奥へと歩みを進め、ふと見上げると・・

眼前にそびえたつ杉木立。

一瞬

書いていただいた書の世界を実感出来たような・・・ 気が・・・・・。

                         2011年10月16日







      





        Across the Universe








#322  高速道路  ~ a night with myself


きっと喜んでいただけるはず。

そんな希望と、少しの不安をのせて・・

走る。

                    2011年10月15日






    







         ハイウェイ   











#321  造形  ~ Lotta Love


紅く色付き始めた庭木の葉っぱと、



   




飼い猫の居場所に



   




秋の深まりを教えられます。


夏場には決して上ろうとしなかった冷蔵庫の上。

高いところが温かい事をちゃんと見極めているあたり、

ここちよさの探求がライフワークの生き物としての面目躍如といったところでしょうか。


さてこの水晶文旦の空き箱に入り、顔だけ出してる佇まい。

遠い昔に見た何かを連想させます。

「ハテ・・・・・・・・・・・・?」


  「!」


ウルトラセブンに出てきた恐竜戦車!!


恐竜が戦車に乗っているというシュールな組み合わせが印象的な怪獣でした。

この怪獣、宇宙人の手下なので、宇宙人が開発した、と言っていいと思うのですが、

宇宙人がキャタピラなんかを作ってるところを想像すると、ちょっと可笑しくもあります。


このネーミングに倣えば、我が家の怪獣は


猫段ボール!


または、


猫冷蔵庫!!


ン~ きわめて弱そうな名前です。



ところで、


幼稚園年長の頃、

私の夢は怪獣博士になる事でした。


今から思えば 怪獣博士 という職業がどういう仕組みの中で成り立つのか、

何をもって生業と出来るのか解りませんが、その当時はけっこう真剣に思っていたし、

私と同世代で同じ夢を見た人はたくさんおられるのではと想像します。


そんな夢を持つきっかけとなったのはウルトラセブンの存在でした。

混沌の中から浮かび上がるタイトル

ファンファーレのようなイントロ・・・。

毎日夕方に放映される再放送に心は釘付けでした。


均整のとれた紅いボディーに銀色のマスク。

アイスラッガーにエメリウム光線などの必殺技。

ウルトラアイやカプセル怪獣といったアイテム。

ポインターやウルトラフォーク等のメカニック

キリヤマ隊長をはじめとするウルトラ警備隊の面々、彼らのユニフォーム。

そして、魅力的な名前と姿を持つ怪獣や宇宙人たち。

素晴らしいフィクションの世界にただただ魅了されました。


時は流れ、自身の子育ての中、

とりわけ積極的に子供たちにプレゼンしたのが、このウルトラセブンでもありました。

ビデオに本、かるた、ごっこ遊び・・・。

それが良かったかどうか、又は、正しかったかどうかはわかりませんが、

お姉ちゃんのお友達から邪険にされた3歳時の次男が、

蹴ったり叩いたりする代わりに、その女の子に向けエメリウム光線を発射したのを見た時、

「ヨシヨシお前もハマったな」

と、ちょっと満足でした。(ホントに額から出てたんだと思います。彼的には。)

ともあれ、子供たちも私と同じようにセブンの世界の虜になっていきました。


そんなある日、


セブンや怪獣のデザインをされた方が著名な彫刻家である事、

そして、その方がそれらを創造するにあたり大切にされてきた理念を知り感銘を受けました。


 以下、ウィキペディアより


    ■成田亨


   彼は、怪獣のデザインに当たり、
  

   1.怪獣は妖怪ではない。手足や首が増えたような妖怪的な怪獣は作らない。

   2.動物をそのまま大きくしただけの怪獣は作らない。

   3.身体が破壊されたような気味の悪い怪獣は作らない。


   という三原則を打ち出した。


   また、侵略宇宙人のデザインについて、

   「地球人にとっては悪でも、彼の星では勇者であり正義なのだから、『不思議な格好よさ』 がなければいけない」

   とも述べている。



   成田は後に生み出されたウルトラ怪獣の奇怪で複雑なデザインを嫌った。

   デザイナーが表現の初期衝動を大事にせず、物のかたちの根底や問題の根底を問わず、

   既存の怪獣デザインの枠内だけで怪獣のデザインを考える安易で狭い姿勢をとり続ける限り、

   既存の怪獣の単なる組み合わせや複雑化などデザインの堕落が進むと批判した。

   
「新しいデザインは必ず単純な形をしている。人間は考えることができなくなると、ものを複雑にして堕落してゆく」

   と彼は雑誌の取材で述べている。         

                                    以上



愛情溢れる示唆に富むお言葉だと思います。

小さい時にそんな愛情のこもった良質な作品に触れる事が出来た事は幸運な事だと感じます。

でも、

そんな氏の理念を知らなくとも、やっぱり理屈抜きでカッコイイ!

本当に魅力的だと思います!

(私のベスト1はエレキング! あっ誰も訊いてませんね!)

そして、そう感じるという事は、

氏の理念が、ムズカシイ事を抜きにしても、子供時代の私や私の子供たち、

そして現在の私に デザインを通してちゃんと届いている という事だと思います。


そんな視座から自分の仕事を省みる日曜日。

                                   2011年10月9日



  





       東京交響楽団









#320  学問トススメ  ~ With Fun


最近、とても聴きごたえのあるポッドキャストを発見しました。

ウォークマンに取り込んで出張の時など車で移動するときに楽しんでいます。


色んなジャンルのエキスパートに、ホストがインタビューするかたちで進行してゆく番組。

一つの回を選んで、それが始まる瞬間は、博物館の門をくぐる感覚に似てワクワクします。

エキスパートを博物館に見立てるなら、ホストというキュレーターによる企画展を見る感じでしょうか。

つまり車の中が博物館!


以下、番組冒頭のコ―ル


  学校では教えてくれない、教わったけれど忘れてしまった! ことを授業より楽しく学べる、

  ラジオ版課外授業プログラム「学問ノススメ」のスペシャルエディション です。

  各分野に精通するエキスパート(講師)を迎えて、

  疑問・難問を楽しく分かりやすく解説・解決していきます。

  放送ではお届けし切れなかった秘蔵トークをたっぷりとお楽しみいただきます。




そして、講師陣は・・


  篠山紀信 沢木耕太郎 養老猛司 海堂尊 山下洋輔 小山薫堂 北方謙三 

  角田光代 西原理恵子 山根一眞 藤原新也 松岡正剛 谷川俊太郎 加藤諦三 

  柴門ふみ 高橋源一郎 渡辺淳一 万城目学 浅田次郎 安野光雅・・・・・・・・・・・・・・・・・ 


  

    ■ラジオ版課外授業プログラム「学問ノススメ」スペシャルエディション



                               2011年9月22日





        




         大瀧 詠一









#319  ニャンコロジー  ~ How to get more LOVE


 凡猫が最強猫に変わる魔法のアティチュード  講師 じんべえ



  



こんにちは じんべえです。

さぁこれから、ボクが長年の体験の中から導き出した じんべえメソッド をご紹介しますよ~。

題して、凡猫が最強猫に変わる魔法のアティチュード!


これズバリ


「なんだか最近オレって影うすい・・・」


とか、


「ワタシ以前よりかまってもらえなくなったみたい・・・」


なーんて感じてる皆さん、

まぁ、言ってしまえば凡猫の皆さんに、私じんべえがお贈りする秘密のプレゼントなので~す。

早速これをマスターして最強猫になり、おやつをドンドコいただいちゃいましょうネ!



さぁー それではいきますよ~!

凡猫のあなたを最強猫に変える魔法のアティチュード☆

一発目からバッチリ断言しちゃいますョ!!

実はそれって意外とシンプル!!!


ズバリ!



『飼い主がして欲しい事を、してあげてはいけないっ!』



「はあっ? 何言ってるの??」


って思われたそこのアメショ君!

聞き間違えではありませんよ。

もちろん、ボクが言い間違えたわけでもありません。

ましてや冗談で言っているのではありませんっ。

私、じんべえ とても真剣です。

真剣と書いて 『マジ』 なのです!


さてさて、


『飼い主がして欲しい事を、してあげてはいけない!』


コレ


本当なのです。


本当にこの一言が、凡猫を最強猫に変える極意を言い表しているのです。



さて、凡猫の皆さん

胸に肉球をあてて最近の自分をよーく省みてみましょう。


オッドアイが美しいそこのスコちゃん

好物の高級カリカリ欲しさに飼い主さんの足元にまとわりついたりしてませんか?


フサフサのシッポがご自慢の後ろの席のハチワレ君

かつお節が欲しいあまり、飼い主さんの顔を見上げ、ネコナデ声でアピールしたりしてませんか?


精悍なボディーのキジトラさん

煮干しゲットのため、ソファーに座っている飼い主さんの太ももなんかに額を押し付けて

おねだりしてませんか?


ン~ 実はここにいるほとんどの皆さんがそんな経験をお持ちなのではないでしょうか?


さぁ、そこで皆さんにお聞きしたい!

どーでしたか?

効果

ありました?

えっ? 

なかった?

ン~ そーでしょう そーでしょう



何を隠そう、

かつてのボクがそうでした。

つまりボクも皆さんと同じ凡猫だったわけです。

この写真は凡猫時代のボクの姿です。



         

海苔欲しさに海苔の缶にスリスリしてアピールしたり、



   

部屋に入ってきたオッサンの足元にまとわりつき、

「よっ社長 コッチです コッチ! かわいいコいますョ!」

な~んて、目配せしながら おやつが入っている容器のところへ誘導したり。


今から思えばお恥ずかしいかぎりですが、

かつてのボクは、それが飼い主の望むことであり、その望みを満足させる事こそが、

自身の望みであるところの 「おやつ」 を手に入れるための最善の手段であると信じ、

日夜媚を売り続けていたのです。

しかし、そんな方法が功を奏したのはわずかな間だけでした。

次第にうるさがられ、めんどくさがられ、やがて無視されるようにさえなったのです。

皆さんも似たような経験があるはずですね?

もぉ~ ボク焦りました。


以前、ある犬から

「飼い主さんは絶対的な存在なのだから、喜ばせてあげなさい、楽しませてあげなさい。」

なんて事を教えてもらい(#099参照)、忠実にそれを実行してたのに・・・。


その当時のボクは、思うようにいかないフラストレーションから、食欲も落ち、体重も300グラムほど減少しました。

心なしか抜け毛も多くなったような気がしました。

悶々とした気持ちをかかえながら、ボクは子供部屋のベッドの下などでふさぎ込む事が多くなり、

部屋に誰か入ってきても

「どーせ無視されるのだから・・・」

と、捨鉢な気持ちでふて寝をきめこんでおりました。


そんな事が続いたある日、

いつものように子供部屋のベッドの下で居眠りしていると、

飼い主が、居間の方で

「じんちゃーん じんちゃーん」

な~んて、ボクの事をさがし始めたではありませんか。

ボクは、

「おやつをもらえる!」 

という期待と、

「ボクを必要としてくれている!」 

という喜びに、飼い主さんのところへ一目散駆けて行こうとしました。


でもその瞬間・・・


なんと!


猫神様(#041参照)がボクの眼前に現れ、

Let it be

と囁かれたのです。


ボクは何が起きたのか分からず、しばらく呆然とし、

呆然としたまま少しの間スーピー寝てしまったのですが、

しばらくして飼い主がボクを見つけ、

「な~んだーじんちゃんここにいたのぉ~」

なんて言いながらボクを抱きかかえ、そのままキッチンに連れて行き、

ねだりもしない高級カリカリをくれたのでした。

ボクは大きなあくびをし、腰痛体操をしてからその高級カリカリを食べ始めたのですが、

食べながらスゴイ事に気が付いてしまったのです。


媚びたら無視されたのに、

無視したら媚びてきた・・・・


そして、猫神様の words of wisdom


Let it be・・・・・・


「!」


ボクはこの瞬間確信しました。


飼い主さんが、ボクからしてもらいたい事と、

ボクが思う、飼い主さんがして欲しい事は違う!


って事を。


そして同時に、

≪気まぐれ≫ という猫のアイデンティティーをすっかり見失っていた事に深く恥じ入りました。


『飼い主がして欲しい事を、してあげてはいけないっ!』


そう! アナタは、ありのままのアナタでいいのです。

そりゃあ確かに、飼い主さんはアナタに なついて欲しい と思っているはずです。

でも・・・

実はどこかでアナタには、100%自由であって欲しいと思っているのです。

アナタにはとことん気まぐれであって欲しいと願っているのです。

極論を言えば、アナタの飼い主さんは、アナタがどうしようもなく自己中だからこそアナタという猫を、

そう!犬ではなく 「猫」 を飼っているのです。


そーとわかれば何もつくろう事はありません。

ただただ堕眠をむさぼって構いません。

飼い主さんはアナタに犬を求めてはいないのです。

そのまま等身大の猫として振舞いましょう。

それが実は飼い主さんが我々に望む真の姿なのです。


さぁ、ここまではおわかりいただけたでしょうか?

でもでも、

実はここからが最も重要なところ!

いよいよ本題!!

今までの事を踏まえての上級編ですョ。

いわば凡猫から最強猫へ変身するためのキーポイント!

魔法のアティチュードの核心に迫りますよ~。



さて、核心!

といっても実は大げさな事ではありません。

飼い主さんの真の欲求がわかった今、

その欲求を巧みにくすぐっちゃう! 

って事なのです。

猫には猫なりの戦略があっていいハズ。

チャンスをゲットするためには最低限何らかのアピールは必要ですよネ。

そして、そこにはちょっとしたコツがあるのです。

ポイントはズバリ 


さりげなさ!


そして、一番やっちゃいけない事は・・・

ハイ! 勘のイイ猫ちゃんはもうおわかりですね!

そう、


あからさま で しつこい アピールです。


例えば、

飼い主さんが部屋に入ってきても、すぐに駈けよってスリスリなんかしちゃいけません。

しばらくしてから 「あら、いたの?」的態度で、決して目を合わせる事なく、

さりげなくテレビの前なんかを横切りましょう。

つれないそぶりは人を不安にさせます。

アナタの様子に不安を感じた飼い主さんは、辛抱たまらずアナタの気を引こうとするでしょう。

でも、そこで負けちゃだめなのです。

更に、そしらぬ素ぶりで餌場に誘い込みましょう。

さぁ そこまでこぎ着けたらもうこっちのもんです。

追い打ちをかけるように寂しげでアンニュイな視線を飼い主さんに向けるのです。

もしくは、哀愁の後ろ姿を見せ付けてやりましょう。

かなりの割合で高級カリカリをゲットできるはずです。


さぁ 皆さんだんだんのみ込めてきましたよねぇー

それではもう一つのシチュエーション!

例えば家族が食卓を囲んでいる時、

「ボクだけ仲間はずれ・・・」 なんて拗ねた顔でにゃんにゃん鳴いたりしてはいませんか?

そんな態度ではうるさがられ無視されるのがオチです。

そーゆー時は、飼い主さんが食べ終わるのを待って、

洗いものなんかも終わった瞬間を見計らって

「にゃー」

と一言だけ可愛くおねだりしてみましょう。



   



これは、かなりの高等テクニックなのですが、

ツンデレに免疫のない飼い主は、

「あーら じんちゃん 待ってってくれたのォ~ ン~ン なんていじらしい」

などと、まんまと引っ掛かり、にんべんの削り節なんかをフンパツしてもらえたりします。

ポイントは健気さを前面に出しつつ、あくまでも控えめに振舞う事。

眼差しに、憂いと感謝の気持ちを込めるのも有効です。

つまり、感動を演出するのはタイミングと少しの演技力って事なのです。


どーです? コツさえつかめば案外簡単でしょ?


さぁ! この秘密を知った今、最強猫としてバンバンおやつをモノにしちゃいましょう!

明日から? いえいえ今日この瞬間からアナタは変われるのです。

凡猫が最強猫に変わる魔法のアティチュード じんべえメソッドを実践して、

ビューティフル・キャット・ライフを謳歌しようではありませんか!

合言葉はぁ~?


  Yes We Nyan!


もっと大きな声でぇ~


 Yes We Nyan!


  
All right!

今日はどーもありがとう じんべえでしたぁ~ 


あっ! それから それから 最後にちょっとだけお知らせでーす!

僕の最新本 『猫としてしておきたい17のこと』 好評発売中でーす!

良かったらロビーで売ってますからお求め下さいねぇ~

もれなく肉球スタンプ押しちゃいますよぉ~

それじゃ!!




ジコ啓発ならぬネコ啓発!

猫専用のこんなセミナーがあるのでは・・・と、つい想像しちゃいます。


あいつら・・・

たぶん・・・・・

いやぜったい・・・・・


確信犯。

              2011年9月19日





   




  
わすれじのレイド・バック







#318  80%  ~ So Far So Good


より早く

より沢山

余すところなく

食べる。


それこそが最善であり、称賛に値する事と信じていました。

いや、信条というよりは、癖でした。


何かに追われているわけでもなく、

何かを危惧しているわけでもなく、

そんな事は冷静(満腹)になれば当たり前にわかっている事なのに・・・。

情熱(空腹)は理性よりも習性を呼び覚まします。

長い時間をかけて身体に染みついた習性は簡単に変えることができません。


でも、 

しかし、


48歳のおじさんが、早食いだったり大食いだったりしても、

「オジサマ スゴォーイ!」

な~んて褒めてくれる人はどこにもいませんっ!・・・たぶん

まぁ、だからというわけではありませんが、

「このへんでどーにかしないといけない」

と、かねがね思っておりました。

プラス、自分という人間を一匹の動物として捉えた時、

私という動物が本来持っている習性というものがあるのではないか?とも。

猫は教えられないのに前足で顔を撫で、その足を舐める、という洗顔方法をもれなく身につけています。

私にも、教育や常識にじゃまされて失った何か大切な事があるんではないかと・・・。


そんな時に出会った一冊の本。


 「半断食」健康法

色々な事が書いてありますし、この本の筆者はたくさんの本を出しておられますが、

全てに共通した結論を簡単に申し上げると、

「食い過ぎはよくない!」

という事みたいです。(もう一人の自分が 「気付くの遅いよ!」 と、ツッコミ入れてますが・・・)


最近私は、この本の中で紹介されている方法を無理のない程度にやんわりと実践しているのですが、

結果、とても快適になってきたのが実感出来ています。

本当にお腹がすくと食べる事が楽しみになり、自然に感謝の気持ちが湧いてきます。

今までいかに漫然と食べていたかという証拠だと思います。


急かす人とか、横取りする人とかどこにもいないんだから、落ち着いてよく噛んで食べる。

成長期は遠い昔なんだから、腹八分目で十分とする。

残すのは嫌なので、適量を作る、適量を注文する。


48年間で培われた習性はそう簡単にそれをヨシとはさせませんが、

空腹の快感を知ることで続けていけそうな気がします。


以前、ある方から

「はらだ君、そのズボンしか持ってないの?」

と訊かれたくらい、私は同じ様なチノパンを複数所有しているのですが、

どうしましょ・・・

全部ガバガバになったら・・・。

                           2011年9月13日











  Eat It







#317  パープル  ~ on the street corner


モワモワしたベースの音、タカタカと乾いたドラムの響き、

そこに絡む駈け上っていくようなオルガンのメロディー。

歓声が湧きあがる。

ベースとドラムが徐々に規則正しいリズムを刻み始め、歓声が一段と大きくなる。

そして、ボーカルの 

「ソンコ―ハイウエイスター」 

の一言で一気に急加速発進する何でも付いてるスーパーマシーン!


  
Deep Purple Highway Star


中3の時に友人から借りたディープ・パープルライヴ・イン・ジャパンというアルバムを初めて耳にした時の事は、

今でもハッキリと覚えています。

それが私にとって、ハードロック(やかましい音楽)というものとのファーストコンタクトの瞬間でした。

特に一曲目のハイウェイ・スター には度肝を抜かれました。


こんな声が人間に出せるのか!というボーカルの絶叫。

聴く者をまるでマッハGoGoGoの主人公にしてしまうようなオルガンソロ。

チューブ状のコースを猛スピードで疾走する疑似体験をさせてくれるギターソロ。

曲自体が発しているスピード感やエネルギーが、

モヤモヤしてる中三男子のハートをロックするのにさほどの時間を要しませんでした。

大げさに言えば 「こんなイイものが世の中にあったのかっ!」 くらいの衝撃でした。

あれから30年以上たった今でも、このバージョンを聴くと心が燃えます。バーンです。

余談ですが、

この曲を大音量で聴きながらTDLのスペース・マウンテンに乗ってみたいと20年来真剣に思い続けています。


さて今日は、宮城県仙台市の定禅寺ストリートジャズフェスティバルにおじゃましてきました。

仙台に着き早速資料をいただき参加グループを確認すると、

ありました!

2年前おじゃました折、その迫真のプレーに感動の鳥肌が治まらなくなったあのグループの名前が・・・

その名は

ディープ・パープル完全コピーバンド

チープ・パープル


今回もやってくれました。

ハイウエイ・スター ライブ・イン・ジャパン バージョン!

曲調だけでなく、曲前の雰囲気やMCまでコピーしてるところに深い愛情を感じます。

平均年齢48歳!

そこがまたすごく親近感!!

このバンド、宮城県塩釜の中学校の同級生が集まって結成されたグループとの事。

「みんな がんばろうな いいかげんでもいいんだよ 楽しむ事も忘れないでさ」

そんなMCに、満場の観客から大きな声援が湧きおこりました。

地元出身のバンドだからこそ言える言葉だと思います。

前回とは違った鳥肌が私の全身を覆いました。

                2011年9月10日







   

   本番に備え、キーボードをスタンドにガムテープで念入りに固定するジョン・ロード




     Highway Star  Cheap Purple











#316  ポピュラー・ミュージック  ~ Melodies


「自分の曲をデパートのエレベーターで耳にするのはいい気分だ。」

ずいぶん前に雑誌で読んだポール・サイモンの言葉です。

きっと、ストリングスアレンジされた♪サウンド・オブ・サイレンス

♪アイ・アム・ア・ロック
のBGMの事を指しているのでしょう。

ポール・サイモンならずとも、自分の曲が♪高校野球の応援に使われたり、

ロックバンドを始めようとする家族の♪テーマ曲として採用されたりしたら・・・

それはそれはうれしい事でしょう。


さて今日は次男が通う中学校の運動会。

末っ子で中学3年の次男。

我々夫婦にとっては義務教育最後の運動会。

台風の影響が心配されましたが、

最後のフォークダンスで天気雨が降ってきたのを除けば晴天の中での大運動会でした。


その中でグッと来たのが応援合戦!

みんな本気で応援してる姿がキラキラまぶしく輝いていました。

そして、

「自分の時は♪ピンクレディーの替え歌だったなー」

などと感慨にふけることしばし。


全く知らない田舎の中学生たちが、

自分の曲を替え歌にして運動会で絶叫してくれる。

そんな事って・・・

最高でしょうね!





   
TRAIN-TRAIN





   ultra soul





   ヘビーローテーション





                                           2011年9月3日



  
     結果発表の後ノーサイドで合唱された歌












#315  ゆく夏  ~ Lipstick Sunset




          Have a Little Faith in Me    John Hiatt








       














            















            















            















            















       







                               2011年8月29日











#314  やさしいライオン  ~ Big Cat


東京国立博物館で出会った獅子たち。




     


     指図されてムッとしているのか・・?

     真ん中のオスの反抗的な目がイイです。

     
高校教師 ポリス






     


     柄香炉の持ち手にオスワリ。

     
友を待つ ザ・ローリング・ストーンズ






     


     たるんだ感じの皮と大きな足が魅力的です。

     肉球見てみたい!

     ガオーとか吠えてる獅子が、首に鈴を付けてるっていうのが微笑ましいです。

     
EVERYTIME YOU GO AWAY  ホール&オーツ






     


    アフレコは西村晃さんで。

     
西村晃 「旅情」解説






     

     アフレコは名古屋章さんで。

     
エスケープラーメン






     


     こんな髪型してる奴、高校のクラスにいました。

     
Three Times a Lady  コモドアーズ






     

     「凛」という言葉がぴったりな雄姿。

     走りっぷりを拝ませて頂きたい。

     
ジャングル大帝 弘田三枝子


                           2011年8月24日






     


     「凛」の対極。

     
Don't Worry Be Happy  Bobby McFerrin








#313  じしょいそくおう  ~ in harmony


毎年8月15日は鎮守の社熊野神社さんのお祭りです。

今年も盛大に子供みこしや抽選会が行われ、

私がお世話になっているいちょう少年剣士会も、

恒例の剣道奉納試合に参加させて頂きました。


保護者の皆さんが協力して、境内の一画をならして試合場を作り、

その周りに、子供たちが座るためのござを敷いて準備完了。

同門の対決を控え、緊張と興奮の子供たち!

でも、その前に、はやる心を鎮めて、社殿の前に一同整列し、

宮司様より御祈祷していただきました。

すると突然パラパラと雨粒が・・・。

雨脚を気にしつつも、神事は進められ、剣士代表が玉串奉奠、

その後、宮司様よりお話をいただきました。

そのお話は心に残るとても印象深いお話でした。


「今年も剣士会のみなさんの元気な顔を見る事が出来てとてもうれしく思います。

そして、みなさんがこれから奉納して下さる正々堂々気合いのこもった試合に、

神様もたいそう喜んで下さる事でしょう。

さて、我々人間は、自然の中で生かされています。

今、こうしている時も雨が降ってきましたね。

この雨も私たちにとってかけがえのない存在です。

今から外で試合をすることを考えたら、

今この雨は、みなさんにとって不都合な雨と感じられるかもしれません。

でも、雨が降った時には、雨が降った時なりの奉納試合のありかたがあるはずです。

もちろん、天気の好い日には、天気の好い日なりのありかたがあるでしょう。

そのような事を、ちょっと難しい言い方ですが 「じしょいにおうずる」 と言います。

みなさんぜひ、剣道を通じ、しなやかで強い心を養って下さい。

元気な試合を楽しみにしています。がんばって下さい。」


「はい!」


という元気な子供たちの返事が雨を止ませたのか、

日本剣道形奉納の際には、青空が顔を出し、

試合場は適度な湿り気をおびてベストコンディションに!

その後私も子供たちと共に気持ちよく稽古させていただき、いよいよ奉納試合!

同門同士の試合はいつにも増して白熱したものに。

中には

「この元気がこの前の試合で出ていたら・・・」

と、溜息の親御さんも。


さて、試合が終わり、

私は宮司様に 

「じしょいにおうずる」

について伺ってみました。

恥ずかしながら初めて耳にする言葉でしたので、

どのような字で綴るのかと思えば、

「時所位に応ずる」

別の言い方をすれば

「時所位即応」

との事。

英語の Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)と似ている様な感じがしますが、

「時」の中には 時間 と 場合(状況) の両方の意味が含まれているのではないかと思われます。

同じく「所」も 場合(状況) を内包した 場所 という意味をあらわしているように感じます。

それでは 「位」 は?

単純に考えれば 「くらい」 や 「重要度」 となるのでしょうが、

宮司様が子供たちに語られた場面での意味は 「立場」 や 「能力」 というような事ではないかと思います。


外での試合の前に雨が降ってきた。

その雨に、うろたえたり、がっかりしたり、あきらめたりする事なく、

その雨を受け入れ、その上で、子供たちを指導する立場にある者と、保護する立場にある者が、

それぞれの子供たちの適応力や健康状態、心理状態、周囲の状況などを総合して最適なあり方を模索する。

そうやって導き出されたあり方は、たとえそれが当初の予定と違っていたとしても、

きっと、おだやかで、なごやかで、意義深いものになるはず・・・

という事でしょうか。


自然への敬意と、物事の捉え方を学ばせていただいた一日でした。

この、時所位即応というあり方、仏教の 中道 や 禅語の 和敬清寂 と合わせて考えてみるのも

興味深いことだと感じます。



時所位に応じ、雨上がりの青空の下で奉納された試合は、激しく、勇ましく、意義深いものとなりました!

悔しくて泣いてる子もいたりして・・・。

                                   2011年8月17日







        









         上々颱風 いつでも誰かが











#312  お盆  ~ with love






        




                                     2011年8月16日







            








               Natsu Yasumi 









#311  静寂  ~ Summer time




        やさしさに包まれたなら 植村花菜+押尾コータロー






      
















      
















      
















      
















      
















      
















      
















      
















      
















      
















      
















      
















      
















      









                                 2011年8月13日












#310  夏の午後  ~ Music in the air









               Smile/Ann Sally  
















#309  盛夏  ~ Spirit in the Air






        
















        
















        
















        
















        
















        
















        
















        
















        
















        
















        
















        
















        
















        
















        
















        
















        
















        
















        







                                     2011年8月8日








        






          George Winston








#308  おかげさま  ~ Message to us


空腹は最高の調味料。

「知りたい」 と思った時こそ 「知る」 好機。

お腹が空いていないのに無理矢理食べさせられるのが苦痛なように、

興味が湧かないうちに自身に向学を強要するのは、

後に芽生えるかもしれない好奇心の芽を摘み取ってしまうかもしれないので、

お腹が空いた時(興味が生まれた時)に食べる(学ぶ)のが良いと思っています。


さて、

三重県での納入の帰路、

伊勢神宮にお参りさせていただきました。

初めての事でした。

そして、

最初にくぐった宇治橋鳥居を、参拝を終えもう一度反対側からくぐった時、

最初にくぐった時には全く無かった 「知りたい」 が、頭の中に生まれていました。

お腹も頭も、行動した方が活発に働く様です。


一番の 「知りたい」 は、式年遷宮に関してでした。


御正宮をお参りさせていただいた後、

団体の皆さんにつかれたガイドさんの説明を知らんぷりして聴いていたのですが、その中で、

「遷宮のあと、解体された材料は、2本の柱を除いて全国の神社に払い下げになります。」

という個所に 「!」 。


遷宮というシステムに関しては漠然と知っていました。

そして、不敬な事に、漠然と 「なんかもったいない」 と思っておりました。

ところが、前述のガイドさんのお話・・・

単純に 「へ~ そーなんだー また使うんだぁ~」 と思いました。

その事を出発点として、来た道を戻りながら 「何故のシステム?」 に思いを巡らせると、

これは、自然を保護するアイデアなのでは(推測)とも思えてきたのでした。


使用可能な用材を確保するためには、大変な時間がかかる。

単純に樹齢300年の木材を使用するためには、乾燥の期間を含めて300年以上の年月を要す。

仮に今回の遷宮で使う用材が310年前に誕生したものだとした時、

その時点で、その次の遷宮で使用する材料として 

310-20=290年 

という樹齢のものが育っていなければならない。

更に、その次の分として樹齢270年、そのまた次の分として樹齢250年、

そのまた次は230年、210年、190年、170年、150年、

130年、110年、90年、70年、50年、30年、10年。

そして、

今年誕生した木が使われるのは現在から300年以上も後の事・・・。

それだけの用材を確保するためには、それだけの木を育む用地を確保しなければならない。

すると、おのずとその生息地をとりまく自然環境を整える事が必須となり、結果、広範囲の環境が保全される。

そうやって建てられた社殿は20年の時を経て解体され、全国各地の社殿の用材として再生する・・・・・


「すごいよ日本人・・・」


感心しながら最後の鳥居をくぐり、右手に続く門前町を歩いていると、

目にとまった一枚のポスター。

そこには、


        



  ありがとう

  太陽に、光に、この星の温かさに、

  ありがとう。

  雨に、川に、きれいな水に、

  ありがとう。

  大地に、杜に、お米に、

  ありがとう。

  祖先に、父に、母に、私の命に、

  ありがとう。


  感謝するべきものに気づいたら、

  大切なものを守ることができます。


  この鳥居の向こうでは、

  二千年以上ものあいだ、

  感謝の心を捧げる祈りが

  続けられています。


と、記されてありました。



帰宅後、調べてみると、式年遷宮の明確な意義に関しては不明である事を知りました。

そして、推測されるいくつかの理由の内の一つに感動!

それは、


  建替えの技術の伝承を行うため!


匠の技術という側面だけではなく、山を守り、木を守る技術、

その技術の根底に流れる理念なども含めて伝承されてきたという事でしょうか・・・。


全く考えも及びませんでした。

                       2011年7月30日










            












                 
 いつも何度でも







#307  It's Time To  ~ Defying Gravity


30年前くらいに読んだ東海林さだおの漫画で、今でもおぼえているものがあります。


仕事帰りの主人公(独身サラリーマン)が八百屋の前を通ると、おいしそうなみかんが目に留まる。

サラリーマン氏、ひと山求めて八百屋のおじさんにお金を払う。

アパートに帰り、「デハデハ」 と早速一個目をいただく。

と、これがことのほか甘く美味!

彼は八百屋のおじさんに思いを馳せ、

「無愛想だったけれど、ああ見えて人格者」

と評価する。

調子に乗ってもう一個。

すると今度はものすごく酸っぱく、

「やっぱり因業おやじ」

と再評価。

そして、これでは後味が悪いからともう一個。

今度は甘くて

「やっぱりおじさんホトケさま」

勢いついてもう一個、

次は酸っぱく

「インゴー」

次は甘くて

「ホトケ」

次は酸っぱく、

「インゴー」

・・・・・・・・・・・・


と、そんな風に、

みかんを一個食べる度に、八百屋のおじさんに対する評価がころころ変わるといった内容でした。

八百屋の店先に立つおじさんの風貌と、主人公の頭の上のフキダシの中に現れる、

ホトケ と インゴー のイメージの対比が可笑しくて味わい深い一編でありました。


さて最近、情報リテラシーという言葉を多く耳にしますが、

情報があふれている今の日本で ホトケなのか インゴーなのか を判断することはとても難しいことだと痛感します。


とりあえず、一個のみかんという少ない情報で判断を下さないこと。

判断を急いで、その判断が産み出す勝手な妄想に振り回されないこと。

誰かが言った事を鵜呑みにすることなく、

誰かがプレーしているゲームのルールに巻き込まれることなく、

自分で考える姿勢が大切なことだと自戒します。


偏見や固定観念から解き放たれた世界を自分の内に持っている人には、

偏見や固定観念から解き放たれた世界が眼前に広がっているのでしょうねぇ~。


  よきも悪しきもよそより来ぬぞ 迷う我が身の心より 


再度自戒。

                                    2011年7月22日


    


    
at Zenrinzi Eikando




    Glee      ♪Pink Floyd







#306  18才  ~ She's Got A Way


必ずいるはずなのに、すぐに見つける事ができませんでした。

自分の娘なのに・・・


高3長女の吹奏楽コンクールの地区大会。

娘の学校の出番が来て、ステージ上でセッティングするメンバー。

あろうことか、私も妻もその中に娘の姿を発見出来ずにいました。

かけている眼鏡を斜めにして即席で度を強めたりしてもさがせません。

「まさか出てないの?」

そんな心配をしていると、ティンパニーの位置に就いたのが・・・・

「あれ? ん? ともちゃん?」

楽器のパートでいえば間違いないのですが・・・・・

どうやら普段おろしている髪を後ろで結っていたせいで感じが変わって見えたようです。

しかし、演奏が始まっても100%の確信が得られず、

いや、間違いないとは思いながら見ていたのですが・・・。


県大会へ進む事は叶いませんでした。

でも、父としては褒めてあげたい。

真剣に真摯に演奏する姿に、普段の様子からはうかがい知れない大きな努力の跡を垣間見ました。

それに・・

「俺が出来ない事をやっている。」


子供が親の事を全て知っているはずはなく、

親が子供の事を全て知っているはずもない。

それは言わずもがなではありますが、

知らない顔がどんどん増えていく事が、

うれしくもあり、

少し・・・ さみしくもあります。


いい演奏でした。

君のがんばりに心から大きな拍手を贈ります。

                    2011年7月17日



   






     栄光の架橋







#305  酒田さ行ぐさげ  ~ souvenir


股(まっかん)大根(だいご)の塩汁煮(しょっしるに)

塩(しょ~)しょぱくて食(くら)わんねぇー!



      ♪最上川舟唄



過ぎたるは猶及ばざるが如し。

しょっぱ過ぎるのは、塩気が足りないのと同じ事。

何事も いい塩梅 が大事ですね。

しかし、この いい塩梅 というのがなかなか難しいところ。

人によって違いますからねぇ~・・・

とりわけ味覚に関しては体調や季節によっても違いますし・・・

流行ってる食べ物屋さんは、個性を出しながらも、いい塩梅の捉え方が絶妙なのでしょうね。

それにしても・・・

食べられないくらいしょっぱい大根の塩汁煮って・・・

どんな味なのでしょう?

(以前から、この唐突な歌詞の流れに疑問を抱いていましたが、

コチラ⇒最上川舟唄考を拝読してナルホド!と思いました。

そんな艶っぽい事だとすれば・・・ すごくしゃれてます!ステキです!)


さて、
酒田(山形市から高速使って2時間ほど)のお客様におじゃました折に、

おみやげに頂戴したくるみ入り大福

これが私の中で大ヒット!



     




餅の食感、味、つぶ餡の甘さ、色合い、くるみの大きさ、数、いる場所・・・

過不足なし!

どれをとってもストライク!

何個でもいけそう!

夏なのに・・・。


酒田に行く楽しみが一つ増えました。

                2011年7月13日




        


         もちもち庵





      Always On My Mind







#304  虹をつかもう  ~ keep on lookin' to the East


夕方、そろそろギャラリーの戸締りをしようかと事務所の机をはなれた瞬間、携帯電話が鳴る。

誰かと思えば居間にいる妻からの家庭内通信(家族間無料!)


「東の空に大きな虹が出てる!」

「ほぉ!」


そんな短い家庭内通信を終え、

「こんな夕方に?」

と半信半疑ながら外へ。


すると、


空一面がオレンジ色に染まっており、

やっぱりもれなくオレンジ色に染まった蔵王山の方角に、

大きな、それは大きな虹が架かっていました。


「おぉ!」


私は、事務所からカメラを持ち出し屋根へ。


「すぐ暗くなって消えちゃう!」

「感度は? 露出は? シャッタースピードは?・・・」

「あ~ 精一杯広角にしても入りきらない!」


数枚をカメラに納める。


虹の彼方は・・・

太平洋。

                   2011年7月12日




    





        You & Me







#303  日々フェス  ~ 
make my own cassette tape


つちうるおうてむしあつし

あせほとばしりうっとうし


・・・・・・・・ふぅー 
( ̄Д ̄;;


そんなときは・・

ろっく! と そーる! と かよーきょく!



きあい!




A面

 ♪ToTo



 ♪Boston



 ♪Slade



 ♪Kiss



 ♪Cheap Trick



 ♪Styx



 ♪frank marino&mahogany rush




B面

 ♪Curtis Mayfield



 ♪Jimmy Cliff



 ♪Third World



 ♪Diana Ross & Marvin Gaye



 ♪Bobby Womack



 ♪Al Green



 ♪Otis Redding




C面!


 
大瀧詠一



 
GAO



 
鈴木 雅之



 ♪松田聖子&尾崎亜美



 ♪川村ゆうこ



 ♪EPO



 ♪アン・ルイス



                     2011年7月9日






         








#302  デイ・ドリーム・レシーバー  ~ open the curtain


  やさしい気持ちで目覚めた朝は

  おとなになっても 奇蹟はおこるよ

  カーテンを開いて 静かな木漏れ陽の

  やさしさに包まれたなら きっと

  目にうつる全てのことは メッセージ


荒井由美のやさしさに包まれたなら

調べてみると、この曲がリリースされたのはユーミンが二十歳のころ。

作詞や作曲がなされたのはそれよりも前だと想像すれば10代後半。

10代後半にして、自分が変われば世界が変わる事を知っていて、

それを、平易な言葉と魅力的なメロディーに変換し、

しかもそれをより多くの人々に届ける事が出来る才能。

驚嘆します。


さて、

お寺さんも、心のカーテンを開いて一歩踏み入れば、

そこで目に映る、鼻に香る、耳に響く、心に薫る全てのことはメッセージ!

お寺さんはメッセージに溢れた空間です!!


山号や寺号に込められたメッセージ。

お庭の草木の種類や配置に込められたメッセージ。

伽藍の配置、柱にかけられた聯や床の間にかけられた御軸に記された言葉、

仏具の名称、その用途、御仏像の構成などなど。

まさしく、目にうつる全てのことはメッセージです。


その中でも御仏像は、大きさ、印相、御面相、持物(じもつ)、色彩、ポーズなど、

造形に込められたメッセージ満載のTheメッセンジャー!


例えば、とってもコワイお顔の不動明王様。

火焔の光背を背負い、筋骨隆々、右手に剣、左手には索を持たれ、

大きな目で睨みつけるお姿は大変な迫力があります。

近寄りがたいと感じられる方もおられるのでは・・。

しかし、ひとたびこのお不動さまのメッセージを知ると、途端にコワイお顔が

なんともお優しい有り難いお顔に感じられるようになります。


西村公朝さんの仏像の声という本の「不動明王の形と心」という部分に、

詳しくお不動さまのメッセージに関しての説明があります。

お不動さまの頭の上に蓮台がある理由。

右手の剣、左手の索の意味。

剣が諸刃であるわけ。

大きく見開いて引き裂けそうな目に映っているのは・・・?


こんな名著がなんと1円(送料込251円)!!

奈良や京都の有名寺院のみならず、

御自身の菩提寺における様々なメッセージをキャッチするための投資としては・・

プライスレス!

けっして
アマゾンのまわし者ではございませんが・・・・

                                       2011年7月3日





       




               荒井由実







#301  情 熱  ~ Hawaiian breeze


テストを終え、ほっと一息の中3次男。

帰宅後間もなく次々にやって来た男ども約10名。

玄関には埃まみれの誇り高きシューズが勢ぞろい。

せまい部屋でゲラゲラ ガヤガヤ何をしているやら・・・。

ふと、自分が中3だったある日の事を思い出しました。


それはやはり、1学期のテストが終わって早上がりの事。

よく晴れた日だったのをハッキリと記憶しています。

その日は朝からクラスの男子のほとんどがソワソワと浮足立っており、

教室は、早くテストが終わり、早く自由の身になりたいという空気に満ちていました。

「おぅ! はらだも行ぐんだべ? 帰ってメシ喰ってチャリで集合な!」

休み時間、希望に溢れた輝く瞳で参加を確認する腫れ目のM。


テスト終了。

男子一目散に帰宅。

昼ごはんもそこそこに、それぞれが自転車で目指すは学区の一番はずれにあるSの家!

かくして、共稼ぎで両親不在のS宅に集結したバカ男子、その数なんと20名。

中3男子の秘めた情熱が充満したせまい空間は妙なテンション。

ほどなく、クラスで一番小さく、一番幼い、この家の住人であるSが、

普段とは違ったちょっと威張ったような口調で、

でも声変わりしていないかわいい声で、

「みんなそろったみたいだから そろそろ見てみる?」

と、我々に開会を促す。

我々はいつになく謙虚な態度で 「それではよろしく」 のまなざしをSに送る。

すると小さなSは慣れた感じで、背の高い洋服ダンスの前にテーブルを移動させ、更にその上にイスを載せる。

Sはその上に乗ってタンスの上をガサゴソと手探りで物色。

そして、

「これだ!」 といった感じで、かなりくたびれた紙袋を我々の前に差し出す。

一同 「おおおおおおおおおおおおーっ!」

中には手を合わせ拝む者まで・・・・・。

その時の我々には、その紙袋が光を放っているように見えていたのかもしれません。


さて、光の正体。

それは、Sのお父さんが社員旅行でハワイに行った際に購入し、

知ってか知らずか(まぁ当然知っての事でしょう・・・)日本に持ち込んだ外国製図画(とが)。


それが、

高校受験を控えたその時の我々にとって有害であったか否か・・・・・。

はたまた、

もしかすると有益だったんじゃないの?・・・ という可能性を模索する余地はあるのかないのか・・・。


まぁ そんな事 今となってはどうでも良い事・・・・・・・・・・

ですが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・ん?  あれっ! 今日うちに来たキミたち・・・ キ キミたちまさか・・・・

                        2011年6月30日





      






           THE BLUE HEARTS







   おしらせ


当ホームページ 「お姿の御案内」 の 「最新のお姿」 を更新致しました。

たくさんの写真をアップしておりますので、ぜひご覧ください。


■こちらからご覧いただけます。 →  「お姿のご案内」



                       2011年6月吉日





              










皆様の「日々コレ」をお寄せ下さい! ~ 
gimme some lovin'


皆様が日頃「いいナー」と感じておられる事や、お気に入りの物、大好きな人などをご紹介下さい。

随時このコーナーで「皆様の日々コレ」として掲載させて頂きます。

写真の添付も大歓迎です。

お名前はペンネーム、イニシャル何でも結構です。

出来れば所在地(県や市)などもお書き添え下さい。

出来るだけ原文のまま掲載させていただきたいと思います。

採用させていただいた方には当社謹製オリジナルポストカード5枚セットをプレゼントいたします。

以下のメールアドレスでお待ちしてます



 info@jigamidai.com



      






コレクター:1963年生まれ 男性 仏像彫刻原田専務